あぜ道日記

田舎暮らしの中で、自然や季節の花々、時々お出かけを、写真で綴ります。

バラの咲く洋館(鳩山会館 前編)

2016年05月11日 | 旅行記

この春はバラの咲く洋館を、2つも見ることができました。

地元公民館のお出かけ講座で「目白界隈の近代文化」というのがあって、参加させていただきました。
目白は今年2月に日本女子大の広岡浅子展を見るため訪れた場所です。
ここに3か月後にまた来ることができるなんて、あの時は思ってもみませんでした。

旧古河庭園に続き、バラの咲く洋館の2つ目は、鳩山家4代の住まいだった旧鳩山邸、今では鳩山会館となって、一般公開されています。


この鳩山邸の歴史をHPから引用すると、文京区の音羽の丘に鳩山家の美しい洋館が姿を現したのは、関東大震災の翌年大正13年のことでした。

鳩山家は、衆議院議員の和夫(1856~1911)、総理大臣となった一郎(1883~1959)、外務大臣をつとめた威一郎(1918~1993)、さらに衆議院議員の由紀夫(1947生れ)、邦夫(1948生れ)、と四代にわたり指導的な政治家を生み育てました。
この洋館を建てたのは一郎で、ここを舞台に、戦後政治の画期となった自由党(現・自由民主党)の創設が計られ、また首相として決断した日ソ国交回復の下準備も行なわています。




門を入ってから、新緑が美しい上り坂を進んでいきました。









見えてきたのが音羽御殿と呼ばれていた旧鳩山邸です。









内部は撮影可能でした。
玄関を入って後ろを振り向くと、鳩の図柄のステンドグラスがありました。
鳩山の鳩は平和のシンボル、建物の色々なところに登場しました。









一郎氏が首相当時、この応接室が重要な政治の舞台になりました。
またNHKの朝ドラ「花子とアン」のロケで、葉山蓮子の実家で、兄から九州の石炭王との見合いを勧められた場所として、撮影されたそうです。
一番大きい椅子が一郎氏愛用ののもので、それ以外は自由にすわってもよかったです。









隣の部屋が食堂です。









庭に面したサンルームからは、バラの庭を見ることができます。









2階に上がる階段の踊り場には、五重塔と鳩を模したステンドグラスが光を受けてとても素敵です。









2階はもとは寝室でしたが、平成7年の修復で大広間になりました。
この部屋は一般の会議などに貸し出しされているそうです。









バルコニーに出て見ると、ここにも鳩が、鹿もいました。






次回はバラの咲く庭を紹介します。



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