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酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

尊重するが払わない?【JA共済はここまで悪質だ】

2006-09-02 16:04:11 | 怒っちゃうぞ系
【9/1】ここまで長かったが、やっと「示談の日」である。
嬉々として、『今日は祝杯だ~』と弁護士会へ向かう。
すでに審査委員3名の弁護士も相手JA共済も揃っていた。

弁:さて、被害者から示談の方法は問わないとのことなので、弁護士会の示談書を用意しましたが、これでいいですね。
JA:その前に、人身の裁判所基準額は他との公平性から自賠責基準でしか認めません。物損の110万は仕方がない、認めるということで。
弁:「はぁ?」今日の示談は受け入れられないということでしょうか?(じゃぁ今日は何のために出てきたんだよ 呆!)
準備された【示談書】が弁護士の手の中でパサパサ音を立てる。
もう笑うしかない状況である。頭がクラクラする。
『どうでもいいけど、今日何しに来たんだコイツ等。頭腐っとんのか?』
『持ち帰って、示談に異議がないということだから出席したんだろが』
『示談できないなら集まる必要もなかったのに、バカが』
『大体、弁護士相手に弁護士基準の計算額を平気で無視するなんて』

弁:(イライラしながら)まぁ、人身と物損を別々に示談することもできますから。せっかくここまで時間をかけたんですから物損だけでも示談したほうがいいと思いますが、いかがですか。
JA:物損は示談してもかまいません。ただ、査定協会の証明費用7350円は出せません。
弁:(苦笑^^;)あのぉ、前回の審査会で申したとおり認めるべき費用なんですがね。
JA:今まで認めたことがないので、物損事故担当者に確認しないと返事できません。(じゃぁ、オメエは何のためにここにいるんだよ!今すぐ確認しろよ)
弁:では被害者の方はどうですか?JA共済は認めないということのようなので、110万に対して7000円をどうしても必要だということであれば物損も示談できなくなります。評価損も受け入れていただいたようですし・・・
元々この弁護士は最初の相談で保険屋寄りの見解だった。
私:正当な必要経費だと思っています。(バカにすんな、こっちは折れんぞ)
(続く発言があると思ったのか、白々しい間の抜けた時間が過ぎた・・・)

弁:まぁ、必要経費ですがねぇ。金額の大小じゃないんですが、110万の7000円。
私:ええ、金額の大小ではないです。(言い放つ!)
弁:前回の審査意見には証明費用の取り扱いを考慮していませんでした。何なら今からこのことについて審査会の意見を決定して、それで判断してもらうということができますか?
私:もちろんいいですよ。審査お願いします。

別室での密談(審査委員会^^;)の後、3名の弁護士が戻ってきた。
弁:審査の結果・・・証明書費用は認めるという結論になりました。
(当然だ。評価損を認めて、それを証明する費用を認めないはずがない)
JA:認められるんですか。そんなもの今まで認めたことないです。
(・・・コイツ、やっぱりバカだ!)
弁:「今回に限っては」認められるということでご理解ください。
(この弁護士、やはり保険屋寄りに偏っているなぁ)
JA:今回に限って・・・認められるということですね。仕方ないかなぁ。とにかく今日は決めることができません。
(頭大丈夫か?普通に怪我の診断書費用を認めるのと同じだろが)
弁:で、やはり示談できないということですよね。
私:当然です。(何かおかしくないか?俺に言うことか?)
弁:では後日【審査の評決文書】を双方にお送りします。それで今回の案件は全て終わりということになります。
私:は?【日弁連の審査にJA共済は従う約束】ではないのでしょうか?
  従わないこともあるのでしょうか?
弁:お約束として【審査意見を尊重する】となっています。日弁連が審査意見を強制執行することはできません。紳士協定だから【尊重】はされるハズです。
JA:【尊重】はします。尊重した結果、認めるかどうかはここで約束できません。
バカバカしい。これ以上、意味不明な話されたらかなわん。
私:【評決文書】が届いたらすぐに次の行動に移ってもいいですよね。
弁:一応、評決までは裁判はやめてください。そういう規約になっていますので。
私:もちろん届くまではしませんが、いつになるのですか?
弁:今月末までですね。(おいおい、また1ヶ月待つのか^^;)

【評決書を握り締めて新たな戦いが待ち遠しい】

日弁連の審査vs【JA共済】

2006-08-22 19:05:01 | 怒っちゃうぞ系
親父の退院に続き、嫁さんの事故もなんとか落ち着いた。
2つともいい方向で解決し、残る問題は私の全損事故のみ。
今日は【審査の日】The Judgement Day である。
ベンゴシ会館ではJA共済のアホ面男女2名が会釈する。
『あのな、会釈するくらいなら真摯な対応をしろよ』と心の中で毒づく。

時間になり、弁護士3名が向かいに座り、こちら側の私とJA共済に説明する。

弁:いろいろありますが、今回の争点は「評価損」と「慰謝料・休業損」ということでよいですか?
JA:争点と言うより基本的な考え方で、レッドブックの価格が、云々・・・

弁:レッドブックはこちらにもあります。前回のお話の1,035,057円というのが主張ですか?端数の円単位の積算根拠は何ですか?
JA:端数は何だったかな。とにかく同等車の市場価格です。端数は知りません。
弁:あのぉ、103万円とはどこからの数字ですか?
JA:あれは何だったかなぁ。どこで見た価格だったか?(内輪でゴニョゴニョ)

ベンゴシ呆れて、こちらに聞いてくる。
弁:そちらに聞く話じゃないんですが、前回のこの金額はなんだったでしょう?
私:それは根拠もなくネット上の1台を参考に出された金額です。それ以上の金額は何が何でも出せないという主張だったと思います。
弁:そうですか。それは物損額が103万ということですよね。
JA:あ、いや、物損がどうとかより、新車が116万(あえて税抜価格で話すか普通^^;)の車を1年4月償却するからどうのこうの・・・(シドロモドロ)
弁:あ!もういいです。じゃぁ別室で3名のベンゴシで審査して金額を提示します。
JA:それを受け入れるとは約束できません!
『はぁ、ここにきて審査の意味がわかってないようだ^^;』
弁:(多少ムッとして)もちろん今すぐここで示談ということもあるでしょうが、双方持ち帰って検討していただくか、審査の行方では後日連絡ということもあります。
『本当に日弁連の審査は強制力があるのか』

