夕方、給油に行った。
某激安セルフな。
プリペイドが残ってたんで。
給油機の前に立つと、
「レギュラー品切れ」
の張り紙。
柿本事件が脳裏を過ぎる。
この手の激安セルフは何故成り立っているかというと、
安いガソリンが存在するからだ。
この安いガソリンというのは、
決して粗悪品等ではなく、
一般のGSに納入されるものと変わらない。
では、何故安いのか、だ。
石油精製の過程では、
どの販売チャンネル、どこの地方に多くの需要があるのか判らない。
よって、精製の過程で余剰なガソリンが生まれる。
この余剰ガソリンも、そうそういつまでもストックして置けない。
何故なら、精製はスケジュールによって決められているので、
どんどんガソリンが精製されているのだ。
よって、この余剰ガソリン、
精製メーカーより無印として搬出される。
この時の価格が通常ルートより安く売買される。
それがメーカーの看板を掲げない、激安セルフのものとなる。
当然のように、
この手のガソリンが常に流通するとは限らない。
需要が多い時期は精製メーカー系に優先に納入される為、
余剰ガソリンは生まれない。
反対に、需要が低い時期は、
精製も抑制される為、余剰分は発生し難くなる。
件の激安セルフ店は、たまに閉店している。
ガソリンが間に合わないのだろう。
特に多いのは、今日の様な日曜日だ。
輸送が止まる所為だ。
これをみて、
柿本事件を乗り越えてきた我々は、
「やばいんじゃないの?」
って、気になってしまうのも致し方ない。
私も少しばかり不安を感じている。
プリペイドが残っているんで、
今のうちに使ってしまおう。
ハイオクでいいか。
給油機に向かい操作すると、係員が走ってきた。
「4番の人!電源同じだから、一緒になってしまうから!」
それしか叫ばないのだが、
まあ、状況は分かった。
恐らく、
レギュラーが品切れになったので、
ガソリンの供給システムを変更しているのだろう。
その為、一機の給油機で同時に給油出来ない設定なのだろう。
この給油機は3番4番の2系統だ。
ならば、
そういう張り紙もあっても良いのだが、
ここの係員、そこまで気が回らない様だ。
人件費の事を考えると、
ここのスタッフは賃金並みの責任レベルだろう。
充分なケアは出来まい。
隣の3番の人が終わるのを待って給油。
出来れば、今後の利用は控えたいので、
プリペイドを使ってしまいたい。
が、150円ほど余った。
仕方ない。
すぐに潰れはしないだろう。
後日、千円追加で使い切ろう。
昨今、様々なサービスが溢れている。
我々消費者も、いつまでもいつまでも受け身ではいられないのだ。
思う様なサービスを受けれないと、
直ぐに自分等の権利ばかりを主張する消費者が殆どだろうが、
それでは賢い消費者とは云えない。
クレームをつければそれで済むという訳ではない。
もっとクレバーでなければならない。
そろそろ(私の中での)需要期を抜け出る。
暖気も短くなるし。
遠方の激安セルフでなくてもいいか。
最近のセルフ店はフルサービス店と価格が変わらない。
自分で入れるか、入れないかの違いしかなくなっている。
ならば、
近所で使い易いトコでいいか。
激安店の往復で、結構なガソリンを消費してるしな。