3月15日の夜に新国立劇場で、オペラ「ホフマン物語」を見る。長い作品で、2回の休憩30分があり、午後6時30分に始まり、カーテンコールが終わったのは10時30分頃だった。3月13日からマスクなしでもよくなったので、観客のマスク比率をざっと眺めたが、まだ9割ぐらいがマスクをしていた。マスクなしはまだ少数派だが、カーテンコールでは、「ブラボー」などの掛け声も結構あったので、しばらくすればマスクなしが増えるのではないかという印象。
観客の入りは薄く、7割程度の入り。作品としては結構面白いと思うのだが、フランス物のためか、キャストの関係かわからないが、満席にならないのは寂しい。
主役のホフマンと敵役リンドルフは外国勢だが、女性陣は日本人で固めており、主役のソプラノ3人の競演、メゾのミューズ役が活躍した。女性陣ではオランピア役の安井陽子が素晴らしい歌唱で観客を魅了した。このところ優れた歌唱を聞かせていたミューズ役の小林由佳だが、今回はフランス語ということもあり、苦戦の様子。外国の男性陣では、バス・バリトンのエギルス・シリンスの歌唱が抜群の輝きだった。
オーケストラはマルコ・レトーニャ指揮の東京交響楽団で、美しくは聞かせたが盛り上がりを欠いた印象。演出はとびぬけて突飛なものではないが、結構現代的にアレンジしてあり、全体としては昔の表現主義的美術を彷彿とさせた。第一話のオランピアの場はポップな美術で、第二話のアントニアはダリの絵のようなムード、第三話のジュリエッタは、懸命にイタリア風というかヴェネチア風をやろうとしていたが、ちょっとごちゃごちゃしただけの印象を受けた。
長いということもあり、退屈しないように10人のダンサーを入れるなどして演出にも工夫を凝らしてはいたが、何となく盛り上がりに欠けた印象で、今一つの出来だった。
遅くなったので、レストランは諦めて、自宅へ戻って軽い食事。キャベツのサラダ、ソーセージ、チーズなど。ボルドーの白。
観客の入りは薄く、7割程度の入り。作品としては結構面白いと思うのだが、フランス物のためか、キャストの関係かわからないが、満席にならないのは寂しい。
主役のホフマンと敵役リンドルフは外国勢だが、女性陣は日本人で固めており、主役のソプラノ3人の競演、メゾのミューズ役が活躍した。女性陣ではオランピア役の安井陽子が素晴らしい歌唱で観客を魅了した。このところ優れた歌唱を聞かせていたミューズ役の小林由佳だが、今回はフランス語ということもあり、苦戦の様子。外国の男性陣では、バス・バリトンのエギルス・シリンスの歌唱が抜群の輝きだった。
オーケストラはマルコ・レトーニャ指揮の東京交響楽団で、美しくは聞かせたが盛り上がりを欠いた印象。演出はとびぬけて突飛なものではないが、結構現代的にアレンジしてあり、全体としては昔の表現主義的美術を彷彿とさせた。第一話のオランピアの場はポップな美術で、第二話のアントニアはダリの絵のようなムード、第三話のジュリエッタは、懸命にイタリア風というかヴェネチア風をやろうとしていたが、ちょっとごちゃごちゃしただけの印象を受けた。
長いということもあり、退屈しないように10人のダンサーを入れるなどして演出にも工夫を凝らしてはいたが、何となく盛り上がりに欠けた印象で、今一つの出来だった。
遅くなったので、レストランは諦めて、自宅へ戻って軽い食事。キャベツのサラダ、ソーセージ、チーズなど。ボルドーの白。
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