・・・下へつづく

日弁連の審査vs【JA共済】 続編

2006-08-22 18:50:36 | 怒っちゃうぞ系
ドキドキしながら待つこと約10分・・・
ベンゴシ3名が戻ってきた。

「さて、弁護士会としての意見がまとまりました。いろいろ言いたいこともあるでしょうが、この案で示談という選択もあり、示談ではなくあくまで審査意見書として書面を双方に提示するということも選択できます。審査意見を出されるのが困るということがあれば審査の取り下げもできます」
つまり、日弁連としてはまだ示談を模索しており、あくまで審査扱いにしたくないのだ。

とりあえず日弁連の審査意見である。
【主文^^;】
1 慰謝料95,000円+休業損害
  (JA:慰謝料は規定の42,000円で休業認めない)
2 代車費用 0円
  (JA:追加の代車費用は認めない)
3 物損1,100,000円
  (JA:960,000円の修理費以外一切認めない)
その他は双方の認めるとおりで争いがない。
【説明】
1について
怪我で5日しか通院していないが、通院日を3倍したものと通院期間の短いほうを裁判所基準で算定する。この額は少ないことこそあれ、高いということはありえない金額である。
2について
被害者が代車で苦労したことは伺い知れるが、実損害(実支払)が発生していないので認めることはできない。
3について
JA共済の主張する時価額の車を取得する場合でも数万円の諸費用は当然必要である。また、被害者は実際に新車に買い換えたけれども、新車の買い替えを基本とすべきではなく中古車の費用が損害額となるべきである。
今回の金額の積算根拠は示せないが、少なくとも修理代で物損をまかなえるとは考えていない。いろいろなことを勘案して110万円を妥当な金額として提示した。

代車費用の扱いが不満ではあるが、私としては【してやったり!】である。特に評価損が考慮されているし、評価損が満額でない代わりを補うように慰謝料を増額して「決して高くない」と断じてもらった。
新車もろもろで150万円かかった車が1年少々で事故、せいぜい30万円の差額が我慢の限界だと主張してきた。
よって当初から120万円が最終防衛線だと考えていた。

元々JAの言い放つ96万円の修理費のみであっても、事故車売却で15万円+税金戻2万円の最低確保分は113万円となる。慰謝料規定分4万円を加算すれば117万円であり、被害者の怒りを放棄すればなんとかなる金額であった。
しかし、ベンゴシ達は被害者の正当な訴えとして、こちらの主張【評価損21.5万円】に対し、14万円は評価損分として提示し、さらに慰謝料を5.3万円上乗せ、休業損が1.5万円なら端数を合わせると【約21万円の評価損相当額】を獲得してくれたのである。
私はベンゴシの説明を聞きながら『うん、うん』と頷いていた。

気分を破るように、またしてもJA共済がベンゴシに向かってアホなことを聞く。
「ということは、【評価損】は認められていないということですね」
「違います。【評価損を認めている金額】ということです」
「評価損を認めるのですか。そんなことはしたことがない・・・」
「評価損は認めます!社内でうまく説明してください」
「では、弁護士さんも示談書に署名してもらえますか?それだと会社に説明しやすいので・・・」
このJA共済のオバサン、なんて面の皮が厚いんだ。およそ恥という言葉を知らない。
さらに、「じゃあ、被害者の方へは休業損害の用紙も送っておきましょう」とのたまった。

『あのな、よくそんな平気なことを言えるな!最初からそんな対応で用紙を送っていればこんなことをしなくて済んだんだぞ!JA共済は休業損害は認めないと言って無視したじゃないか!休業損害の書類は弁護士会に提出する!』
ベンゴシ・・・「まぁ、そういうことでウチに送ってください。双方とも示談のご検討お願いします」

うまくいけば次回9月1日に示談となる。
アホなJA共済は示談できないなんてこと言い出すかも。
そうなれば、【審査意見書】を提示されて強制的に従うことになる。
しかしJA共済(JA共済会?)の今日の発言では、【強制】なんておそらく知らないようだ。どうなることやら・・・sigh^^;

同じように【評価損】で保険屋と対決している皆さん、お互い最後までがんばりましょう!

あっさり謝罪した【損保じゃぱん】

2006-08-20 15:43:18 | 怒っちゃうぞ系
損保じゃぱんから【謝罪文】が送ってきた。
「損保じゃぱんが如何に不法行為を平然と行っているか」
「責められるはずのない被害者にどんな脅しを行っているか」
を自ら認めた証拠としてここに公開する。

【損保じゃぱん担当者の主張】
・「物損」扱いであっても、加害者が怪我をしたので「賠償責任」がある。
 (そりゃそうだ。過失分の責任はあろう)
・(警察は物損事故扱いだから)自賠責請求に添付する「事故証明」が取れないので、「事故確認書」(確かに私が事故で怪我をさせました^^;)を書いて欲しい。
・「確認書」を書いてもらえないのなら、被害者に対し「損保じゃぱん」が損害を請求する。
・加害者は「人身傷害保険」であるので、損保じゃぱんが治療費や慰謝料を払うことになり、それを被害者に請求することができる。

【ゲスのかんぐり】
「損保じゃぱんの客に対しては十分な支払いをしますので心配ありません」(その損害は「自賠責保険」から回収できるので当社の損はありません。)
しかし・・・
「むむ、確認書を書いてもらえないと自賠責から回収できない」
簡単にうまくいくと思ったのに、こんなハズじゃなかった。
何としても「確認書」を書かせないと丸々損害になってしまう。
「じゃぁ、あんたに払ってもらうからな!」
騙せないのなら脅してでも書いてもらわないことには・・・・

【謝罪文の読み方】
「事故当初からの経緯を十分把握しないまま突然連絡したことや・・・」
担当者は十分事情を知っていたけど、簡単に騙せると思って電話をしてみました^^;ってことか。

「【人身事故証明入手不能理由書】の記名捺印を任意にも関わらず強制するような言い方をしてしまったこと・・・」
物損扱いを主張して【入手不能】にしたのはそっちのお客さんだろが!
自分の都合で「人身事故」じゃないと言い張っておきながら、人身保険の請求ができないから、こっちに「事故の怪我」であることを証明せよとは何事だ。
自分勝手もいいかげんにせい!

