アンコール? ~奥多摩湖&松姫峠

2010-07-30 23:21:00 | オートバイ春夏秋冬

朝5時の奥多摩湖。山肌を覆っていた霧が雲になって立ち上ってゆく・・・


 三連休から五日後の土曜日(明日になると、早いものでそれから一週間が経過したことになります。ハードな週を何とかこなせて、ひと息ついたところでしょうか。明日はまだ仕事だけど、日曜日の休日にどこに出かけようか思案中)。活動を始めたクルミさんを目覚まし時計代わりに3時半に目覚めると、まだほの暗い4時に家を出ました。強烈な太陽が目覚める前に目的地に着いてしまおうという魂胆です。

 あっという間に奥多摩湖に着いたのですが、JR奥多摩駅から奥多摩湖まで連続するトンネルのうちのどれか一つを通過した際に、背筋がゾッとする怖い体験をしました。特に霊感が強いわけではなく、何かを見たわけでもでもないのですが、背筋が凍ってしまったのです。トンネルの中はどれもひんやりと湿っていて寒いくらいだったのですが、あのときのあの鳥肌は一体何だったのでしょう?


 さざ波も立たない静かな湖面に山々の深い緑と雲が写りこんで刻一刻と表情を変えてゆく(左写真)。ニコンのプロ機を三脚に取り付けたアマチュアカメラマンのシャッター音だけが鳴り響く・・・だけなら良かったのだが、路肩に停めたアオガエル君(右写真)の前方にロードスターが停まっていて、アベックがエンジンをかけたままカーステレオからシャカシャカと耳障りなノイズ(音楽なのだけど、ヘッドフォンから漏れて聴こえてくる音のように不愉快)をかなりの音量で流していて、静かないい雰囲気が台無しに・・・。車に乗っているならまだしも、車外に出ているのだから、訳がわからない。彼らにとっても、BGMなしの方がより雰囲気が高まるような気がするのだが、余計なお世話か?


(左)奥多摩湖でひと休みしてから、一気に松姫峠に向かったが、峠道の真ん中に横たわっている動物と遭遇。ハクビシンだった。害獣として駆除される動物だけれど、だから交通事故に遇っていいわけではないだろう。路肩に運んで森に還した。死後硬直していたのに、ほのかに体が温かく哀れを誘った。実はこの四日間で、交通事故にあった動物を3匹も見かけている(いずれもソロツーリング中)。そのうち2匹は猫・・・。早朝の道路を無造作に横切る猫を何回も見かけた。皆さまも、猫はいきなり飛び出してくるものと考えて、狭い道でのスピードの出し過ぎには注意してくださいませ。
(右)松宮峠先の眺望の良いところで山々を背景に記念撮影? たった250ccなのにアオガエル君は実に良く走ってくれる。ルックスもいいじゃない? 


 この日は走らなかったが、松姫峠を越えて大月に至る場合は、峠道を一気に下っていく(画面中央下の道が見えるかな? ジェットコースターの一番高いところから見下ろした感じに少し似ている)。下りに入るといきなり、思わず声が出てしまうほどの絶景が目の前に現れるが、道幅が狭いため停車して景色を眺めることはできない。朝のせいか、霞が立ってかすんだ景色になってしまったが、くっきり見える日はかなりの迫力で迫ってくるので、これぐらいの方が恐怖心を覚えなくていいかもしれない・・・(続く)。