青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

屋上遊園地 ~昭和の難波・髙島屋

2022-01-20 | 昭和・懐かしい大阪の風景

大阪・難波の髙島屋は、1932年に南海難波駅ビルのターミナルデパートとして開店した老舗。大丸・松坂屋・三越・阪急・阪神らのデパートが資本・業務提携で業界再編を進める中、今も独立系百貨店として日本3位の売上を誇っています。

僕が子供の頃は、休日にはよそ行きの服を着て、家族でデパートを訪れ、買い物を楽しんだ後は大食堂、最後は屋上遊園地という「定番コース」が大人気でした。昭和30年頃から、ポピュラーになったコースです。

以前にこのブログでも、阪急・阪神百貨店の屋上遊園地をレポートしましたが、この写真は難波・髙島屋の昭和33年(1958年)の屋上遊園地の写真です。

今やライフスタイルの変化などによって、屋上遊園地を観ることはほとんど出来なくなりました。屋上遊園地から本物の遊園地にデビューして来た僕の世代ですが、今は遊園地もどんどん閉鎖しています。新型コロナウイルスが無くても、子供たちが仲良く外で遊ぶ光景はゲーム機やスマホの普及によって消え去りました。世の中は何か間違った方向に、発展という名前で進んでいるように思えてなりません。

屋上遊園地で遊んだ思い出のある大人は、幸せだと思います。この観覧車は、2007年7月に撤去されました。



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