休みだ。
忙しかった。
午後、極楽湯へ。
露天風呂に入ろうと。
若者二人が先に入ってた。
ああ~
いい湯だ。
風も少し涼しくなってきた。
聞くともなく、彼らの会話が耳に入って来た。
「・・・・・・なんで、早くても来年からかな、一緒に住むのは・・・・」
ふむ、
彼女との同棲について話してる様だ。
「・・・・・・だし、いつも一緒っていうのも、なんか違うと思うのよ。」
いや、いつも一緒に居るのが同棲だろう。
それが嫌なら、やめた方がいいんじゃない?
「ほら、俺って独りが好きだし、やっぱ、独りの時間って大事だと。」
じゃあ、やめた方がいいな。
喧嘩の種になる。
「だから、自分の部屋ってあった方が・・・・・」
同棲で2LDKとか借りるの?
だから、やめとけ。
「・・・・・・だからさ、お母さんとかお祖母ちゃんとか・・・・」
いや、だから、やめろよ!
「俺としたらさ、マザコンって呼ばれてもいいし・・・・」
お前、ホントは同棲したくないんだろ?
不毛な話が続く。
聞くに堪えん。
とっとと、上がろう。