えしぇ蔵日記

えしぇ蔵日記のブログ版です。

傾国の美女

2008年06月30日 | えしぇ蔵的歴史探訪
中国鍼灸院」さんの常連さんで、ワシのブログにも時々コメントを入れてくれるNAOさんはかなりの美人だと呉先生に聞いた。その話から今日は中国の歴史に登場する美女の話になった。
 
呉先生: 「こういう人知ってる?」
ワシ: 「妲己?いいえ」
呉先生: 「彼女はね、昔の王様の妃ネ。とても美人だったヨ。でも全然笑わない人だったヨ」
ワシ: 「へぇー」
呉先生: 「王様は彼女を笑わせることができた者には褒美をやると言ったヨ。そしたら一人の男がアイディアを出したヨ」
ワシ: 「ふーん」
呉先生: 「昔は敵が来たらのろしを上げて知らせてたネ。のろしを見たらみんな兵隊が集まってくるネ。そこで敵が来てないのにのろしを上げてみたヨ。そしたらみんな集まったネ。それを見て彼女は笑ったヨ」
ワシ: 「あははは!」
呉先生: 「でもそれを何回もやってるうちにだんだん笑わなくなったヨ。みんなもだんだん疲れてきたヨ。そして本当に敵が来た時には誰も信用しなかったヨ。そしてその国は滅びたよ」
ワシ: 「美女は国を傾けるて言いますよね」
呉先生: 「本当は美女に惑わされる男のほうが駄目ネ。ちなみにその国を攻めて滅ぼしたのはいつか話した釣り針のない糸で釣りをしてたおじいさんの国ヨ」
ワシ: 「あー!あの人ですか」
 
調べてみると中国の歴史に登場する悪女はたくさんいた。この妲己(BC12世紀頃)を筆頭に、褒じ(BC8世紀頃)、驪姫(BC7世紀頃)、西施(BC5世紀頃)、虞美人(BC3世紀頃)、お約束の楊貴妃(8世紀頃)、妹喜(BC18世紀頃)、夏姫(BC6世紀頃)・・・などなど。いつの時代も所詮男は色気にゃ勝てんわけで。
 
コスモ不動産」さん、「福岡大手門」さん、「粕屋のお客さん」とまわった。
「粕屋のお客さん」にいる時にちょうど「Mishima」の大将が遊びに来た。そして7月のイベントを宣伝してくれと頼まれた。以下のとおり。
 
(お知らせ)
志免の「Mishima」さんが7月の1ヶ月間だけ特別メニューで営業されます。かつてのコース料理などを復活させるそうです。7月中に是非食べに行きましょう!
 
えしぇ蔵文学修行の旅は5ヶ月経過。今月終わったのは以下の5冊。
 
「武田麟太郎/島木健作」、「宇野千代/中里恒子」、「三好達治/中原中也/伊東静雄」、「上林暁/木山捷平」、「外村繁/川崎長太郎」
 
57冊終了、あと31冊。

「美人」
 
美人傾大国
壮士敗小杯
 
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電話

2008年06月28日 | Weblog
雨の中、午後から「フラマンローズ」さんで打ち合わせ。「epi」の弓削さんも参加された。ホームページの話はさっさと終わって、その後の業界裏話が面白い。弓削さんは福岡の飲食業界の裏表に精通されてるからとにかく話が面白い。いつかじっくり対談してその会話を日記に載せてみたいな。
 
夜、久しぶりに兄貴から電話があった。新しい仕事も決まって平和に暮らしてるらしい。一安心というところか。何もしてやれなかったがここ数年背負ってた荷物の一つを降ろしたような気分。対馬も金沢も家族全員が幸せになってこそワシの本当の幸せはある。ワシもっと頑張らんとな。
 
今日ようやく「
蔵書」の引越しが終わった。これからFC2版の「蔵書」に読者を誘導しないといけない。しかしなぁ、こんな誰も読みそうもないブログでもずっとやってれば少しづつ読者は増えてくるもんだ。その中から何人かでも日本文学に目覚めてもらえればワシとしては言うことなしだ。現在277作品。死ぬまで続けていく予定。
 
