今年4月頃、芥川賞作家の吉田修一氏が出した「路(ルウ)」いう小説を読んだ。
台湾新幹線の建設にかかわる商社を中心とした人間模様を描いた物語だったが、とても面白く読んだ。
そんなことから、機会があれば是非、台湾の新幹線にのってみたいと思っていた。
勿論、この新幹線は日本のそれを輸出したものだから列車そのものは同じだが、台湾という亜熱帯の風土にどう溶け込んでいるか興味があった。
ただ問題は、その目的だけで行くのは億劫だし、また、(特に、老夫婦が)個人で出かけるのは難儀なことで、やはりツアーがあればそれに便乗したいと思っていた。
そうこうする内、ビジネスクラス+豪華ホテル+新幹線というツアーが阪急交通(北海道)から発売されたので、これに便乗することにした。
9月29日、チャイナエアーで台北に入り、その日の内に台中まで移動。
翌日、高雄まで南下。10月1日に、高雄から台北まで新幹線で移動。2日帰国というあわただしい旅をして来た。
それにしても、やはり新幹線は速い。
台北から1日半かけて南下した高雄から台北まで約340kmを、1時間36分で台北へ戻った。(運賃は、約6,500円)
これは、高雄(左営)駅の新幹線ホーム。
乗車まであれこれ手間取り、発車時刻真近かになって乗り込んだものだから、車両先頭部の写真を撮ることができなかった。(という訳で、座席配置も含めネットから拝借)
チケットは、こんな形をしている。サイズは、50H X 85W(mm)。
車両は700T系で、日本では99年から導入されている第4世代。時速300kmで走る。台湾の場合、線路脇の防音壁が日本に比べかなり低いせいか、走行時の騒音が少なく、また、揺れもなく快適な乗り心地だ。台湾の西側の比較的平坦な大地を新幹線は疾駆する。
ちょうど、昼時になったので、旅行会社から差し入れられた「駅弁」を食べたが、残念ながらおまり美味しくなかった。
いずれにせよ、日本生まれの技術がこうした形で(海外で)活躍しているのは喜ばしい。目下、米国への売り込みもしているようだが、何とか実現して欲しいものだ。
3日ほど旅行で留守にしていたら、拙宅西側の林でお祭り(紅葉)が始まっていた。
ツタウルシや、本物の漆(2枚目)なのだが、いずれにしても、ニセコの秋の歩みは速い。
これは、玄関先の漆の紅葉。朝日を浴びて輝いている。
隣家の敷地のツタウルシも見事に紅葉している。
一方、秋は地表にも広がっていて、地面を這うツタウルシにホウノキの大きな枯れ葉がのっている。
こうして、ニセコの秋はスピードを増して深まっていく。
ツタウルシや、本物の漆(2枚目)なのだが、いずれにしても、ニセコの秋の歩みは速い。
これは、玄関先の漆の紅葉。朝日を浴びて輝いている。
隣家の敷地のツタウルシも見事に紅葉している。
一方、秋は地表にも広がっていて、地面を這うツタウルシにホウノキの大きな枯れ葉がのっている。
こうして、ニセコの秋はスピードを増して深まっていく。