「あおば不動産」さんで重要事項説明の練習をした。説明するのはできるのだが質問への対応がまだまだなので一人でできるようになるのはまだ先だな。さて、本番はいつになることやら。
今日は午後遅くからえらく涼しくなった。秋を感じた。もう暑いのも雷雨もうんざりだからはやいとこ秋になって欲しい。
今宵はブルームーンか。一日中頭の中でプレスリーが流れてたのはワシだけではあるまい。
8月終わり!明日は又三郎がやってくる。
「月」
あまのはら ふりさけみれば かすがなる
対馬の山に いでし月かも
蔵
(「あまのはら ふりさけみれば かすがなる 三笠の山に いでし月かも」のパクリ)
横溝正史がやめられない。この1週間で4冊読んだ。読みすぎやろ。仕事も忙しいというのに。
それにしてもなんだろう?この読みやすさ。情景の描写、ストーリーの展開、登場人物のキャラクターが的確に把握できる。これはつまり材料を全て明確に提供するから推理してみなさいということだろうな。まったく無駄な描写がない。じっくり読めばわかるはずというわけか。でもなかなかそうはいかんものだ。
どの推理作家もそうだが、やっぱり横溝正史も優れているのは5つか6つくらいだ。あんまり書きすぎたから優れてる作品も薄まってしまう。「犬神家」「八墓村」「獄門島」「手毬唄」「本陣」くらいでやめといたら世界のトップに劣らないと言われたかもしれんな。
そうは言ってもこのおどろおどろしい雰囲気が好きで、それに浸りたいがために駄作も読んでしまうんだな。横溝正史の一番すごい点は独自のワールドを確立したことだ。だからよく売れる。
ワシもしばらくは抜け出せそうにない。
「名探偵」
犠牲者を ほとんど救えぬ 金田一
事後解説の 名探偵かな
蔵
姫が「今日は走る!」というので、この炎天下で大丈夫かいなと思いつつ自転車で大濠公園へ。案の定走ってる人はごくわずか。日射病になりに来たようなものじゃないかと不安だったがとりあえず木陰を選びながら2周。風があったのでなんとか走れたが、さすがに喉の渇きは半端じゃなかった。
その後は「アルチザン」に寄ったり、間もなくオープンする総菜屋さん「マシェリ」をのぞきに行ったりしてから帰宅。
シャワーを浴びてから体重を測ると65kg台という懐かしい数字を見た。それだけ水分が抜けたということだろうか。まぁ一時的なものだから明日には回復してるだろうけど。
夜のビールはそれはそれは格別だった。水のように飲めた。
「日陰」
陽は強し 日陰はチャリの コースなり
蔵
水曜日の仕事帰りにブックオフに寄って、横溝正史を数冊買いこんで来た。たまに無性に読みたくなるのはワシだけだろうか?それも夏に。なぜかこう、金田一耕介に会いたくなるんだな。あのおどろおどろしい世界に浸りたくなるんだな。
横溝正史は松本清張同様に面白すぎてやめられない。他のこと全部うっちゃってひたすら読んでいたいという気分になる。ここまで読む側を引き付ける手腕というのも大したもんだ。究極のエンターテイメントだな。
だがこの両巨頭、あまりに映像化されすぎているのが難点。映画やテレビで見た作品が多いので犯人もトリックもばればれ。読みながら推理する楽しみはもはやない。横溝正史?金田一耕介?何それ?見たことも聞いたこともない、という人がうらやましい。
坂口安吾は横溝正史にアガサ・クリスティに匹敵するという評価を与えているがどうだろうか?確かに日本ではトップを争う存在だろうけど、アガサ・クリスティにはまだ及ばんだろうというのがワシの個人的意見。ヴァン・ダイン、クイーン、クリスティ、セイヤーズ、カーあたりはちょっと桁が違うと思う。
日本の推理小説はまだまだ発展途上だ。
「雷鳴」
雷鳴や もはや毎夏の 風物詩
蔵
今朝は「中国鍼灸院」さんへ。今日の漢詩はこちら。
「夏氷冬水」
呉炳宇
秦家村山有奇洞、(秦家村の山に奇なる洞あり)
夏日結氷冬清泉。(夏日に結氷し冬清泉となる)
唐王食氷解暑渇、(唐王氷を食し暑渇を解く)
千年佳話不虚傳。(千年佳話虚を傳えず)
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)
秦家村っちゅーとこに変わった洞穴があったげな
夏に氷が張って冬に泉になるげな
唐の王様は氷ば食ってから暑さをしのいだげな
千年も伝わるほんとの話じぇ
呉先生: | 「これは本当に中国にある不思議な洞穴の話ネ」 |
ワシ: | 「はい」 |
呉先生: | 「そこでは夏に氷が張って、冬は泉になるヨ」 |
ワシ: | 「へー!」 |
呉先生: | 「昔から中国の伝説としてあったけど、今もその穴は存在するヨ」 |
ワシ: | 「そうなんですか」 |
呉先生: | 「昔の中国の王様はここの氷を食べて夏の暑さをしのいだヨ」 |
ワシ: | 「へー」 |
呉先生: | 「なぜそうなるのか?いろいろ調べたけど未だに原因はわからないヨ」 |
ワシ: | 「不思議ですね」 |
呉先生: | 「ところで今日はここにも鍼します」 |
ワシ: | 「そこは何に効くんですか?」 |
呉先生: | 「ここに鍼すると唾が出てくるヨ。喉が渇いた時に刺激するといいネ」 |
ワシ: | 「へー」 |
呉先生: | 「口の中に唾が多いと病気になりにくいネ。それと虫歯にもなりにくいネ」 |
ワシ: | 「なるほど」 |
次回から呉先生に武術太極拳を習うことにした。基礎からきちんと。型をマスターして家でも練習するつもり。
「残暑」
花すすき 宵の涼風 虫の声
もはや残暑も 名残惜しけれ
蔵
去年もだったが、今年も汗疹ができてしまった。こういう時は「博多温泉」に限る。今日も姫とミリカローデンに行ってみっちり鍛えてから、帰りに寄って温泉に浸かってきた。「汗疹は一回で枯れます。枯れない場合は返金します」とまで豪語しているからその自信はすごい。確かに帰りにはスッキリ枯れてかゆみもないから不思議だ。一体どういう成分の成せるわざなのだろうか?
