2019年8月に出たばかりの「ネコもよう図鑑」を読む。副題には「色や柄がちがうのはニャンで?」とある。全編カラーの写真が豊富な本で約110ページ。
どんなことが書いてあるのかと読んでみると、生物学の専門家が書いた本で、遺伝子によって猫の模様が変わるということが書いてあり、その遺伝子について詳細に説明されていて、最後には遺伝子当てのクイズまでついている。久々に高校で習った生物学を思い出す。
この本によると、猫の毛は白、黒、茶、アグチ(一本の毛の途中で茶と黒が出る)の4種類しかないと書いてある。そうして、毛の分布の方は、各色の単色(4種類)と、ブチ(白とそれ以外の二色なので3種類)、二毛(白のない二色の組み合わせだが、黒とアグチの組み合わせはないので2種)、三毛(二毛の組み合わせに白を組み合わせた2種)ということで、全部で11通りのパターンに分類できるらしい。
読んでみるとニ毛で黒とアグチの組み合わせのない理由や、四毛全部の組み合わせがないことが気になるが、その理由は述べられていない。こうした組み合わせはオスとメスの染色体の組み合わせや、優勢遺伝子か劣勢遺伝子なのかにより決まるので、それを詳しく考えて行けばあり得ない組み合わせも解明できるのかも知れないが、専門家ではないし、組み合わせを書くのが面倒だったので、考えなかった。
このほかにも、色を薄くする遺伝要素がある。ブルーといわれているロシアン・ブルーなどの猫は、クロネコの色が薄くなっただけらしいことを知った。また、オッド・アイと呼ばれる左右の眼の色が異なる猫は、片耳の聴力が失われていることが多いらしいことを知った。
まあ、科学的な説明もあるが、いろいろな猫のカラー写真を見ているだけでも楽しい本。
どんなことが書いてあるのかと読んでみると、生物学の専門家が書いた本で、遺伝子によって猫の模様が変わるということが書いてあり、その遺伝子について詳細に説明されていて、最後には遺伝子当てのクイズまでついている。久々に高校で習った生物学を思い出す。
この本によると、猫の毛は白、黒、茶、アグチ(一本の毛の途中で茶と黒が出る)の4種類しかないと書いてある。そうして、毛の分布の方は、各色の単色(4種類)と、ブチ(白とそれ以外の二色なので3種類)、二毛(白のない二色の組み合わせだが、黒とアグチの組み合わせはないので2種)、三毛(二毛の組み合わせに白を組み合わせた2種)ということで、全部で11通りのパターンに分類できるらしい。
読んでみるとニ毛で黒とアグチの組み合わせのない理由や、四毛全部の組み合わせがないことが気になるが、その理由は述べられていない。こうした組み合わせはオスとメスの染色体の組み合わせや、優勢遺伝子か劣勢遺伝子なのかにより決まるので、それを詳しく考えて行けばあり得ない組み合わせも解明できるのかも知れないが、専門家ではないし、組み合わせを書くのが面倒だったので、考えなかった。
このほかにも、色を薄くする遺伝要素がある。ブルーといわれているロシアン・ブルーなどの猫は、クロネコの色が薄くなっただけらしいことを知った。また、オッド・アイと呼ばれる左右の眼の色が異なる猫は、片耳の聴力が失われていることが多いらしいことを知った。
まあ、科学的な説明もあるが、いろいろな猫のカラー写真を見ているだけでも楽しい本。