フィーゴ語録

Luis Figoのインタビュー、コメントを翻訳中

FIGO: "IO, L'INTER E LA MIA FAMIGLIA"

2006-08-28 | Weblog
フィーゴ:「僕、インテルそして僕の家族」

これはルイス・フィーゴの記者会見の概要の第3部である。

-フィーゴ、ファン・セバスティアン・ベロンが出て、ピッチの真ん中にあなただけが残りました、このことは想像力や予測できないことをもたらしましたか?
「そうは思わない。過去のシーズンのチームはベロンの存在と特性を最大限に利用していた。彼の持つ才能は全てのサッカー選手が有してはいない、しかし、大きなチームは一個人に頼ることは出来ない、なぜならこの人が上手くいかなかったり調子が良くなければ1年を無駄にしてしまう。今シーズン僕らにはピッチの中でチームに強みをもたらすことのできる個性がたくさんいる。僕らがただ1人のサッカー選手に頼れるとは思わない。重要なのはチームで良いプレーができるようなメカニズムを見つけること、そのあと結果はついてくるだろう」

-たくさんの人がこれはインテル“ガラッティカ”だと言っています。このことをどう思いますか?
「(編注:微笑む)“ガラッティカ”という言葉は好きじゃない、その後 あんまり、スペインではあまり良い扱いをされていなかったし・・・。勝った時は肯定的だけど、上手く勝てなかった時にはチームやサッカー選手をこき下ろすのに使うことができるんだ。だからこの言い方は使いたくない」

-あなたは今シーズンの6月までインテルと結んだ契約があります。あなたの願いはインテルへの残留ですか?
「今シーズンの終わりまで何ヶ月もある。第一に今年よくやりたいということ、次に僕だけの都合にはならないだろうということ。インテルに残留したいと言うことは出来る、しかし僕が言ったように全てが僕次第にはならない。現時点では、でも、それらのことは考えない。一番大切なことはここに居る僕の家族がどう思うか、そして僕はここが十分良いと言うはずだ」

-ローマを相手にプレーした凄い試合の後ですが、スパイクシューズを脱ぐという気持ちは延期されたと言えますか?
「(編注:微笑む)分からないよ。1ヶ月後にもそう言えると期待しよう」

-数日前にある外国の新聞上にあなたの言明が載ったことに関して、あなたはインテルの経験の後にイングランドでプレーしてみたかったということですが。どうコメントしますか?
「実際にはそうは言っていない。僕がイングランドでプレーしてみたかったかどうかを質問されたのは、それが僕の子供の頃の夢だったことを知られていたからだ。僕は夢は時に叶わないものだと答えた。これからイングランドへ行くことや家族と共に移動することは絶対に無いと思う。僕にとって大切なのは僕の為にたくさん犠牲になっている僕の家族なんだ。今は彼等がどこに居るのが良いのか彼等が決めるべきだ」


http://www.inter.it/aas/news/reader?N=34121&L=it

(2006/8/28付 Inter.it インテル公式HP:イタリア語版より翻訳)

*訳者より:
訳注:
「ガラッティカ」(galattica:イタリア語)=銀河、スター集団の意。スペイン語では「ガラクティコ」(galactico)
「スパイクシューズを脱ぐ」=原文は゛appendere le scarpette al chiodo”で直訳は「スパイクシューズを掛ける」、引退を意味する表現です。

「スペインではあまり良い扱いをされていなかったし・・・。」この発言の元になっていると思われる“ガラクティコ発言”に関してのスペインでの報道記事を見つけたので訳しておきました。↓
http://blog.goo.ne.jp/figolog/e/5589c02f119e9cb0b3e8c3efb0136d7c

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