あぜ道日記

田舎暮らしの中で、自然や季節の花々、時々お出かけを、写真で綴ります。

平林物産の視察

2017年11月02日 | 旅行記

先日ファーマーズクラブの視察旅行で、大多喜の平林物産を見学させてもらいました。
夫が毎年農機具展示会に行くと、いつも野菜の袋を試供品でいただいてくるので、袋を作る会社かと思っていましたが、ビニールハウスの材料やシイタケまでも栽培していまいた。

作業を見せていただきましたが、あっと驚く拍手を送りたくなるような方法で制作している様子を記録しておきたいと思います。


まずはまっすぐなパイプをハウスの屋根の形状に曲げてゆく過程です。
まとめて15本だったか向こう側で型に沿ってまげ、手前で束を作って結びます。









この形に添って曲げれば・・









防虫ネットなどをかけるときの支柱になります。お見事!









長い年月をかけて開発された機械だそうです。









ハウスの屋根のてっぺんをつなぐ部分の微妙なカーブです。なるほど!









ビニールハウスに使うビニールの最初の姿は幅4m。









4mのものを3つつなげて最大12m幅のものができます。
注文に応じて幅と長さは変えられます。
ビニールがくっつかないように使うのは食用のコーンスターチだそうです。
機械が動き始め、ビニールが下にどんどんたまっていき、必要な長さで止まるとカットしてできあがりです。









次は野菜を入れる袋の制作過程です。
袋にすでに品名など印刷してあるロール紙をセットします。
印刷の設備には莫大な費用がかかるので、よその会社でやったものがここに来るそうです。









ここで袋状に折って、圧着とカットを一気にやって出来上がりです。









びっくり、感心の連続ですが、更にシイタケの菌床栽培を見せてもらいました。
大多喜はシイタケの産地ですが、東日本大震災の放射線の影響で原木が使えなくなったのを社長さんが見て、菌床栽培で何とか町のお役に立てないかと始めたそうです。
これが菌床です。









かわいいシイタケがいっぱい顔を出していました。


コメント
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