「協力していただけない場合は、過失相当分を請求する。」
!!! これは明らかに恐喝である !!!
この時点で保険金の支払いは発生しておらず保険会社に請求権はない。
明確に代理交渉を拒否したにもかかわらず、請求交渉することは弁護士法違反か、若しくは根拠のない不法強要で恐喝にあたる。
そもそも自動車損害賠償法により、自動車事故の被害者にあっては自賠責保険に被害者が直接請求できる。自賠責上限を超過することのない今回の事故について自賠責範囲の損害を当方に請求することは『絶対に』できない。
相手側が自賠責に『請求できない理由』があるから正当に請求できないだけなのである。(過失割合過大で大幅減額されるし、物損扱いで人身証明取れないし)
もし、「事故確認書」などを書こうものなら、こんなふざけた保険屋に自賠責から全額支払われてしまうのだ。(減額すらされない)
ちょっと脅かして騙すだけで、保険屋はこんなに得をするのである。

「弊社担当者の不手際・不適切な発言に付きましては・・・」
確かに不手際である。
不適切な発言ではなく、明らかに法で許される範囲を超えた不法行為である。

今回の損保じゃぱんの対応は、担当者の日常的な不法行為が表面化しないために、客でもないたかが被害者ごときの要求どおり謝罪文を書いたのだと思う。

【損保じゃぱんは相変わらず平然と不法行為を繰り返している】

【損保じゃぱん】をねじ伏せる

2006-08-16 22:45:30 | 怒っちゃうぞ系
昨日の不愉快な電話の反撃を開始する。
まず、こちらの保険屋に通報、示談書をきちんと取るよう申し入れ。
「あー、人身と物損は違いますから、人身の示談書は難しいでしょうね。相手はどうせ請求なんてできないと思うのでほっておいてください」
・・・あのなぁ、こっちは気分が悪いんだよ。・・・
放って置くことでは腹の虫が収まらないのだ。
損保じゃぱんに一矢報いて、担当者を追い込まないと・・・

ネットで検索しても、損保じゃぱんのHPには苦情相談窓口がない!
そうだろう、そんなものがあれば怒涛のごとく電話がかかるだろうから。
そこで見つけたものは、損保協会の苦情相談だった。

ノリの軽いおっちゃん相手に苦情を申し立てる。
いろいろ話を聞いてくれるが、所詮天下りのおっちゃんのようだ。
「安田(損保じゃぱん)もセコイなぁ。そんな請求が通ることないのに、なにをそんなこといってんだぁ」
口調は完全なタメ口、相談窓口とは思えない会話が続く。
唯一得たものは、公開されていない損保じゃぱん本社の相談電話番号だった。

気を引き締めて昨日の損保じゃぱん担当者に電話する。
結局、あり得もしない話を押し通し、捻じ曲げた法律論を説明し、挙句にこちらへの電話を拒否すれば「それは約束できない」という始末。
ムカついたので事故当事者か法定代理人以外とは一切話をしない旨を伝えると、
「保険を支払えば、損害請求権が保険会社に移るので保険会社が直接請求できる」
『はぁ?幾ら治療費がかかって、保険を幾ら支払ったとかも説明されないで、損害賠償の債権が移ったなんていう主張が通ると思ってんですか?頭大丈夫ですか?』
「とにかく請求権があるので話を拒否するとかはできない」
『じゃぁ、幾ら保険を支払ったからそちらの損害額は幾らで、そのうちの2割の過失だから幾ら請求すると言われるのでしょうか?損害証拠の提出もなく、委任状も見せないで何言ってんですか。幾ら保険金を支払ったんですか?』
「これから保険金を支払うことになる」
『はぁ?昨日は医療費と慰謝料を払ったからその請求をすることになるが、それでもいいのかと言ったじゃないですか。保険を払ったと!』
「言っていない。払う予定だと言った」
『あのな、ふざけたこと言ってんじゃねえぞ!あんたの言ってることは恐喝だぞ。明らかに請求根拠のない不法請求じゃないか!』
「こちらには請求権がある。法律でもそう決まっている」
・・・アホかお前!保険屋の担当ってここまで頭の足りないやつばっかりなのか。
押し問答の末、とにかくこちらへは電話を一切かけないことだけ約束させた。

さてどうしようか。手持ちのカードは「本社の窓口電話」である。
損保じゃぱん本社のとっても愛想のいい相談担当は、こちらの言い分をきちんと聞き入れ、調査の上しかるべき立場の者から連絡させることを約束した。
さすが大手会社、きちんとした対応窓口である。なのになぜ末端担当は頭悪いヤクザばかり雇っているのだろう。

損保じゃぱんの事故センターの上司から連絡があった。
「本社からの連絡で調査したところ、お客様に不愉快な思いをさせて申し訳ありませんでした」
『不愉快なんてもんじゃない。腹の中が煮えくり返っている』
「申し訳ありません。今回の対応は社内で解決すべき問題で、お客様に強制するようなことはできないことです。あくまでも〔お願い〕ベースの話で、担当がお客様に請求するとかとんでもないことでした」
『でしょう。結局自社の損害を回収するために素人を騙して脅して・・・ハッキリ言って不当請求だと思いますし、恐喝だと思っています』
「社内で検討して、お客様にはご迷惑がかからないように処理しますので」
『当然です。こちらは今回不愉快な思いをしましたので謝罪を申し入れます』
「では、担当から謝罪の・・・」
『正直言ってあのバカとは話もしたくありません。文書で不当な請求をしたことを謝罪してください。会社名ではなく、個人名でもかまわないので』
「わかりました。検討して何らかの謝罪文書をお送りします」
謝罪文がきたらここで公開することにする。
また、自賠責から確認通知がくるらしいので、相手が圧倒的に過失が多く、自分が自ら物損を選択したことを丁寧に記載してやろう。現状でも減額は確実だから、きっと支払い拒否になるハズである。
損をこきやがれ、損保じゃぱん!

【弱者に対し、強者の理論で暴言を吐く保険屋担当は絶対許さない】

頭の足りない保険屋たち【損保じゃぱん編】

2006-08-15 23:25:08 | 怒っちゃうぞ系
一人でビール片手にいい気分の夕方・・・電話のベルが鳴る。
「損保じゃぱんですが、ご主人でいらっしゃいますか。奥様の事故の件で、相手の怪我の〔事実認定書〕という書類を書いていただきたいのですが。こちらで全部記入して用意してますからよろしくお願いします」
『はぁ、怪我の件って物損で人身事故にしなかったんじゃないんですか?』
「ですので、怪我をしたことは事実ですので認定していただきたいと・・・」
『人身なら全額自賠責でまかなえるでしょ?そっちで勝手にやってください』
「人身事故扱いではないので自賠責からではなく、今のところ当社の保険から支払われております」
『それで何をこちらに求めているのですか?』
「事実を認定していただかないと自賠責は支払わないので、そちらに請求することになりますが」
平然と何の臆面もなく言ってのける・・・
こいつもバカに違いない。どうしても素人は簡単に騙されるものだと思っている。

