たーさんの裏街道を行く!!

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たーさんの裏街道を行く 大震災その3

2011-03-15 | 閑話休題


地震被害が深刻だが、さらに深刻だろうと思っているのが原発の問題。

枝野氏はまるで、東京電力のスポークスマンのような発表を繰り返しているが、現場の対応状況や改善状況が見えて来ないのは不安材料だ。
どこの局に登場する解説者も同じフリップで説明はするものの、どういった事象が危険水域なのか、具体的な話ができない皆さんばかりなので、もっぱら外国報道を見ていたのだが、3/12の今中教授のコメントが一番正鵠を射ているような気がする。

この説明を是とするなら、今回の事故はチェルノブイリまでの深刻さはないものの、スリーマイルよりも大きな事故であって、予断を許さないことになる。
現場の作業者や東電のことだから、何とか解決してくれるとは思うけれども、万万が一のことが起きた場合にどの程度の被害になるのか、分析してくれるところはないのであろうか?アメリカでは図面と付近の地図まで新聞に掲載して詳細がメディアで報道されているので、日本にはそんな力のある新聞社がないのであろうか??

いずれにせよ、一両日中に30キロを超える避難指示が出たときには、厳しいということなんでしょうかねえ・・・・?
ドン管首相、一番最初のコメントで原発は安全だとか、こいてなかったっけ?


「退避勧告、今後も見守って」
今中哲二・京大助教
2011年3月12日 22:26 日本経済新聞

爆発の報告を聞いたときは原子炉を覆っている最後の防護壁である原子炉格納容器が大きな損傷を受けた可能性を危惧したが、大きな損傷がないとわかり、ほっとしている。

1986年に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故のように、大量の放射性物質が外部に漏れ出すという最悪の事態はとり あえず避けられた。

核燃料が非常 に高温にならないと出てこないセシウムが外部で検出されていることから、燃料棒や炉心が溶融したのはほぼ間違いないだろう。原子力事故としては、1979年の米スリーマイル島事故の水準を超えた。スリーマイル島原発では炉心が溶融して放射能が漏れたが、爆発までは至らな かった。

核分裂を止めるホウ酸を原子炉に注入すると、もう原子炉は使えないが、格納容器の災害という最悪の事態を避けるためには仕方がない判断だろう。とにかく燃料を冷やす必要があるので、炉格納容器に海水を注入することも妥当な判断だ。

今後も微量の放射性物質は排出され続ける。避難指示は今後も守った方がよい。





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