えしぇ蔵日記

えしぇ蔵日記のブログ版です。

夜桜の宴

2009年03月31日 | 当世源氏物語
「当世源氏物語」(谷崎潤一郎訳 源氏物語風)
 
寝言
 
ウイルホーム」様にお伺いした時のことでございます。太田の后様が社長の帝の寝言について教えていただいたことが大変おもしろうございました。
「帝に、おいと呼ばれて返事いたしましたところ、それは寝言だったことなどは数えきれませぬ。先日は歌など歌っておりました」
わたくしは、寝言で契約した話など、社長の帝の寝言についてはいろいろとお聞きしておりましたが、寝言で歌といふのは初めてお伺いしました。
「それはまためずらしきことにございます。どのやうな歌を歌われるのでございますか」
「曲まではわかりませぬ。なにやら鼻歌でふんふんと」
 
寝言にて 鼻歌うたふ そのよこで
合いの手入れし 后様かな
 
いとめずらしきことゆえ、わたくしもいつか聞いてみとうございます。
 
 
店長の后様
 
住まいのイシダ」様では店長の后様に小ネタをいただきました。
女官のF井が書類を書きながらこう申しました。
「履歴の履の字をど忘れいたしました。どのやうな字でございましたでしょう」
そこで店長の后様が申されました。
「あれ、あれでございます、りは履歴の履でございます」
わたくし、吹き出さずにはおれませんでした。
 
履歴の履 文字をわすれて 尋ぬれば
履は履歴の履と 言われ虚しき
 
他にも后様は、ぱわーきゃんぱす というのをうまく言えず、
「きゃ、きゃ、きゃわーぱんぱす!」
と申されてました。
店長の后様本日絶好調でございました。
 

 
夜桜の宴
 
今宵は「
東部ハウジング」様にさそわれて夜桜の宴にいきました。太政大臣のN嶋様、右大臣のA貞様、左中弁のO様、少納言のK様の「東部ハウジング」の方々をはじめとしまして、古賀市の不動産業の方々、関連業者の方々も数多お集まりになりました。以前「東部ハウジング」様にご在籍でした、前(さきの)中納言のO田様もおいでになり、久しぶりにお顔を拝見できまして本当に嬉しくおもいました。
桜の花はまさに盛りの頂きにありましてそれはそれは美しく、微かな風に散る花がひらひらと舞う風情はなんとも言えぬ趣きがございました。ただ春の宵とはいえ寒さが残っておりまして、そのせいかわたくしは飲んでも飲んでも酔いがまわらずにおりましたが、わたくしの隣の右大臣のA貞様は麦酒をお過ごしになられたのか大変絶好調になられまして、下ネタ全開で愉快そうに騒いでおられました。
 
花のごとく 今が盛りの A貞様 
さむき下ネタ 風に散りけり
 
おかげさまで楽しい春の宵となりました。心より感謝申上げます。
 
 
「縁」
 
風に舞う 桜の下に あいつどい
盃かわす これも縁(えにし)か
 
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2009年03月30日 | Weblog
ソウルからずっと腰が痛い。こういう時は「中国鍼灸院」の呉先生。おかげでスッキリ。今更だがソウルに行く前に治療してもらってたらソウルでは痛くならなかったのではないだろうか?ちと知恵が足らんかったな。
というわけで本日の漢詩。
 
「順」
 
呉 炳宇
 
順心想、 (心想うに従えば)
人常楽。 (人常に楽し)
順意聞、 (聞きたいものに従えば)
美音楽。 (音楽は美し)
順人言、 (人の言に従えば)
皆双喜。 (皆ともに喜ぶ)
順天地、 (天地に従えば)
得道易。 (道を得るは易し)
百川不止貴在順、 (百川の止まらざるは従うことにあって貴し)
生命不息順如神。 (神の如くに従えば生命は止まらず)
 
心想うままに従えば 人は常に楽しい
聞きたいものだけ聞けば 音楽は美しい
人の言うことを聞けば 皆喜ぶ
天地に従えば 道を得ることはやさしい
たくさんの川が止まらないのは自然に従っているから
神様に従えば人間も長生きできる
 