つまり、相手の入っていた保険は〔人身傷害保険〕であり、過失の割合に関係なく治療費等が全額支払われたようだ。
その費用は保険会社から支払われた損害であり、こちらに書類を一枚騙して書かせればその全額が自賠責から回収できるのである。(過失に関係なく全額支払われる)
こちらが怪我させたことは事実だろうから、2日の治療費等のうち2割の賠償責任はこちらにも可能性があるが、そんな額はたかが知れている。
保険屋はその2割を取るために言っているのではないのだ。
自分の客に対しては、いい顔作りでおそらく出せるだけの慰謝料等を支払っているハズである。
保険屋は、バカな素人はきっと簡単に騙すことができるから、どうせ損害は全額回収できると踏んでいるのである。
おそらく事故の相手もこちらの保険屋も知らない、勝手な行動だと思われる。
なぜなら、こちらの保険屋からは「円満解決のお知らせ」が届いて既に解決したことになっているのだ。
損保じゃぱんがいかに不正な行為を平然と行っているか。驚くべきことである。

『怪我をしたのなら人身事故扱いにしてくれと言ったのに、そちらが物損事故にしたんですよ。そっちの都合は絶対に認めませんから』
「じゃぁそちらに請求しますよ!物損にしようが人身にしようが相手の自由ですから!」
次第に乱暴な口調で相手に対する礼儀も知らない。ほとんど脅しだ。
『当然2割請求するということですよね。わかりました。債務不存在で徹底的に争います。どうせ保険使っていることだし裁判費用も出ますからいくらでもやりましょう』
(いつもと立場が逆だねぇ^^;できるもんならやってみな)
「そういうことになりますか。いいですよ。その気なら」
(強気だねぇ^^;最高でも4000円程度の賠償に対して裁判やってみろよ。バカが!)
『うちの保険屋に話をしておいてください。こっちは徹底的に争うから』
「保険屋に連絡してみます。ガチャ!」
自分の思い通りにいかなかった腹立ちで受話器を叩きつけたようだ。
ザマァミロ(^^)v  胸がスッとした。
こちらの保険屋連絡しても返り討ちにあうのが関の山だ。
おそらく連絡などできないと思う。泣き寝入りしやがれクソ保険屋。

明日、こちらの保険屋をけしかけておこう。
『電話で示談終了だと言われたので解決したと思っていたが、いつまでも得体の知れない請求があるようなら示談書をきちんと取って欲しい』

損保じゃぱん、行政処分受けても相変わらずヤクザなクソ会社である・・・
示談後に被害者を騙して会社の損害を回収しようとするこの行為はどこに通報したらよいのだろう。

もうひとつの事故

2006-08-03 23:53:56 | 怒っちゃうぞ系
実はヴィッツ大破の1週間前、嫁さんも事故にあっていた。
そのときの話・・・
嫁の運転するシエンタの後ろから原付が「ゴン!!」
「はぁ?」止まって降りて行ったらズボン半分脱げたような専門学生がコケていたらしい。
擦り剥いていたようなので、救急車と警察を呼んだ。
原付の学生が救急車で搬送された後、父親が現場にやってきた。
「車での巻き込みだから相手が悪い!」
相当の剣幕で警察に食って掛かる父親。
なんでも日産自動車ディーラー(赤)の営業マンらしい。
衝突の傷はシエンタのリアドア右端の「SIENTA」エンブレム上に付いていた。
あまりに一方的に怒鳴りまくる父親に、警察官は「巻き込みではありません」と一喝したが、現場で1時間くらい言い合いだったようだ。

嫁から電話で事故の連絡を聞いたが「シエンタは何でもアリ保険に入っているから保険で全部出るよ」と放っておいた。

その後相手側は、保険屋の説得で分が悪いことを理解し、話も進んでいるようだった。
その相手が何を思ったか突然「中央車線から合図も出さずにいきなり左折した。巻き込みだからそっちが悪い」と100:0の主張をしてきたのである。
警察に話した時には一言もなかった状況を主張、どう考えても現場の交通渋滞状況や車の傷とは全く整合しない。(何考えているんだか。警察もあきれていた)
これには相手の保険屋も困り果てたようであるが、相手が得意先の日産ディーラーだからか交渉は白紙撤回された。

警察も「お互いの主張が全く食い違うので、再検証します」と、学生本人を呼んでの現場検証やり直しとなった。
学生の証言はコロコロ変化し全く一貫性がない上に、警察に対し悪態を吐く。
さらに相手の両親は、またうちの嫁さんを罵倒しまくったようだ。
「人の子を怪我させといてどうもないのか。それでも親か?」
(事故直後にあれだけ一方的に罵られて何を謝ることがあるだろう。だって、こっちは勝手にぶつけられたとしか思っていないのだから)
「事故を起こして謝りもしない。社会人としての常識を疑う!」
(あんたらみたいな常識ない親だから、子供もあんな育ち方なんだよ^^;)
「救急車代やら病院代やら連絡なくてもそっちが払うのが当然だろうが」
(あのぉ・・・病院代はともかく救急車代は誰が払ったんでしょう^^;)
「人身事故になったらそっちも困るだろう!物損にしてやってもいいんだぞ」
診断書の封筒をヒラヒラさせながらのこの言葉には、さすがに警察官がキレた。「そういう言い方はするもんじゃない」と戒めたらしい。
(警察の前で恐喝みたいなことよく言えたもんだ^^;)

数日後、警察から「人身ではなく物損事故にしてやってもいいと言ってきているので保留している」と連絡があった。
実は保険屋情報でその学生が別の違反か事故で免停直前であることを聞いていた。結局、示談が有利になるように診断書で脅しをかけて、その実、物損にしなければ困るのは相手のほうなのだ。
こちらとしては、どちらが悪いのかハッキリさせるために
『警察も診断書をヒラヒラさせてるの見ましたよね。当然人身事故ですよね』
と今までの怒りを〔ここぞとばかり〕笑顔に託して答えておいた。
予想外の答えに、警察官は唖然・・・としていた。
「いいんですか?罰金とか免停がくることもありますよ」
事故で相手が怪我をしても、相手の過失が圧倒的に大きい場合はこちら側は処分されないのである。あたりまえだ、相手が悪いのだから怪我しても自業自得なのである。
追突に近い事故状況や怪我が15日未満であることから、こちらが処分を受けることは絶対にないと私は確信している。