「電話」
 
兄からの
電話声まで
ほころびて
新生活の
喜びを聞く
 
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R-GIRLS

2008年06月27日 | Weblog
Rプランニング」さんお引越し。「センチュリー21 小笠原」さんのすぐ近くの二階建ての家みたいなオフィスに移った。なんかさらにアットホームな雰囲気になった。今日は新事務所の写真をホームページに入れるということで、ちょうどオフィスにいた4人のR-GIRLSに被写体になってもらった。写真で見ると清楚なお姉さんたちという感じだが、実際は面白い人たちなんだなこれが。オフィスはいつもワイワイガヤガヤ。サークル状態。
 

 
質みよし」さんではNさんに実際に振袖を着てもらって撮影した。あぁやっぱり日本人の女性の和服姿ってのはいいもんだ。これぞ日本の美の象徴だなと思った。
それにしてもあっという間に着付けしてしまう社長の腕前はいつもながらに素晴らしい・・・。
 

 
「夏のささやき」
 
雲早き
夕日久しき
梅雨の暮れ
夏のささやき
風に聞こえず
 
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母に送る歌

2008年06月26日 | Weblog
母の誕生日。ワシに命を与えてくれた人。母のためにもワシは生きてなにごとかを成す義務がある。太平洋戦争の頃、中国戦線で地獄を見た駅前のYさんによると、兵士たちの死ぬ間際の最後の言葉は「お母さん」が圧倒的に多いらしい。偉大なるものは母の愛だ。親父といっしょに想像を絶する苦労の人生を体験した母にはこれから先少しでも楽に暮らして今までの分を取り返して欲しいと思う。”花の命は結構長くて楽しいこともある”と思わせたい。
 
おっかさん、長生きして下さい。
  
たわむれに 母を背負ひて そのあまり 軽きに泣きて 三歩あゆまず  (石川啄木)

「母」
 
われ四十
今におもへば
なにひとつ
母よろこばす
旗は上げえず
 

 
「母」
 
長旅に
父と越えたり
幾山川
その生き様や
わがささへなり
 
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辞世の句

2008年06月25日 | えしぇ蔵的歴史探訪
第2つくしの里 笑屋」さんのイベント情報。
 
「笑屋オープン1周年感謝祭」
6月27日(金)~29日(日):道の駅うすい(嘉麻市)にて
6月28日(土)~29日(日):とりたて市場 楽市(田川市)にて
 
お近くの方は是非どうぞ!
 
 
辞世の句を作っておこうと思う。といっても自殺するつもりはさらさらない。病気や事故でコロッと逝ってしまわないとも限らないので一応準備しておこうという意味。いいのができればその都度入れ替えればいいということで。さて、そうなると参考にしたいのが歴史上の人物の辞世の句。一番のお気に入りはこれ。
 
「浮き世をば今こそ渡れもののふの 名を高松の苔に残して」
 
かっこいい・・・秀吉に城を水攻めにされた際、自分の命とひきかえに味方全員の命を救った清水宗治の有名な句。こんな潔い最期を遂げて颯爽と彼岸に渡ってみたいやね。
 
「捨ててだにこの世のほかはなき物を いづくかつひのすみかなりけむ」
 
名文家斉藤道三の句。さすがやなぁ。こういう秀作だと人に覚えてもらうこともできるな。この人には他にも名文があるが、文学的才能はかなりのものだったらしい。
 
「つゆとをちつゆときへにしわがみかな なにわの事もゆめの又ゆめ」
 
ご存知秀吉。所詮この世は仮住まいってとこか。まったくだな。なんでもかんでもゆめの又ゆめだ。
 
「ちりぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ」
 
お見事という感じ。細川ガラシャ夫人。散るべき時を知らんといかんなぁ。それにしてもなんと気高き人だろう。
 
それとも藤村操みたいに詩でもいいな。
 
「巌頭之感」
 
悠々たる哉天壤、
遼々たる哉古今、
五尺の小躯を以て比大をはからむとす、
ホレーショの哲學竟(つい)に何等のオーソリチィーを價するものぞ、
萬有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。
我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る。
既に巌頭に立つに及んで、
胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、
大いなる悲觀は大いなる樂觀に一致するを。
 