訳:えしぇ蔵
 
いいねぇ。いろんなものに従うこと。流れに身を任せ、常に自然体でいること。大事だねぇ。
 
コスモ不動産」さん、「システムハウス」さん、「ユーキハウス」さんとまわった後、「九州大学病院」へ。術後の診察。今日は手術の執刀をして下さったS先生も来られた。予想より回復が早いとのこと。手術前とのギャップがあまりに激しいのでS先生が「最初どんなになってたっけ?」と言われたのには笑った。ご自分の仕事に満足されている様子だった。口下手なワシは月並みな御礼しか言えなかったが、内心では足元に跪いて靴でも舐めようかというくらいに恐縮と敬意と感謝の気持ちでいっぱいだった。
(S先生、本当にありがとうございました。うまく表現できなくてすいません。)
 
「したがふ」
 
人常に 心おもふに したがへば
得るにやさしき おのが平安
 
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自分を信じること

2009年03月29日 | Weblog
午後、姫を連れて浄水通の「NIIHARA」でランチ。その後、福岡市美術館で開催中の「レオナール・フジタ」展を見に行った。たっぷりと感動させてもらった。腹いっぱいという感じ。いい芸術は心の栄養だ。たまには補給しないとな。
 
絵画とか彫刻とか文学とか音楽とか、もともとないものを創造して人に感動を与えるというタイプの仕事においては、結局は己のスタイルを確立してそれを貫き通すことが最も大事なのかもしれない。師匠と意見が対立しても、世間に無視されても、メディアにたたかれても、信じた道を迷わずに歩き続けた者が最終的には勝者となるのではないだろうか?どうもそんな気がする。
あぁ俺何やってんだろ?書かないと!人生がもったいない!
 
「風」
 
散る時を 迷う桜や 風寒き
 
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ゆるカワスタイル??

2009年03月28日 | Weblog

 
シューポート」さんで靴の撮影をした。今日は久しぶりに野外で撮影。何年か前にともちゃんをモデルにした撮ったっけなぁ。今回のモデルはえりちゃん。足のきれいな人が履くと商品が引き立つね。だが今日は寒かったからえりちゃんとみつださんにはちょっと大変だったかも。
 

 
その後はプラリバの休憩室で
ショッピングカートに写真をアップしたり、コメントを書く作業。このコメントが面白いんだな。若い女の子をターゲットにした商品が多いからいわゆるギャル系の言葉で書かないといけない。例えば・・・
 
「ヒールなしペタンコサンダル。ゆるカワスタイルにピッタリ!!」
 
とか、
 
「トレッキング風ブーツの進化形!!本皮ハラコ素材。なんと牛柄!!モウモウで目立っちゃおうー!!」
 
とか、
 
「オープントゥのブーティー。ボーダーマリンに合わせてカッコカワイく!!」
 
・・・みたいな感じ。これらはスタッフの皆さんがギャル系の雑誌を買ってきて研究を重ねた上に書かれたもの。普通に書いてもダメなんだな。世代にあわせないとね。難しいもんだ。ちなみに今時のギャル系雑誌の文章には漢字が少ないらしい。おいおい。
 
「齢」
 
ギャル系の ことばでおもふ 齢(よわい)かな
 
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仕込み

2009年03月27日 | Weblog
ウイルホーム」さん、「Rプランニング」さんとまわった後、久留米へ移動。「WOODS」の森社長と「江田建設」の江田専務と「TOTOリモデルクラブ久留米店会」のホームページの打ち合わせ。
今日こそは先に写真撮ってやろうと江田専務が車を降りる時の不意をついた。よっしゃ、今回は勝ったと思ったがその後、森社長の事務所にいる時に撮られてしまった。帰りには森社長にも撮られてしまった。明日あたり両者のブログに載ってることだろう。
 
今夜は姫は夕食をすませてくるということなので、ワシは一人で酒盛りした。明日のえしぇ蔵クッキングの仕込みをしながら、有り合わせのおかずで焼酎を飲んだ。今度の焼酎もうまい。我が家は頂き物で食っていけるのではないかというぐらいいろんなものを頂くが、中でも日本酒と焼酎には苦労しない。ここ数年自前で買ったことがない。しかもいいものばかり頂くので開けるのが毎回楽しみ。今回の薩摩の芋焼酎も珍しいものらしく、香り、味ともになんともたまらない。アジの三杯酢やら明太子やらをつまみにお湯割りで飲む。今夜のBGMはグレン・グールドの「ゴールドベルグ バリエーション」。あぁ実にいいねぇ。これにきれいなおねーちゃんがいれば・・・なんて言うと姫からカナディアン・バックブリーカーを喰らうのでそれは我慢。
だが今日はそんなに酔ってはいられない。明日の仕込みを失敗しないようにしないと。なかなかいい感じにはなったが、あとはじっくり煮込まないといけないからその後の味がどうなるか・・・かなり心配だが、まぁ失敗しても食えんことはないだろう。
 