その証明として、すぐに相手の母親(あれだけ強気だったのにねぇ^^;)から、
「物損扱いで処理することになりました」と連絡があった。
『へぇ、怪我されたんでしょ。おたくのお子様』
イヤミたっぷりに反撃。何のことはない。自分の怪我で自分が〔人身事故〕の処分を食らう可能性が高いことを警察官から聞いたのだろう。

【約1ヶ月、何の進展もないまま・・・】

本日こちらの保険屋から連絡があった。
「20%の過失を認めていいですか?」
もちろんOKである。
元々、90:10が基本であると考えていたし、相手が原付で怪我もしていることから、最初の打ち合わせで20%までは譲ってもかまわないと指示していたのである。
10%だろうが五分五分だろうが、一切こちらに損害は発生しないのだからいくら譲っても良かったのだが、自分が悪いにもかかわらず、強気で怒鳴り散らせば得をするとでもいうような暴言の数々は許せなかったのである。

嫁さんには、相手に解決のお礼の電話でもさせることにしよう。
「80%もの過失で一方的に悪かったと認めて示談していただき、ありがとうございました。まだ一度も謝ってもらっていないんですけど、社会人としての常識がおありではないんでしょうね?」


バカ(JA共済)には勝てない

2006-08-01 22:06:13 | 怒っちゃうぞ系
待ちに待った日弁連の示談斡旋の日である。
10時にベンゴシ会へ・・・
担当は若い優しそうな弁護士さんである。
「見合って見合って」の行司役をするのだと思っていたら、弁護士さんと片方ずつの2者面談である。
『なんだぁ、JA共済を理屈攻めにしたろうと思ったのに』
「それじゃぁまとまることはありませんよ^^」
まずこちらの説明から・・・
私の分厚い資料も読んでくれていて、こちらの主張にも真摯に意見を述べてくれる。評価損の取り扱いにも好意的である。
「よくこれだけ調べてありますね。大変助かります」
『不当な要求はしていないつもりですし、お互いきちんと納得できる計算のつもりです』
「わかっています。細かい金額はともかくとして、請求内容は正当なものだと思いますよ。このままJAに提示しましょう」
弁護士さんはこちらの考え方に賛同し、そのままの金額で交渉してくれるという。
JAとの面談の間、別室で待たされた・・・

「なかなか評価損には抵抗しています。しかし今回は裁判になれば当然認められる可能性が高いと説明しています」
『何か根拠を持って抵抗しているのでしょうか?』
「いえ、出せない、認めないの一点張りで・・・でも金額の妥協だと思います」
JA共済は私に対するのと同じく、根拠のない一方的な話のようだ。

2回目のJAとの面談の後・・・
「どうです?評価損の金額を落として、慰謝料を裁判所基準で調整してもいいですか?」
『いいですよ。金額にはこだわっていません。当然の要求を無視しているから腹が立っているだけです。合計金額が減ろうとも評価損と代車の不当な取り上げは主張します』
「計算しますね・・・あ、金額は数千円しか変わりません。この2案で選択してもらいます」
うーん、ほぼ満点の回答かぁ・・・心の中ではニンマリ^^
この時点では弁護士さんもやる気満々だったが、まさか返り討ちに遭おうとは。

3回目・・・弁護士さんがわざわざ控え室にやってきた。
何か様子がおかしい。少し怒っているようだ。
「なんとJA共済は2案とも〔のめない〕と言ってます。どうしましょうか」
『なにか根拠を提示しているのでしょうか?』
「いえ、ただ金額が妥協できないと・・・根拠なんてないんじゃないでしょうか」
『はぁ?弁護士さん相手に根拠もなく突っぱねるんですか?』
「そのようです。認めないものは認めないの一点張りで・・・」
『では裁判ですよね。合意部分は確認書を取って、争う部分を少額訴訟でとも考えていますが』
「裁判になれば当然認められる要求だとも説明したのですが、裁判でも仕方ないと言っています。損害の一部分を取り出した少額訴訟は無理ですね」
『通常裁判は個人には負担が大きすぎます。無理です』
「裁判すれば勝てる事案なのですが・・・あそこまで突っぱねられると困りましたね。何の理由もないのには手も足も出ません。裁判にするしかないですね」
『通常裁判は無理です。日弁連の裁定というシステムがありますよね』
「相手の同意があればですが・・・斡旋はこれで打ち切りですね^^;」
疲れ顔の弁護士さんが帰っていったのは、13時になろうとしていた頃だった。

ベンゴシ会の事務員の話では保険会社側の同意は不要らしい。
裁定=審査というらしいが、弁護士会の重鎮が審査委員会を開催し【法律的に妥当な賠償額】を決定する。その決定にはJA共済等の共済は従うことを約束されているらしい。
『でも今日は、弁護士さんが一生懸命に根拠を説明しても全く聞く耳を持たなかったようですよ?審査結果についてJA共済が従わなかったらどうしようもないのでは?』
「審査結果に従わないことはないと思いますよ。それに今日の弁護士が審査会の資料を作成しますから、今日のことは伝わります。安心してください」
最初から審査結果の強制力を期待して日弁連に乗り込んだのだから、そう思いたいが・・・相手はJA共済なのである。
ちなみにJA共済は企業責任として社会正義のために日弁連を支持しているのにもかかわらず、何の正義や論理的根拠もなく日弁連の示談斡旋を突っぱねるのである。

決めた!JA共済の担当は全くのバカである。
〔通念上当然認められる損害〕と中立の立場の弁護士が再三説明しても、何のことか意味がわからず拒否しているのだ。これはもはや交渉上の作戦とかではない。
さすがの弁護士もなんとも無力感を感じていたようだ。

【所長の格言:いくら頑張ってもバカには勝てない】
         
          ・・・審査委員会の結論まで、また時間がかかる・・・

第1ラウンドは8月1日

2006-07-21 22:42:48 | 怒っちゃうぞ系
弁護士会からやっとのことで日程の連絡があった。
「やっと弁護士のセンセイが見つかりましたので・・・」
『今月中じゃなかったのですか?』
「それが、センセイの都合がなかなかつかなくて申し訳ありません」
『わかりました。よろしくお願いします』
「示談成立の場合は認印と通帳が必要ですので持参してください」
はぁ?1回目で示談成立なんてするのか? ^^;
こちらの作戦としては、
1 全損扱いにするよう主張(請求根拠が明確になり、相手が拒否できない)
2 たぶん無理だろうから、まず修理費、レッカー代の確定を約束させる。
3 代車の不当取上げについてベンゴシに意見を求める。(こちらの理論は完璧^^)
  さて同僚Mさんに送迎してもらった分は認められるのか?
4 最後に〔事故車扱いになった評価損〕についての議論をする。
  査定協会の格落ち証明書22万ではなく、あえて判例で多く認められている 「修理費の30%(29万円)」である。
  これにはベンゴシも驚くだろう。

