アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

九条の会

2015年10月17日 | ドラミング

ノーベル平和賞の候補にもなった「九条の会」。
全国に7,000以上もの「会」があるというからすごい。

近くの芸術文化ホールで地元(北広島市)の「会」が主催する講演会があるというのででかけてみた。

同ホール2Fの二つの部屋を合体した大きな会場での講演会。聴衆は5~60人ほどであった。

演題は、「戦争ができる国に住むということ~戦時体制は私たちの生活とともにある」で、先の安保(戦争)法案の成立に警鐘を鳴らすものであった。

講師は室蘭工業大学大学院の清末愛砂准教授。
阪大助手、准教授などを経て、現在、同大学院でDVや戦時・紛争下における女性への暴力などを調査・研究されているという。

安倍政権の一連の施策(NSCの設置、特定秘密保護法制定、武器輸出解禁、集団的自衛権の行使容認、安保法制等)は、憲法9条や13条を侵犯し、国民の平和的生存権を奪う戦時体制の確立を現実化するものである。

その意味で、今、日本は重大な岐路にたっていると言わざるを得ない。

憲法を順守しない国家権力は、すでにその正当性を失っている。主権者たる私たち国民ひとりひとりが、市民的不服従の態度を持ち続け、次の選挙でこの政権を退陣させようと訴え、共感を得ていた。

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