去る3月9日に行われた第34回口頭弁論の報告が届きましたので、御参考に供します。
今回、被告の北電側から4通の準備書面が提出されたが、いずれも核心を突くものではなく、やれ、敷地断層問題については結論が出ていないとか、審査会の結論が出なければ当該原発は運転できず人格権侵害は起らないとか、まるで子どもだましのような弁明でお茶を濁す内容だった由。
裁判所は、本訴訟が提起されて以来10年にもなることから、審査会の結論とは別に、適宜、反論を行うよう促し且つ、各争点に関し判断が熟した時点で審理を終えたいとの意向を示し、弁護団は、これを評価したという。
尚、本訴訟の主たる論点は、北海道大学名誉教授小野有五氏の陳述で詳述されているので、ご参照乞う。