エッ、中川さんって誰?
と小生も思いましたが、絵本「ぐりとぐら」の作者とご紹介すれば、ご納得いただけるのではと思います。
平凡社刊「のこす言葉」シリーズの1冊103頁。
既刊には、金子兜田太、野見山暁治、大林宜彦、中村桂子、三浦雄一郎、安野光雅、半藤一利、ルー ス・スレンチェンスカ各氏の「のこす・・・」がある。
巻頭言にある、
”もし「あなたの人生は幸せでしたか?」と聞かれたら、「はい、とても」 と答えるつもり。「どうして?」と聞かれたら、「本をたくさん読めたか らよ」と答えるでしょう”
という一文を拝見して、この本の内容がわかったような気がした。
戦争が終わって、不自由な生活から解放されるとともに、「岩波少年文庫」 との出会いが中川さんの人生を決定づけたと言う。ご一読をお勧めします。 (お勧め度:★★)