この「巌頭之感」はあまりに素晴らしいから暗誦してしまった。これが弱冠17歳の作品なんだから驚くよなまったく。ワシなんて80歳になっても無理だ。
 
さて、ワシもとりあえずなんか作っておこう。
 
 
今日は八女の「
江田建設」さんにお邪魔したが、またしても専務に写真撮られてしまった。ブログネタにされちまった。ん~専務に隙を見せてはいけない。しかし専務のブログのアクセス数すごいな。 → 「大工工務店の専務日記

「霧」
 
山の端の
霧おぼろげに
われもまた
憂き胸のうち
晴れを待つかな
 
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書竹良縁

2008年06月23日 | Weblog
久しぶりに朝時間が空いたので「中国鍼灸院」さんへ。
 
呉先生: 「えしぇ蔵日記を見たという人が毎日来るよ」
ワシ: 「ほんとですか」
呉先生: 「昨日も3人来たヨ。みんな同じこと聞くヨ。えしぇ蔵さんてどんな人?」
ワシ: 「なんて答えるんですか?」
呉先生: 「とてもハンサムよと言っておいたヨ」
ワシ: 「あははは!」
呉先生: 「今日はね、この詩の話をするヨ」
   書竹良縁
家     門
蔵     前
萬     千
巻     根
書     竹
呉先生: 「知ってる?」
ワシ: 「いいえ」
呉先生: 「昔よく勉強する真面目な青年がこの詩を作って門に貼ったヨ。青年の家の前には竹が生えていたヨ。家の中には本がたくさんあったヨ。本と竹は良い縁があるという意味の詩ネ」
ワシ: 「へー」
呉先生: 「でもその竹は隣の大金持ちの家のものだったよ。勝手に詩にされたから怒って竹を全部切っちゃったヨ」
ワシ: 「ありゃりゃ」
呉先生: 「そこで青年はこの詩に一字づつ足したヨ」
   書竹良縁
家     門
蔵     前
萬     千
巻     根
書     竹
長     短
呉先生: 「竹は切っても少し残ってるから短い竹としたヨ。本のほうには長いとつけたヨ」
ワシ: 「なるほど」
呉先生: 「これ中国語ではちゃんと韻も踏んでるヨ。これを見た隣の大金持ちは感心したヨ。将来性のある青年と思ったヨ。それで青年を家に招待したヨ。そして自分のきれいな娘を青年にあげちゃったヨ」
ワシ: 「へー!」
呉先生: 「書と竹は良い縁だったということネ」
ワシ: 「おもしろいすね!」
 
今日はこの後、先生が今凝ってるパン作りの話になってパンを見せてもらったり、中国語を習ったりして楽しかった。
 
ブライダルミュージアム ビッビ」さんにはOさんという天然キャラの女性の社員さんがいる。この人は生まれながらに人を笑わせる素質を持っているのか、そこにいるだけで面白い。こないだも「わたし、○万円も入れてた封筒落としたんです・・・」と落ち込んでいたが、全然落ち込んでいるようには見えなかった。これからきっとネタを提供してくれることになるだろう。
 
「鍼と文」
 
師癒病人鍼
我笑読者文
 
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霧の先に

2008年06月22日 | Weblog
乳白色とはこのことか。濃い霧は朝の新宮を覆っていた。母なる立花山はその麓から姿を消していた。まるで異郷の地を行く気分でM島さん宅へ。M島さんは来年のカレンダーの表紙を製作中だった。表紙に自作の短歌を入れるということだが、そのために作られた数編を読ませてもらった。いい歌を詠まれるなと思った。やはり長い人生の険路を歩んだ人のつくるものはどこか違う。40年生きたぐらいで及ぶ範囲ではない。
 

 
午後から姫と前原へ。数軒取材した後、「浮岳茶寮」さんへ写真撮影にお邪魔した。昭和21年築の純日本家屋はどこを撮っても絵になる。いいもんだ。古い日本家屋の中にいるとどこか故郷に帰ったような思いになるのはワシだけだろうか?それとも日本人ならみなそうか?
 