〔評価損〕について、JA共済は抵抗するだろうし、ベンゴシもこちらの味方するとは思えない。最後は裁判でしか判断できないと言うだろう。
しかし、JA共済が今回の示談斡旋に乗ってきたのは、「適当にいくらか払って片付けよう」と安易に考えたからだと思う。
こういう場合保険屋は面白いほど必ず「迷惑料5万円。これ以上は一切出せません」と言ってくるらしい。本当に5万円と言うのか期待していて欲しい。
(ネット上のいろいろな事例を見ても、各社揃えたように5万円なのだ^^;)
今回の争いの本当の目的は、判例では普通に認められているのに保険会社が全く認めようとしない〔評価損〕を認めさせることなのである。
【保険屋ふぜいが何を偉そうに。被害者をなめんじゃねぇ】プロジェクトなのである。

まぁ、【第1回目^^;】はこれくらいにしておこう。。。

他の損害金額をベンゴシ証人のもと確定させておき、
(この為だけに日弁連を利用したのである。JA共済は信用できない)
〔評価損〕部分について、「少額訴訟」に持ち込んでもいいつもりである。
最悪なのは、JA共済側が「普通裁判」に移送して長期化すること。
そうさせないために、ベンゴシには次の主張を展開し、JA共済に約束させる。

『評価が困難な問題だと思うので、正式に裁判所に判断してもらうしかない。それについては加害者側も異論がないと思うが、請求金額も少額なので1回だけの審査で判断が下される【少額訴訟】でお互いに納得したい。この場合、被害者保護の立場から「普通裁判への移送」を行わないことを約束して欲しい。加害者側が普通裁判に移送を申し立てることは迅速な解決を放棄したというべきであり、そもそも何の過失もない被害者に裁判継続の過大な負担を強いることを期待したものである。公平な立場で支払われるべき損害保険(共済)において、被害者への不当な圧力以外の何物でもない行動を取ることは、被害者救済を目的とする自動車損害賠償法や保険業法の精神を著しく逸脱するものである。』

示談斡旋への第一歩

2006-07-12 21:36:10 | 怒っちゃうぞ系
夕方、帰宅途中に携帯が鳴った。
「弁護士会ですが・・・」
『あ、はいはい』車を停める。
「相手のJA共済が示談斡旋に応じるとのことです」
とりあえず、第一関門通過。
バカなJA共済だから無視するかと思ったら、話し合いのテーブルにつくらしい。
ベンゴシ会からの電話に驚いたのか、出ないと実は大変なことになるってことに気付いたのか(ありえねぇ^^;)何を考えているのかわからない。
しかし一応出ると言うことなのでまぁ安心した。
シカトされたら弁護士会も立場がなかろうし、こちらは事故そのものではなく「示談代行義務の放棄」というJA共済の不法行為を訴求できて、それはそれで楽しめたのだが。まぁ面倒は少ないほうがいい。

【ナイショだよ^^;】
実は、事故車を15万円で売却できるようネッツが頑張って交渉中である。
いつも無理聞いてもらってるので、とサービス担当と営業担当に「プレミアムビール」を昨日差し入れしたのだ。皮肉にも2000円のビールで5万円分頑張ってくれている。
修理費96万+15万+慰謝料たぶん4万位=115万円が今現在の確保分だ。
新車150万の1年目の車を一方的に破壊されて、なんとか我慢できるのは120万が限度である。
「修理代で我慢しとけ!」・・ふざけるな!
そうは思いませんか?

とりあえず、今月中に第一ラウンドのゴングが鳴る。

うーん何だかなぁ・・・日弁連事故相談

2006-07-11 23:00:26 | 怒っちゃうぞ系
今日は待ちに待った「ベンゴシさん」との相談日である。
いそいそと昼飯も食わずに弁護士会館へ・・・
13時の約束なのでその時間になるまで待たされた。

『よろしくお願いします』
「で、どんな事故ですか。傷害ですか物損ですか?」
『傷害もありますが、争いは物損です』
「どんな話になっているのでしょうか?」
と、一通り説明する。持参した資料は見てくれない。
「格落ち損については100%勝訴できるものではありません」
『はぁ?もちろん判例が割れているのは知っていますが』
「保険実務上は認めないのが通例です」
『はぁ?資料を見てください。赤本にも判例集にも格落ちについて言及してあります。通例認めないという認識ではありません』
「高級車ならともかく、勝訴できるかは裁判官しだいです」
『格落ち損の価格の妥当性で争うのではありません。格落ちが少しでも認められれば【分損だから修理】が【全損=買換(もちろん同等車両)】になるのではないですか?メーカー保証逸失のみ考えても、値段はともかく明らかに損害ですよね。そう思いませんか?メーカー保証の有無について一般消費者が差がないと考えますか?』
「しかし・・・判例では車両時価額>修理費の場合は分損ですから」
『判例では(時価額-スクラップ価格)<修理費の場合は全損が妥当だと・・・』
「その判例は違うんじゃないですか?」
『これが判例全文です。解釈が間違ってますか?高裁がそう判断していますよね』
「そうですね。そう書いてありますね。しかし分損、全損は結果論ですから。」
『時価額の幅があり、修理額の幅がある。ってことですよね。その比較の結果だと。』
「そうです。だから時価額の算定が問題になってくる。」
・・・時価額の算定は相手に同意できるので問題ない。
問題は時価額から差し引くことのできるスクラップ価格、それと修理費に加えて額を膨らますことのできる格落ち損等が認められるかなのだが・・・
『それでも全損と認めることはできないのですね?』
「全損分損はあくまでも結果論です」
ということでラチがあかない。
ここで気づいた。(このベンゴシは何をするつもりだろう?)
『あのぉ、これは日弁連事故相談ですよね?』
「そうです。日弁連相談センターを実際は弁護士会が行っています」
『ですよね。では和解斡旋もしていただけるのですよね?』
「示談斡旋もしています。下の事務所で受付をしてください」
ではそうします。・・・つまり初回のこれは「法律相談」なのだ。
常識的な請求や法律上の判断について教えてくれるのだろう。
しかし、どうも「裁判にしましょう私がやります」と聞こえてくる言い回しだ。
きっと「先生にお願いします」というケースが多いのだろう。
どっちにしろ私にとって「相談」は不要であった。
必要なのは【示談斡旋→日弁連裁定】なのだ。
全く取り合おうともしない相手を目の前に引きずり出すための手段として利用しているだけなのだ。
目の前でベンゴシさん交えて説明責任をきちんと果たせるかどうかを期待しているのだよ、JA共済!
「・・・そろそろ時間で・・・」と、面倒くさそうにベンゴシ。
『あ、ありがとうございました』と、もう用はないとばかりに私も席を立つ。

