青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

教育現場=駄目教員と劣悪な環境!

2023-09-20 | 今を考える
公立学校教員の2024年度採用試験の志願者は全国で計12万7855人で、前年度から6061人(4・5%)の減少。何十年もの間、教員不足が問題視されています。
 
教員は採用された瞬間から「先生」と呼ばれ、平社員からスタートする会社員のようには、1から仕事を指示されて教え込まれません。育てられることがなく、ある意味競争がありません。教育現場はまるでブラック企業の現場のように言われていますが、本当にそうなのでしょうか?給与をもっと上げて、優秀な人材を集め、教職現場の在り方を効率化することを学ばせれば、もっと良い職場にもなるし、子供にとっても高い教育が受けることが可能になる余地があると考えます。
 
英語で言えば、英検1級を持っている英語教員はほとんどいません。英語を普通に話せないどころか、海外に行った経験もない英語教師がいかに多いか。「これを英語でどう言うの?」と高校時代に先生に質問すると、必ず僕は「授業と関係ないこと」だと教えてもらえませんでした。進学校なのに、答えることが出来る能力を持った教師がいなかったのです。
 
最悪なのは中学の歴史の教師でした。写真はローマ時代に築かれた水道です。
 
 
「このどこを水が流れているのか」を質問すると、「アーチの下に水が流れているだろう?」と言われました。「それは川じゃないですか?どこが水道ですか?」と更に訊くと、「アーチの下の部分が水門になっている水道だ」と。写真を教科書で見るだけで、何も学んでいない教師は授業中にそう言い切りました。
 
この建造物を上空から見れば分かりますが、そこを水が流れます。
 
 
これを見れば分かりますが、かつて水が流れた場所を人が歩いています。
 
 
何百キロにも渡って造られた水道は恐ろしい精度で高低差が付けられているので、水が流れていくのです。こういう古代ローマのとんでもない技術について歴史の先生が語ってくれていたら。
 
僕は中学~高校と、こんな知識のない、受験勉強で点数を取れただけの教師と数多く関わりました。これでは学生たちが本当に可哀そうです。目を向けるべきは教員の職場環境や志願者数ではなく、教員の質です。質を高める為には職場環境や待遇を見直す。それが当然の流れです。一旦教員になればほぼ終身雇用。未熟な若者を採用して放置するから、教育現場が腐敗してしまったのではないでしょうか?
 
更に職場においては、コロナ禍などを除いても、過剰な少数派保護やハラスメント等という難しい問題や、モンスターペアレンツへの対応など、教員には求められることが多過ぎる!「教員の子供への無償の愛情に支えられてのみ成り立っている現在の現場」では、優秀な人材が今後も継続して来るはずがない。問題が起きた時には解決の為に専門家がバックアップするなど、もっと教員が学問を教えることに特化出来るようにしないといけない。クラブ活動は外部からコーチを雇用しなければなりません。最後に子供の躾は親がするもので、学校の先生がするものではありません。
 
こんな劣悪な現場に、先生と呼ぶにふさわしい教員。一体全教員の何%いるのでしょうか?子供は国の宝、未来を背負う存在です。その子供を育てる教員には、もっと相応しい報酬・待遇、そして教師自身が学べる環境が必要です。
 


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