たーさんの裏街道を行く!!

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たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 58

2007-04-01 | 上海回顧録



香港人のKと一緒に日本人クラブへ。

日本語と普通語が殆どの日本人クラブだが、シンセンあたりに行っていたチーママがいる店が数軒あるので、事前に電話を入れておくことにしよう。

「もしもーし、これから二人行くけどパーティルーム空いてる?」
「空いてるわよ。何人?」
「いや、二人なんだけど、香港人を連れてくんで、日本人の乱行ぶりはあまり見せたくないし。」
「いいわよ。使って。」
「それで、広東語喋る子がいたよね?」
「いるわよ。」
「じゃあ、あとで。」
「お待ちしてマース。」

Kは横で日本語の会話を聞いていて、しみじみ言うことには。

「なあ、たーさん。俺、たーさんが日本語喋ってるのって、そういえば初めて見たなあ。」
「んん、そうだっけ?」
「そうさ、あの何だっけ、香港の女の子、一緒に飯食いに行った・・・。」
「Fちゃんかい?」(香港編参照)
「ああ、そうそう。仕事のときもそうだけど、英語が殆どだし、チャイナ語かどっちかだろ?」
「まあ、そりゃそうなるわなあ・・・。」
「たーさん、やっぱり日本人だったんだな。」
「結構そういう言い方されると、傷つくなあ・・・。」
「ははは、ゴメン。たーさんには英語は随分教えてもらっちゃってるからね。感謝してるよ。」

そんな会話を交わしているうちに目的地に到着。
ここは、シンガポールの化粧品を製造している会社の社長も時折やってくる、中国人はあまり歓迎しないが、日本人だけではなく、日本をよく知る台湾人や、シンガポール人がお気に入りの演歌を練習しに来る店でもある。

いらっしゃーいませー。

ちと訛ったご挨拶のあと、ママさんが部屋まで案内してくれる。
防音はしてあるが、そこはかとなく中の様子が見えるようにしてあるのは、勿論公安対策だ。

広東語のできるチーママと会話ができるので、ご機嫌なK、しかも日式クラブ初体験とあっては、中国カラオケにいるときよりも興奮気味のようだ。お嬢さん達も暇なせいか、広東語の勉強がしたいの、ごっちゃりと集まってきて、日本語・英語・広東語・中国語がごちゃまぜで、わいわいがやがやと、会話が進む。 

うー、さすがに頭が混乱してくるなあ。

つづく。

 ご訪問有難うございます。

     

     

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