収穫なのか、ベンゴシ先生からのヒント?
1 請求の方法は「分損(格落ち含)」でも「全損」でも似たような金額であり、つまりそれが妥当な損害賠償額である。として訴訟を起こす。
2 真っ向勝負の訴訟で格落ち損を認めさせるためには、修理工場の技術者から「完全に元に戻らないことで障害が発生する可能性」を証言してもらうのが一番。
3 あなたの主張は理論的に誤りではない。ただ、相手が聞き入れない原状で決着つけるのは裁判所ということになる。
でも訴訟は嫌っす。
結局、自分の身を証明するのは自分でやるしかないということに気づいた。
でもこのベンゴシ少しは勉強したほうがいい。負けるよアンタ。

事務所ですぐに示談斡旋申し込みを書きながら、
『事故状況と現在の状況は別紙でいいですかぁ?』
「準備してらっしゃるのでしたら、それでもいいですよ」
では・・・とおもむろにA4ファイル数十ページの説明資料を渡した。
あきれてコピーを取ると言われたが、『ゆっくり見てもらうために作ったので』と置いてきた。
JA共済側に日程調整をしてその後連絡があるとのこと。
何もできないとタカをくくっているJA担当者の名前を書いたので、いきなり「弁護士会ですが・・・」との電話で驚くだろう。
さてどういう行動に出るのか楽しみである。

【今後も楽観できないが、少なくともJAのバカも無視できない状況となる】

JA共済、お前だけはぜーったい許さない!(By 20世紀少年)

2006-07-10 12:50:59 | 怒っちゃうぞ系
読者の皆様から「その後はどうなってるの」と聞かれることが多くなった。
このところ私も忙しい(本当に^^;)身なので、それなりに行動はしているがブログ書く時間がないのである。

それでは酷過ぎる経過を書いておく。あまり本気で怒らないように^^;

【6/30】
FAXが来ていた。内容は前日のものと同じだった?!
車両時価98万円(レッドブック)>修理額96万円
なので「全損ではなく修理しろ!」ということらしいが、
なんで2回も送りつけてきたのだろう。
【7/3】こちらの要望は「全損扱い」で、あくまで修理なら事故車修復歴の「格落ち損」を要求するとFAXで送っておいた。すると・・・

【7/4】
「JA共済では修理代以外一切支払いしません。」
「文句があるんなら、そっちから訴訟でも調停でも勝手にやってくれ!」
だそうな・・・被害者救済なんて言葉は逆立ちしても出てこない。
それだけならまだしも、驚いたのは
「6/30のFAXのとおり、7/2以降のレンタカー代はそっち持ちです」だと!
『FAXはきていない。どういうことだ』
「FAX送ってます。再度送ります」
再送されたFAXの6枚目には確かにその旨書いてあった。
しかし、FAX受信記録では5枚しか受け取っていない。
6枚目は存在しない(受信していない)のである。
もちろんFAXは全て保管してあり、受信記録と突合すれば「6枚目」が送られていないことは証明できる。
『FAXはきていない。前触れもなくそんなことを主張されても困る。』
「では、本日7/4までは認めます」
『わかった。納得はしてないので後日争うが、レンタカーは本日たたき返す!』

FAX送らなかったのは故意だろうか、ふとそのような考えが脳裏をよぎる。
かんじんの1枚だけ送らず、「FAXであらかじめ通告していた」という主張である。
そこまで悪質だろうか。こちらに受信した紙全部と、受信記録が証拠として保全されていたことが幸いだった。

とにかく突然車を取り上げられ、その後2日間は同僚に送迎してもらうことになった。
代車はなんとか7/7からネッツに準備してもらえることになった。

【7/9】
図書館に判例を調べに行った。あまり役に立つものがなかったが、市立図書館のほうが県立より揃っていたのには驚いた。
弁護士への申し立ての説明資料をきちんと整理し、ファイルに入れた。

さて、いよいよ明日は【開戦!】である。
勝手にやってくださいと言うことなので「やりましょう!徹底的に!」である。

おそるべしJA共済

2006-06-29 21:01:18 | 怒っちゃうぞ系
今日の昼休みに物損事故の説明にJA共済の担当者がやってきた。
1名は現場の担当者だが、もう1名は本部の相談役らしい。
私が面倒なヤツだということで応援を頼んだらしい。
で、話を始めると・・・
「修理代が96万円で、あなたの車の評価額が97万円なので修理費を支払い上限とさせていただきます」
『はぁ?全損ではないのですか?』
「車の評価が高いので修理です」
これにはあきれた。保険屋の良く使う手として車の価値が低いので修理代は出ません、ということは多いのだが、たった1万円の差で全損扱いしないとは。
先に、全損の場合の請求額をきちんと計算して提示したため、否定することが困難だと考えて、計算根拠が出にくい方を選んだとしか思えない。
言い分は「1万円も車の価値が残っているでしょ。修理してください」なのだ。

これにはさすがにキレた。
『わざわざ揉める方を選択するのですね、1万円の差を根拠に』
「1万円でも一部損害で全損にはできません」
『査定協会の計算上の評価額は94万です。97万もの査定根拠を求めます』
「うちのアジャスタの査定です」
『わかりました。そちらの査定では信用できません。第三者機関の査定協会に査定してもらいます。その上で格落ち損を請求します』
「JAでは格落ち損は認めておりません」
『JAが認めようが認めまいが関係ないです。徹底的に争います』
「どうぞ。評価額に変更はありません」
『そうですね。穏やかな話し合いを望んでいたのですが、交通事故紛争処理センターに相談することにします』
・・・相手の顔色が変わった。
「こちらも法的な手段をとらざるを得ません」
『ですね。じゃぁ徹底的にやりましょうか!』
「代車の件ですが修理しないとなると数日中に引き上げさせていただきます」
『いいですよ。そこも争うことにしましょう』
「ところで体のほうは大丈夫ですか?」
『こんな一方的な話の後ですから体も具合悪くなるでしょうね』
・・・・・・脅しではない。今後を考えると本当に具合悪くなった。

