昨日午後のある老夫婦の会話。
夫:この前、机の引き出しから銀行のカードが1枚出て来たので、残高の確認をしてみた。
妻:それで?
夫:何と、7万5千円も残っていた。
妻:え~、やったじゃない。それってどうして?
夫:よくわからないが、たぶん、海外旅行へ行った時、予備費として10万円くらい持って行こうとその(都市銀行の)口座に入れ、少しは使ったがそのままになっていたのだと思う。常用している地方銀行のカードじゃダメ(海外では引き出せない)だと思ったんだ。
妻:フーン、良かったじゃない。ところで、他にはないの?
夫:昨年末のことだけど、ニセコ時代に使っていた地元銀行の口座は、千円を残して休眠させたはずだったけど、先日、これも気になって残高照会をしてみたら、7千円になっていた。
妻:どうして?
夫:通帳があったので記載してみたら、ニセコを離れた後、電力会社が敷地内に立てていた電柱の使用料を振り込んだものらしい。つまり、2~3年分をまとめて振り込むので、時差が生じるらしい。
妻:わかったけど、ところであなたは口座をいくつ持っているの?
夫:ネット銀行など、現在使っているものをいれるとxxくらいあるな~。
妻:いいけど、ちゃんとわかるようにしといてくれないと困るわよ~。
夫:ハイハイ。
蛇足:口座をめぐっては変なことがいろいろあったな。
例えば、子会社へ移ったら「出張旅費の仮払金を振り込む口座をつくれ」とか、ある銀行からは「ゴルフの会員権を買いませんか。当行に口座を作ってもらえば、購入資金は融資しますよ」とか。つまり、取り扱い高を増やすためと(返済金の取り扱いで)長期にその銀行を使わせようという誘いだったようだ。