帰りも数軒取材してから帰宅。霧と霧雨に包まれた一日は幻想的だったのでちょいと日記も文学的に書いてみた。
 
「まぼろし」
 
霧雨の
おおふましろき
野の末に
うかぶまぼろし
いにしえの怡土
 
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役得

2008年06月21日 | Weblog

とにかくすごい雨だった。高速で星野村に向かう途中、50km以下にスピードを落としても不安なくらいまったく前が見えない時があった。ワイパーは全然追いついていなかった。しばらく路肩に止めようかと思ったくらい。それにしても今年はよく降る。
 
星香園」さんの今年の復刻和紅茶が完成した。7月1日から販売開始。今日試飲させてもらったが明らかに去年よりもおいしくなってた。今年は「やぶきた」と「ごこう」の二種類。それにティーバッグもある。日本生まれの日本の紅茶、日本人の感性に合わないはずがない。しかしまだ数が多く作れないので今年も数量限定。
(飲んでみたい方は予約したほうがいいですよ!えしぇ蔵が承ります。esezo@s-harvest.com
 

 
ひろみ屋」さんも新商品を7月1日より販売開始する。二代目が作った「創作明太子」と、二代目が厳選した「うまいもん」。創作明太子のらっきょめんたいを試食させてもらった。あぁ・・・これだけで二合飲める・・・。
 

 
この仕事の魅力を実感する一日だった。役得ってやつだな。
 
「和紅茶」
 
和紅茶や
かほりの語る
星野かな
 

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疲れる人生

2008年06月20日 | Weblog
今日の「質みよし」さんの撮影は疲れた・・・いつも疲れるが今日はなぜかひとしお。終わってから帰宅の前に「ギャルソン」さんに寄って無線LANのメンテ。そして帰宅してからは姫がいないので自分の夕食を自分で作って食べて、その後は明日のえしぇ蔵クッキングのカレーの仕込み。今回のカレーは結構こだわって作ったから大変だった。その後はデスクワーク。まったく疲れる人生だ。
 
「雨」
 
街の埃
ひたすら雨の
洗い去る
憂きこころまた
消えゆかんかな
 
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歌うな!

2008年06月18日 | Weblog

最近、「三開発」さんでの常務ととしこさんの会話が面白い。

常務: 「しんぐさんはミヤマキリシマは見に行かんと?」
ワシ: 「あぁ、ミヤマキリシマですね。行きたいですねぇ。九重に登ればまだ咲いてますかね?」
常務: 「いやぁ、もうちょっと遅かろう」
としこさん: 「あれは?見に行かないんですか?あれ、ミズバショウ。どこかきれいなとこありましたよね」
常務: 「北陸か東北か、どっかあのへんにあるね、きれいなとこが」
としこさん: 「ほら、あの、歌になってるとこ。なつがくぅ~れば・・・♪」
常務: 「歌うなて!食事前に(笑)」
としこさん: 「なんでですか!(笑)」
ワシ: 「あはははは!ご飯がまずくなる?」
常務: 「そうそう。もうとしこちゃんの歌だけは聞かれんけん」
ワシ: 「どんな歌でしたっけ?」
としこさん: 「なつがくぅ~れば・・・♪」
常務: 「歌うなって!(笑)」
ワシ: 「たいがいひどい扱いですね(笑)」
としこさん: 「でしょー?もう常務ひどいんです」

今日の最後のお客さん、「粕屋のお客さん」が終わってから、「ヘアーショップ ムーヴ」さんに寄って髪を切ってもらった。ワカガシーラは最近畑作りや料理に凝ってるらしい。パエリアとか作るらしい。すごいすごい。ワシもいつかパエリアに挑戦してみようかな。
 
「対馬の夏」
 
わが胸に
夏が導く
思ひでは
尾瀬にはあらず
対馬なりけり
 

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