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振付のジリアン・リンが92歳で亡くなる

2018-07-03 14:11:20 | ダンス
ニュースを読んでいたら、7月1日に振付家のジリアン・リンが亡くなったとのこと。イギリスの振付、演出家なので日本ではなじみがないかも知れないが、「キャッツ」や「オペラ座の怪人」の振付家で、「オペラ座」の映画版の振り付けも担当した。

もとはバレエ畑の人で、今でいうロイヤルバレエの前身のサドラーズ・ウェルズのバレエ団に所属していた。デビューは第二次世界大戦中で、当時は「眠れる森の美女」のリラの精とか、「ジゼル」のミルタ役を踊っていたので、それなりに優れた踊り手だったのだろう。その後もいろいろな舞台で踊っていたが、振り付けに転じるのは1960年代中頃から。

ブロードウェイでアンソニー・ニューリーの「ドーランの叫び」やイギリスのミュージカル「ピックウィック」の振り付けを担当した。テレビやオペラなどの演出や振り付けも担当して、映画版の「心を繋ぐ六ペンス」も振付けている。

その後名前がよく知られるようになったのは、「キャッツ」や「オペラ座の怪人」の振り付けを担当してから。21世紀に入ってからも活躍していたが、7月1日にロンドンで亡くなったとのこと。ロンドンの劇場では彼女の死を悼んで、1分間の消灯を7月2日に行ったらしい。

久しぶりに「心を繋ぐ六ペンス」の踊りを見ようかと思った。

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