楽農piano協奏曲

一日一生。一日一笑。


裸婦像のモデルが記す作画秘話

2021年09月01日 | 文学
 8月15日放映されたNHK日曜美術館「無言館の扉 語り続ける戦没画学生」を観た。

昨年8月9日の再放送だったがその中で、

画学生日高安典と裸婦像のことにも触れられていた。






 無言館は1979年に開館された。


画面では館主の窪島誠一郎さんが語り始めた。

無言館に置かれ来館者が自由に記すことができる「感想文ノート」。

開館から2年後の夏裸婦像のモデルとなった女性が訪れ、ノートに書いた長文である。




「安典さん。日高安典さん。私来ました。とうとうここに来ました。

とうとう今日あなたの絵に会いにこの無言館にやってきたんです。

私もうこんなにお婆ちゃんになってしまったんですよ」

「だってもう50年の昔のことなんですもの 安典さんに絵を画いてもらったのは・・・」

から始まる文章だった。  

「安典さん、日高安典さん あなたが私を画いてくれたあの夏は

私の心の中で今もあの夏のままなんです」で結ばれていた。


 この番組を観てしばらくたって、この文章と

おおたか静流さんが歌う曲♪あの夏のままの入ったCDのあることを知り、

ネットで注文。昨日届いた。








♡第12回全国短歌フォーラムin塩尻最優秀賞 秩父市岡部すず子さん

「未完なる恋人の裸像初々し戦死の画家を待ちいしままに」


☆長野県コロナウイルス感染者数31日 62人 7878人
 
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