えしぇ蔵日記

えしぇ蔵日記のブログ版です。

文学修行とバームクーヘン

2008年02月29日 | Weblog
今月から始めた「えしぇ蔵文学修行の旅」は順調に進んでる。旅といってもただ全集を読んでいくだけだが、やはりそれなりに鍛錬にはなる。ただ全集には代表作が入っているので既に読んでいるものが多いのは事実。一つも読んでない作品がなかった人もいた。それでも解説や月報は全部読んだ。これが大いに勉強になったかもしれない。
 
買って来た時に既に持っていたもの。
 
「正宗白鳥集」・「近松秋江集」・「高浜虚子/長塚節/伊藤左千夫集」・「谷崎潤一郎集(1)」・「谷崎潤一郎集(2)」・「有島武郎集」・「滝井孝作/尾崎一雄集」・「中野重治集」・「平林たい子集」・「佐多稲子集」・「阿部知二/芹沢光良集」・「高見順集」・「堀辰夫集」・「井上靖集」
 
今月終わったもの。
 
「坪内逍遥/二葉亭四迷集」・「尾崎紅葉/泉鏡花集」・「幸田露伴/樋口一葉集」・「森鴎外集(1)」・「森鴎外集(2)」・「徳富蘆花集」・「田山花袋集」・「徳田秋声集」・「山本有三集」・「横光利一集」
 
あと64冊。3年もかからないかも。
 
今日もいつものとおり「
システムハウス」さん、「Rプランニング」さん、「質みよし」さんとまわった。「Rプランニング」さんにはFさんという事務の女性の方がいて、この人はエクセルVBAを操るというツワモノ。今日はどうしてもうまくうごかない部分があって相談された。こういう原因を探る作業って結構好きかも。かなり複雑な作業をされてたのでなかなか苦戦したが、見事に解決した時はスッキリ。この快感がプログラマーの醍醐味なのかも。
 
最近は「
質みよし」さんで休憩タイムがあるのが助かる。いつも社長がお菓子を買って来てくれる。今日はバームクーヘンだった。
 
Kさん: 「バームクーヘンにマーガリンつけて食べたりします?」
ワシ: 「ええ!マーガリンですか?いいえ」
Kさん: 「私ですね、前に勤めてた会社で教わったんです。『いいけん、食べてみてん、おいしいけん』とか言われて」
ワシ:

「おいしいんですか?」

Kさん: 「いいえ(笑)。でもその会社ではみんなそうして食べてたんです」
ワシ: 「へー。なんか味の想像がつかんすね」
 
これってどーなんだろう?
 
「武者修行」
 
残されし
道を歩みて
武者修行
文学われに
なにをあたへん
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名品

2008年02月28日 | Weblog

ヘアーショップ ムーヴ」さん、「ブライダルミュージアム ビッビ」さん、「アルファホーム」さん、「小笠原」さんとまわって、最後は「雷山千如寺」さんへ。和尚さんが昔なつかしオープンリールのテープレコーダーを出してきて何やらごそごそやっていた。

ワシ: 「お!すごいすね。どうしたんですか?」
和尚さん: 「亡くなったうちの父が電器屋さんに貰ってたのが出て来たんですよ」
ワシ: 「これいいですねぇ」
和尚さん: 「いいでしょ?前原で最初の電器屋さん、たしか昭和二十何年に始められたんじゃなかったかな?そこのおやじさんがね、店を閉める時に『お世話になったから』ってうちの父にくれたんですよ」
ワシ: 「へー」
和尚さん: 「ところがしんぐさん、これ使い方がわかんないのよ。ちょっと一緒に考えて」
ワシ: 「おもしろいすね。やってみましょう」
和尚さん: 「まずテープをここにつけるよね。でもここはどうやって通すんだろ?」
ワシ: 「ここを通らないと音出ませんよね?」
和尚さん: 「出ないよね。でもこんなに大変かな?」
ワシ: 「そんなわけないですよね。このツマミはなんですかね?」
和尚さん: 「なんだろうね」
ワシ: 「とりあえず動かしてみますか」
和尚さん: 「動かしてみましょう・・・あ!動いた」
ワシ: 「動きましたね!すごいすごい」
和尚さん: 「いやー、よかった。まだ使えるね」