「家族」
 
和むもの 昼に花見る 家族かな
 
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博多弁の法律

2009年03月25日 | Weblog
「村田運送」さん、「三開発」さん、「太田自動車鈑金」さん、「粕屋のお客さん」とまわった。
リカちゃんであちこち移動してるといろんな場所で桜を見るが、今年は開花の状態がバラバラ。満開のところがあれば、五分咲きにも満たないところもある。葉桜もあるし早いところでは散ってる。この差は何なんだろう?そして共通して言えるのは例年のように「お!」と立ち止まるほどの美しさではない。桜もこの気候に戸惑っているのか?
 
毎朝30分は宅建の勉強。これって法律の勉強だな。まるで司法試験の準備のように小難しい法律の文章の意味を読解していかなければならない。それにしてもどうしてこんなに難しく書くんだろう?表現の仕方を工夫すればもっと判りやすくなると思うんだけどな。
例えば・・・
 
「登記可能な不動産に関する物権の得喪・変更は、登記をしなければ第三者に対抗できない。」
 
・・・なんて堅苦しく書かずに、
 
「登記ばできる不動産の権利を得たり無くしたり変更したりする時はくさ、ちゃーんと登記ばしとかな誰かになんか文句言われた時に何も言えんごとなると。だけん、ちゃーんと登記ばしとかなつまらんと」
 
・・・みたいに全部「みぞえ住宅」のみぞえさんか、武田鉄也のお母さんのように言えば理解しやすくなって、少なくとも福岡県内の合格率はアップするのではないだろうか?
 
「法律」
 
法律の 四十路の脳に 入り難し
 
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WBC優勝

2009年03月24日 | Weblog
WBC優勝!!!今日はこれだけでいいやろ。イチローは男だね。
女官のF井が狂喜乱舞する姿が目に浮かぶ。
 
「男」
 
期待され 期待にこたえて 男かな
 
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ソウルの旅 3日目

2009年03月23日 | Weblog
5時半起床で空港へ。早い便で帰って仕事復帰しなければ。今朝は晴天で寒さも和らいだ。空港に着いてから朝食。九時半の便で福岡へ。さらばソウルよ、また来るでよ。次回は何を食おうかいな?
 
11時には福岡着。すぐに仕事へ。「
リバティ」のガルシアしゃちょー宅と、「コスモ不動産」さん、「ユーキハウス」さんとまわった。今日はさすがにあまり無理はしない。早々に帰宅。
 
あぁそれにしても今回も楽しかった。普通じゃできない体験もあったし、また一つ人生勉強になった。旅はやっぱり勉強だな。たくさん旅をした人は人間性において優れているということがいえるかもしれない。日本という枠を飛び出して、それまでの常識を全く超越した世界を見るわけだから思うところもいろいろあるだろう。生きることに関して深く考えもするだろう。かわいい子には旅させろというけどまさにその通り、人須く旅をすべしだ。
 
「名残」
 
離陸して 雲間のソウル 名残惜し
 
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ソウルの旅 2日目

2009年03月22日 | Weblog

2日目の朝は充実のビュッフェで始まった。また食い過ぎないよう控え目に選んだつもりなのに、食べ終えてみればまた今回もかなり満腹状態。どうもビュッフェはうまくいかない。大食は大罪の一つなんだがな。腹ごなしにちょいとビリヤードで遊んだ。
 
今日のメインイベントは国立博物館。九国真っ青の規模と設備がありながら入場無料という太っ腹。税金もこういうところで還元されると納得いくわな。
それにしても白磁、青磁の美しさには参った。完全に降参。姫のおかげでいいもの見せて貰った。
 