山岡荘八の「織田信長」全5巻を10日で読んだら「速すぎる!」と姫に怒られた。今日から吉村昭の「プリズンの満月」。ゆーっくり読もう。
吉村昭は初めてだ。記録文学とはなんぞや?ということを学ばせてもらうとしよう。
「ビール」
耐え難き 筋トレ後の ビールかな
蔵
今日はまたどっかんどっかん雷が落ちた。「ユーキハウス」さんにいる時だったが停電で2回作業中断を余儀なくされた。結構近くに落ちた時はさすがにビビった。
昨日、冷やかしでスバルのショールームに行って「BRZ」のカタログを貰ってきた。トヨタの「86」ともども売れて売れてしょうがない車種なので営業マンの説明に全然熱が入ってないのが面白かった。「どうせ出荷追いつかないから別に無理して買わなくてもいいよ」的な対応だった。試乗車が空いてたのに「試乗しませんか?」という言葉はついに出なかった。売り手有利だとこうも違うものかと思った。
いくつになってもスポーツカーに食指が動く。「BRZ」いいよなぁ。でも納車半年待ちか。結構高いしなぁ。まだまだワシには無理だな。
筋トレメニューちょっと追加。
スクワット 15回×2セット
ツイスト 10回×5セット
プッシュアップ 20回×1セット
アームカール 左右各10回×2セット
リストカール 左右各10回×1セット
コンセントレーションカール 左右各10回×1セット
ショルダープレス 10回×2セット
ショルダーシュラッグ 10回×2セット
トライセプスキックバック 左右各10回×1セット
ワンハンドローイング 左右各10回×1セット
ダンベルベンチプレス 10回×1セット
ダンベルフライ 10回×1セット
サイドレイズ 10回×1セット
トライセプスエクステンション 10回×2セット
シットアップ8種 各30回×1セット 合計240回
ストレッチ
「スポーツカー」
人や荷の 移動の術(すべ)に あらざりき
見ては芸術 御してスポーツ
蔵
お盆休みを利用して九大病院へ。4年前の手術の経過の検査に行った。もう1年以上検査してないので少し不安になったからだが、結果は来月のMRIを待たなければならない。
それにしてもお盆だというのに患者さんの多いこと。
今日は姫は仕事だったので夜は久しぶりのえしぇ蔵クッキング。二度と作れない幻のカレーを作ろうと思ったが、できたのは二度と作りたくない残念カレーだった(笑)。うーん、ネットのレシピも慎重に選ばんといかんなぁ。っていうか自分だけのレシピを確立すべきだな。
最後は姫に「まずいから助けてくれ」とすがったら、ちょちょいと手を加えただけで「あれ?うまいじゃん」となるから不思議!姫恐ろしや。「こいつタダモノではない、ものども!生かして帰すな!」って感じ。
「カレー」
残念な カレーを救う ひと工夫
我妻なれど タダモノではない
蔵
天気が悪いのでどこにも行けない。昨日はかろうじて散歩。今日はかろうじてポタリング。ただし本はだいぶ読めた。
夜、「コンツェルト」(邦題:「オーケストラ」)という映画を見た。毎度姫のセレクションに外れはないが、今回もえらく感動した。チャイコフスキーのバイオリン協奏曲をこんなに感動的に使っている映画は初めてだ。これは多くの人にすすめたい。笑えて、感動できる映画。そしてクラシックが好きになれる映画。
映画といえば数日前に見たジャッキー・チェンの「1911」もよかった。辛亥革命を描いた壮大な歴史もの。中国の歴史の勉強になった。ジャッキー・チェンが出ているけどもカンフーは明らかにファンサービスと思われる1シーンのみ。カンフー以外での彼の演技力が楽しめる映画だ。
「中国鍼灸院」の呉先生は武術太極拳の指導者の資格を持っているが、先生はジャッキー・チェンの技量は本物だとしきりに賞賛する。カンフーも映画のための付け焼刃と本物の技量とは見る人が見ればわかるんだろうな。
「うら盆会」
うら盆会 祖先は遠き ふるさとに
蔵
坂井三郎の「大空のサムライ」を読了したので今日からは山岡荘八の「織田信長」。
「大空のサムライ」には大いに学ぶところがあった。己を律する厳しい姿勢には大いに感銘を受けた。彼の言わんとするところは極めてシンプルだ。目標を達成する、実績を残す、誰かに勝利する、成功を得る、名を上げる・・・そういった諸々のことはすべて己に勝つことができれば実現可能なのだと。そうなると常に戦う相手は自分だ。自分に勝てるなら何でもできる。シンプルだが最も困難なこと。だがトライは誰でもできる。仕事、筋トレ、文学・・・死ぬまで自分と戦うのだ。
いろんな歴史作家が描く「織田信長」を読んできたが、山岡荘八は初めて。同じ人物も作者が変わると違う人に見えるから不思議だ。さて、山岡荘八型織田信長はどんな感じなのか?お盆休みにじっくり楽しもう。
「克己」
人に勝つ 実績残す 名を上げる
全ては己に 勝つものの為す
蔵