なんともノスタルジックな逸品だった。今度音を聞かせてもらおう。
 

 
「名品」
 
名品は
ただそこにありても
語るなり
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ル・フラマンローズ

2008年02月27日 | Weblog
「新郷商会」さん、「三開発」さん、「オアシス珈琲」さんとまわった後、ホームページの打ち合わせで「ル・フラマンローズ」さんへ。今日は弓削さんが「EPI」のカメラマンさんを連れて料理などの撮影をされてた。ワシもホームページ用の写真を撮影するので勉強のために見学させてもらった。撮った写真を見たらワシが撮るものなんかてんで話にならないくらいの圧倒的なクオリティ。う~ん、やっぱ本職はすごいな。
 
~ ル・フラマン・ローズさんからのお知らせ ~
 
・3月16日(日) 14時00分~15時30分
 第1回ワイン教室 テーマ「ブルゴーニュワイン」
 費用:3,675円(税込)
 
・3月30日(日) 14時00分~16時30分
 ワイン試飲会 テーマ「シャンパーニュ RMの可能性を探る」
 費用:6,300円(税込)
 
お申込みはえしぇ蔵まで。 esezo@s-harvest.com
 
「春を待つ」
 
春を待つ
心は老いて
しみじみと
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再会

2008年02月26日 | Weblog

昨日、懐かしい人から電話があった。かつてワシがパソコンの講師をしていた「ネットビジネス学院」の生徒さんが今新宮駅前でエステのお店を経営されてて、パソコンのトラブルで助けて欲しいとのことだった。今日の夕方、いつものお客さんが終わってからお邪魔して久々の再会。あぁ、あの頃毎日三苫まで通ってたなぁ。思えばM島さんもじゃび子も深見さんもレタスさんもそこの卒業生だった。アメリカに行ってしまったあんぱんまふ、独立したえせ次郎、保育園を始めた堺先生、簿記の中村先生・・・懐かしきかなだ。みんなどうしてるだろう・・・まさに”さよならだけが人生だ。”
 
おっと、そう言えば今日は2月26日だ。72年前、陸軍青年将校たちが決起し帝都を覆う雪を血に染めた日だな。あぁ当時の若き血は今の日本を見てどう思うだろう?安心するだろうか?絶望するだろうか?
こういう歴史的事件を調査しなおすような仕事とかしてみたいなぁ。松本清張みたいに。
 
「時の流れ」
 
楽しきも
血も苦しみも
悲しみも
過ぎ行く時間(とき)は
意にもかいさず
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯煙紀行その2

2008年02月25日 | Weblog
(徳富蘆花風)
 
まだ暗いうちから床を抜け出し、誰一人おらぬ大浴場で湯につかり徐々に明けゆく空を見上げるはまた格別。あぁまた始まるや有り難き一日。温泉宿で養った鋭気いかにふるわん。
朝食の前のひととき、姫を連れてしばしの散策。草おおう霜踏みしめ、その音になぜか郷愁を感じた。吐く息は白けれど空には一片の雲なき晴天。もはやなんの不足もなし。
朝食をしたため、仕度を終えた二人宿を後にした。寄り道もせず帰路を急ぎ正午前には帰宅。我、姫と荷物を下ろし、姫の「無理せんねー」という不可思議な言葉に送られて仕事へ。3社のお客様をめぐりて7時半に帰宅。
姫の療養とはいえ我も心身ともに癒され、また一つ思ひ出の模様を織り込みし週末、生きる喜びを感ぜすにはおられない。
 
思ひ出は
湯の中きみの
笑みの中
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯煙紀行その1

2008年02月24日 | Weblog
(徳富蘆花風)
 