自分の都合のいいように話を持っていく保険屋。これが保険屋の正体である。
話し合うつもりなど毛頭ないのだ。
「これだけしか出せません」の一点張りが常套手段である。
怒鳴り散らしても「どうせ何もできないさ」と思っているのである。
では、『何かをして見せようじゃないか』と思っても普通の被害者は泣き寝入りである。
これを私はなんとかしたい。たかが保険屋に偉そうな顔をさせたくないのである。
実は96万円は修理価格としては高めの設定であり、それと事故車を部品として売ればおそらく10万にはなる。
それにはずしたディスチャージとタコメータでおそらく3万だろう。
つまり最低期待額の110万円にはなるのである。
全損でもおそらくその金額あたりの攻防であろう。
しかし私は保険屋の横暴を絶対許さないのだ。

【戒厳令の夜である】
早速電話して査定協会の格落ち損査定は月曜日になった。
警察で事故証明をとらなければならない。
診断書は人身損害部分は争わないということで不要か?
ネッツトヨタに行き、修理した場合の完全に元通りになるのか、その後の保証について書面を出してもらうようお願いする。
土日で車内の部品を根こそぎはずさなければ・・・査定が終わればアルミはシエンタに付けて、シエンタのタイヤを事故車に付けよう。
新車の注文を早くしてしまおう。
火曜日には紛争処理センターに申し込むことにしたい。
全ては、査定の格落ち損にかかっている。
1万円以上の格落ち損が認められれば「経済的全損」となるのだ。
そこからは私の計算書をもとに話ができる舞台が整うのである。

保険屋に騙されないために

2006-06-28 00:32:01 | 怒っちゃうぞ系
交通事故は必ず損をする。
それが当たり前なのだろうか?
今回の場合、相手側に全責任があり私の車は1年と少々で全損した。
今までの苦い経験から今回は「損」をしないためにベストを尽くしたい。

通常、修理費が車両評価額を上回ると経済的全損として評価額が提示される。
「車の価値はこれだけなのでこれ以上出す必要はありません」
保険屋の常套文句である。
今まで不自由なく乗っていた車が壊され、修理代も出ないのが現実だ。
普通は「保険屋がちゃんとやってくれるだろう」と提示額を待つのが一般的だろう。私も今までそうして騙されてきた。
今回は先制攻撃である。
金額でゴネたように見せないために、先にこちらの要求を突きつけたのである。
それも相当の証拠・根拠と多少の遠慮を見せながら・・・

まず、全損と一部損で対応が違う。
今回はほぼ評価額相当の修理見積であるので全損に持って行く作戦である。
一部損だと「事故車」の評価落ち等を証明するのに一苦労する。
全損なら明確な金額を根拠に計算の妥当性だけで勝負できるからである。

【一部損:修理扱いの場合】約145万円
修理費
+評価落ち(修理費の30%:判例10~30%)
+メーカー保証逸失(算定不能:要求した事例なし=判例なし)
これは根拠立証困難である。つまりゴネるよという意思表示である。

【全損:車両本体の標準査定価格を基礎にした場合】約133万円
車両の償却価値(保険屋の主張する価値ではない。査定協会で計算してくれる)
+破損した購入時OPの償却価値
+破損した後付部品の償却価値
+購入諸費用の償却価値
+買換諸費用

【全損:新車購入時の支払額を基礎にした場合】約129万円
新車時の支払額の償却価値
+破損した後付部品の償却価値
+買換諸費用

車は原則6年で価値0円となる。
よって使用期間の償却分を減じた価格は正当な根拠として請求できる。
図のとおり一番安い価格で請求書を送付したが、未だJA共済からは返事が無い。
さて、どういう根拠で否定してくるのか楽しみである。
ちなみにネット上の全部の同程度同グレード中古車価格を証拠資料として準備しているが、おおむね私の計算の結果と同様な金額となっている。(約105万円)
よって、買換諸費用を加えると請求額は妥当な金額だと思うのである。
安い車でも1年で約30万円程度は手出しをしないと買い換えることはできない。
これは仕方ないことなのである。
しかし、保険屋のいいなりだとおそらく50万円は手出しをすることになる。
さて、あなたはどっちを選ぶだろうか?

保険屋の策略

2006-06-27 21:59:07 | 怒っちゃうぞ系
私の事故が人身事故となった。
事故次の日、相手のJA共済の人身事故担当者から連絡があった。
「体の具合どうですか?」
『そりゃあちこち筋肉痛のような・・・首も少し痛い』
「病院に行ってくださいね」
『でも、相手の人は真摯な方だったので物損で済ませたいので・・・』
「1回や2回の検査や通院なら人身じゃなくても大丈夫ですよ」
職場のみんなも病院に行ったほうがいいというのでレントゲンだけでもと職場近所のつまらん整形外科に行った。
骨には異常なく、つまらん電気治療(低周波でお腹をビクビクさせるダイエットまがいの機械の親分のような物)をした。何も良くならず気持ち悪いくらいだ。

1週間後、また人身担当者から連絡があった。職場に来るという。
「病院の支払いがありますので印鑑ください」
『はいはい。どうぞ』
「その後どうですか?」
『まだ首は痛いですね。仕事に支障はないのですが』
「病院に診断書を頼んでますので警察に持って行ってください」
『診断書が要るのですか?』
「自分で持っていかないといけないことになってますのでお願いします」

言われたとおり病院から診断書を取り、警察へ・・・
「全治2週間ですか。人身ですね」
『はぁ?物損でしょ?人身にするつもりはありません』
「診断書が出た以上、傷害事故ですので再現場検証します」
『物損でいいです。大したことありませんので』
「診断書を見た以上相手を処罰する方向で動きます」
『じゃぁ診断書返してください^^;』
頑として警察官は聞き入れなかった。あーぁ。

考えるに、確かに事故当初の検査等は物損でも保険で下りるらしい。
しかし、そのお金は任意保険(つまりJA)から出さなくてはならないのだ。
人身事故にしてしまえば自賠責保険(自賠責機構)から出されるので、JAは痛くも痒くもないということなのである。
つまり、自分とこから出すより人身にしてしまえば懐も痛まないという寸法である。
過失100%の加害者側にはおそらく「最低12万円の罰金」および「免停」が想像される。(もちろん罰則は望まないし、なんとか不問にしてくれるよう頼むつもりだがどうなるのやら)
JA共済は加入者の被害を守るより、自分がセコイ金額を出さないことの方が大事のようだ。
そんな保険屋の口車に乗ってしまった自分が情けない。

【保険屋ふぜいにコケにされてたまるか。物損じゃタダじゃおかない】