酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

【気になる語録】不惑

2013-01-07 22:10:06 | ことば系
あけましておめでとうございます。
休みも明け、やっとブログを書く元気が出てきました。
みなさま、本年もよろしく。

さて、私は子供のころから終業式始業式を休んだことが1回もない。
ここに勤めて約25年、たまにはいいだろうと年末年始を9日連休にした。
今時はそんなことに気を使う者もなく、海外旅行じゃ何じゃで平気で休むものなのだろうが。
1月4日に家にいても仕事始めが気になってしまうのは歳のせいなんだろう。

歳といえば・・・

【四十にして惑わず】
孔子曰く
 吾、15にして学に志し、
 30にして立ち、
 40にして惑わず、
 50にして天命を知る。
 60にして耳順、
 70にして心の欲するところに従って矩をこえず。


昨年暮れに、後輩と飲みに行った。
「本当にこのままでいいんですか?」
このままじゃ先が見えているという。
自分の子供に「お父さんは会社でここまで偉くなった」と言っても大した意味はないと。
それよりも、自分がやったことを世の中に残し「お父さんはこんなことをやっていた」と話してやりたい、と。

「もう40半ばだから、今突っ走るしかないんです!」
学問をいっしょにやりませんか?・・・と言われた。
『ムリだよ、あと10年ちょっとしかない』
「あと10年だからやるんですよ、もう後はない」
『いや・・・』
自分にはできないのである。
同じ方向に進むには、能力が圧倒的に不足していることを自分でイヤというほどわかっている。
多くの後輩と違って、そのための勉強をしてきていないのは決定的なのだ。

昔、そんなことを考えないでもなかった。
着眼点とアイディアでは負ける気はしない、が、それを学術的にまとめあげる訓練をしていない。
今まで、いろんなことを力づくで結論付けることはできても、私のやり方は素人なのである。

正直打ちひしがれた。
思い切って進むことができる後輩と、進めないことが分かっている自分。
金もかかる、今の自分にはその余裕はない。
同じ方向に進むには、置かれた状況も自分の能力もどうしても足りない。

正月3ヶ日は、いろんなことを考えながら
40代も終わりに近づいているのに、本当に今のままでいいのか惑いまくりの私だった。

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