姫の術後の療養のため、我ら二人粉雪舞う福岡を後にし、一泊の平山温泉の旅に出た。空は時に晴れ時に降る気まぐれ、全くの晴天にならざるを多少無念に思うも、向かう先は肥後の山里、ましてやそこで一句ひねるかという詩心あれば自然を相手にいかようにも楽しめようとさまで心にかけず車は南へ。
まずは久留米にて高速を下り、昼食をしたためた。「しのわ」にて化学調味料に頼らぬ自然な味のラーメンで胃を満たすと、次は「晴る」なる器屋へ。古いアパートの一室を品よく改装した店内には売る器と同じ柔らかい雰囲気を漂わす美しい女性店主一人。姫はここで気に入りの器買い求め、店主の勧める茶を喫してしばし憩いの一時。窓の外には並木越しに見える冬空時おり雲間に覗かせた青さは晴天のそれよりは淡いものの、優しく澄んでいた。
同じアパートの階下にあるカフェでもしばしの寄り道の後、3号線に入り一路平山へ。もはや高速は使わず下道を急がず焦らず。高速を使うと旅の半ばの印象が薄いもの。広い道と前後の車を眺めつつ気付けば目的地とひどく味気ないが、下を通れば道の際まで迫る民家に人の営みを感じ、自然のうつろいもより身近に見て旅の興趣はまた一際。
広川を過ぎる頃には空晴れ渡る清々しさ。八女、立花町を過ぎ、3号線を右に入りこんでしばらく行くと平山の温泉街。山に囲まれた小さな里に立ち並ぶ温泉宿、我らが向かうは「湯の蔵」。風情あるたたずまいに二人ご満悦。離れの部屋も広く個室露天風呂に沸く湯の音に頬は緩むばかり。あぁまさに求めたるものここにあり。
旅塵落とすべく湯に浸かりつつ桜の小枝越しに広がる冬空見上げて何思う?あぁここでならいいものが書ける、書かずにはおられない、逸る気持ち我をせき立てた。かの夏目漱石は草枕を一週間で書き上げた。我にもしなんの勤めもなき一週間あればと思うも本業の多忙それを許さず。せめてはこの紀行文にて気を紛らすのみ。
日は徐々に西に沈むを惜しまずにいられぬ心地よき夕べ、時おり里山眺めつつ膝上に開くは徳富蘆花。癒しの時は静かに過ぐ。
夕餉の美味に胃はしたたかに満足し、その後再び湯に浸かりて星を眺めた後は、ほてる体を座椅子にもたれて蘆花の名文に酔いつつ攻めよせるは心地よき睡魔。清潔なふとんにくるまれ夢の続きを追いつつ幕を閉じるは如月二十四日。
 
君つぎし
我かたむけし
美酒一献
 

 
夕日照山里
湯煙上冬空
君癒体病後
我読歌旅愁
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

非常ベル事件の真相

2008年02月23日 | Weblog
太田鈑金」さんでのおかーさんとの会話。
 
ワシ: 「銀行の非常ベル押したそうですね(笑)」
おかーさん: 「そうやとです。誰から聞きました?三池社長?」
ワシ: 「いいえ、三池社長の奥さんに」
おかーさん: 「そうですか」
ワシ: 「なんで押したんですか?(笑)」
おかーさん: 「あれはですね、ATMの前に並んじょったら私の前の人がよぉーっと使い方わからんで困っちょって、私が『銀行の人呼びましょうか?』て言うて、ポッて押したら非常ベルが鳴って、両側から警備の人がすぐ走って来てビックリしました」
ワシ: 「あはははは!」
おかーさん: 「呼び出しのボタンは非常ベルの上にあったとです。もうほんと。いらん世話やったとです
 
おかーさん、これからもおとーさんともども、ネタよろしくお願いします。
 
オアシスコーヒー」さんが終わった後、久留米のあるお店を取材したくて急いで移動して、ランチの時間が終わるギリギリ前に駐車場に止めてさぁ店に入ろうかというところで・・・閉まってるし。張り紙見てみると営業時間がネットに書いてあるのと違うし。はぁまったくワシってなんでこんなかいな。あ~あ、どこで飯食うべとふらふら歩いてるとすぐ近くによさげな店が!ええいと入ってみてこれが大正解。めちゃめちゃおいしかった!あぁこういうのも縁なのかもしれない。目的の店が開いてたら出会うことがなかった店。なんか運命的なものを感じる。今度夜にまた行こう。
 
