青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

彼岸花 ~毒はあるけど重宝された・・・

2019-10-01 | 日記

10月1日の大阪は最高気温が33度。観測史上10月の最高気温となりました。両親とのドライブで兵庫県三田に向かう途中、彼岸花が綺麗に咲いていました。(例年より少し遅いようです)

この花は有毒なので要注意。経口摂取すると吐き気や下痢を起こし、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもあるからです。そんな危ないモノが田んぼの近くに植えられているのには理由があります。ネズミ、モグラや害虫が寄って来ないからです。恐ろしいですね。

僕の両親は、この花を見ると戦時中のことを思い出します。「どんなことを?」- 知らない人は戦争体験をもう少し聞いておいた方が良いかも知れませんね。

この花はポキっとすぐに折れますから、10センチくらい掘らないと分かりませんが、実は球根です。両親は戦時中、この球根集めをさせられました。「なぜ?」- 球根に含まれている油を採集するためです。

「何のために?」- 飛行機を飛ばし、船を動かすためです。それほど油の一滴は血の一滴、開戦の理由になるほどだったのです。のどかな風景をただ眺めているだけでは、歴史は何も語りかけてはくれません。



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