お昼は麦飯のビビンバ。これまた美味。あっという間に食ってしまった。野菜ばかりだったので胃もさっぱり。実に健康的な昼食。
 
少し散歩した後に前日の盗難の証明を貰いに警察へ。姫がぺらぺらと韓国語で説明するのに警官は驚いていた。そのうち雑談になって、財布をなくしたホルモン屋はおいしいの?みたいな話をしているらしく、ワシをさしおいて警官二人と話が盛り上がってやがる。ちきしょーめ、さっぱりわかんねーよ。
結局証明を貰うために別の警察署へ移動ということになり、なんとパトカーに乗せられた。無精髭はやしてサングラスかけたワシがパトカー乗るのを見ておそらく街の人に「あいつ捕まったんやねぇ」と思われたのは間違いない。
それにしても先々の文筆業の肥やしになるとはいえ、韓国でパトカー乗って警察署に連れて行かれるとは思わなかった。この機会を利用してしっかり内部を観察させて貰った。
証明を貰った後は警官が帰り道を教えてくれたが・・・・・・帰りは送ってくれんのね。(泣)
それにしてもなんと親身な対応だろう。ワシは車上荒らしにあった時など、数回警察に助けを求めたが親切どころか真剣さすら感じなかった。韓国の警察の対応見せてやりたいよまったく。
 
カフェで休憩した後、買い出しへ。姫は単身デパートの人込みに突入。ワシは入口で待つことにした。そしてしばらく後に戻って来た姫の姿に唖然とした。カートは漫画のように山盛り。一瞬冗談かと思った。あんた戦後の買い出しじゃないんだからと言いたいくらい半端じゃなかった。半分はそのまま配送して半分を抱えてホテルに戻った。
 
最後の晩餐はカムジャタンの店へ。これはうまいんだが辛い!半端じゃなく辛い!胃腸がびっくりしそうなので汁は飲まずにひたすら具だけ食べた。最後のポックンパはまた格別!二人してただ無言で食った。
そんな感じでどたばたの二日目も無事終了。
 
「カムジャタン」
 
うまいけど 辛いけどうまい カムジャタン
 

 

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ソウルの旅 1日目

2009年03月21日 | Weblog
懲りないワシらはまたしてもソウルへ。それにしてもまぁ姫の韓国好きは筋金入りだ。会話はどこに行っても聞き返されることなくスムーズに交わされ、歩きぶりはまるで我が街を行くごとしだ。我が嫁ながらたいしたもんだ。最初の頃は看板もメニューも読めず、地下鉄の切符と間違えて宝くじを買ったりしていたのが嘘みたいだ。
 
午後3時半くらいにホテル到着。えらく豪華なレジデンスだ。2泊では勿体ない。ジムもあるしビュッフェも充実している。ビリヤードテーブルまで!一ヶ月くらいいたいやね。
 
荷物を置いてすぐにインサドンに繰り出した。夕食を遅くとる予定なのでまずはマンドゥで軽く腹拵え。毎回うまい店ばかりチョイスする姫だが今回もまたいきなりうまいんだなこれが。皮がしみじみうまい。日本の餃子の店も皮にもう少し力を入れて欲しいね。
 
インサドンでぷらぷらと買い物した後は中部市場で食材の買い物。旅先の市場で得られるものは食材だけではない。人々の生きる力を感じ、生の民族性に触れることができる。そしてなにより旅をしている実感が湧く。旅情は市場にありだ。
 
市場の後、買ったものをワシに預けて姫は化粧品を買いにデパートへ。近くの広場で一人本を読みながら待っている時にビニールの袋の口が開いて市場で買った棗がコロコロ・・・
 
我一人 異国で棗 ひろふかな
 
ファッションもきめてサングラスもかけているというのに人がたくさんいる広場で一人棗を拾うおっさんの絵はいただけない。戻ってきた姫にそのことを話したら腹抱えて笑っていた。
 
夜はめっちゃうまいホルモンにありつけるというのでついて行ったら確かにめっちゃうまかった。えらく活気のある店で叫ぶように話さないと聞こえない。ホルモン食ってビール飲んで叫ぶ、ホルモン食ってビール飲んで叫ぶの繰り返し。人生楽しいやね。
 
さぁ帰ろうかという時に姫が財布をなくしたことが判明!幸いお金を別に持っていたから被害は少なくて済んだが、姫はその後カードをとめるためにいろいろと忙しかった。
ワシらの旅にどたばたは欠かせない。
 
「財布」
 
酔うてのち 財布なくして しらふかな
 

 
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