当代人気絶頂のアーテイスト二人によるチェロソナタ。
キャッチでは、「炎が飛び散るかのような演奏!」と紹介された注目盤だが、このキャッチは大げさではないと思った。
当代の名手が丁々発止と渡り合いつつ、密度の濃い演奏を繰り広げていく様は痛快でさえある。
加えて、フランクのソナタは、原曲がヴァイオリンソナタなのだ。
馴染みの旋律が、チェロで出て来たのには少々驚いたが、これはこれで味があって良い。
収録曲
● フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ短調 FWV.8(チェロ版)
● ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
● ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
● ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
演奏
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
ユジャ・ワン(ピアノ)
録音
2019年4月11-13日 カナダ、トロント王立音楽院(ケルナー・ホール)
エラート WPCS-13824