尾道屋」さんでレシピ集の整理をしてから帰宅。1階では姫が韓国料理教室を開催中。ワシは2階でデスクワークの山を片付けた。
 
「非常ベル」
 
いらん世話
押してあげましょ
非常ベル
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

油断大敵

2008年02月21日 | Weblog
ヘアーショップ ムーヴ」さんの後、久しぶりに呼ばれて「大手門」さんへ。時間がとれなくなって「九州外語専門学校」さんに行かなくなってからこのへんをうろつくのは久しぶり。お濠に面したもと駐車場があった所にでっかいビルが建っててビックリした。あんなでっかいもんができるとは思わなかった。周辺にものすごい日陰を作ったろうな。
 
アルファホーム」さん、「小笠原」さんとまわって買物へ。今日はえしぇ蔵クッキング。近くのスーパーでレジ待ちしてるところを「ランドリー・キッチン」の5やさんに発見された。そーか、ここは5やさんのテリトリーか。油断したらいけんな。
 
今日のえしぇ蔵クッキングは超かんたんだったからちと姫に申し訳ないな。来週はちゃんとやろう。
 
「梅」
 
梅の香を
かいで微笑む
年になり
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デンゼルの昼寝

2008年02月20日 | Weblog
今日は「オアシスコーヒー」さんの販促作戦会議に「ドリームマーケティング」のワキタさんにも参加してもらった。日本初登場のグアテマラ ナチュラルの販売戦略の知恵をワキタさんに拝借できるとうまくいきそうな気がする。さてさて、歴戦のツワモノどんな作戦をたててくれるか楽しみだ。
 
ホテルぱれっと」のガルシアしゃちょー宅にお邪魔したらデンゼルがすごい格好で昼寝してたから思わず携帯で撮影。しかし無防備なやつだ。

 
仕事部屋にずらっと全集並べてるもんだからそれを見ると読みたくなってついつい文学の世界へ。でも仕事もあるからそう読んでばかりもいられないし、書くほうも急ぎたい。はぁなかなか両立は難しいもんだ。
それにしても徳富蘆花の文章の美しさは素晴らしい。
 
「昼寝」
 
家猫の
野生忘れて
昼寝かな
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あの時代

2008年02月19日 | Weblog
日曜日に「ル・シュクル」さん行った帰りに「東部ハウジング」さんにお土産持って行ったらA貞さんがそのことを「こがっち」に書いてた。
 
A貞さん: 「しんぐさん、こないだル・シュクルさんのケーキありがとうございました」
ワシ: 「いえいえ」
A貞さん: 「大事に家に持って帰って3等分して親子3人で分けて食べました」
ワシ: 「絶対にウソですね。一口で全部食べたでしょ?」
A貞さん: 「(笑)はい。一口で全部食べました」
 
A貞さんのお土産にはケーキ1個じゃ足らんな。
 
雷山千如寺」の和尚さんに「テ・ジョヨン」のサントラを貸して頂いた。和尚さんと奥さんは韓国ドラマすぐにはまるから面白い。奥さんはワシと「テ・ジョヨン」の話をしたそうだったが今日は時間がなくて断念。次回ゆっくりしましょう!
 
最近は快調に文学全集を読み進んで、森鴎外が終わってさて徳富蘆花に移るかという時に姫から待ったがかかった。「ちょっとこれ読んで」と渡されたのは瀬戸内寂聴の対談集。自分で読んでも意味がわからんからワシに読ませてその内容を説明させようというなんともあつかましい魂胆。そういうわけで今夜は全集を休憩してそれを読んだ。かつての錚々たる作家たちのエピソードが登場してなかなか面白かった。さて、これをどう姫に説明するか・・・。
 
「あの時代」
 
今は夢
文士が集ふ
あの時代
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする