連休二日目。今日は買物day。
マリノアで服を買った後は昨日の続きで自転車屋めぐり。そして昨日目をつけておいた自転車を買った。姫もいいのがあったので買った。これで連休中にサイクリングに行ける。
ワシが買ったのはクロスバイクで、ジャイアントのエスケープR3。一目惚れだった。早くこれでどこかに行きたい。
ロードにしようかと迷ったが、自転車初心者のワシにはまだクロスでいいかなと。慣れてきてまだまだ自転車にはまりそうだったらロードへの移行を考えようと思う。
読書、登山、マラソン、筋トレ、旅行。そして自転車が新たに趣味に加わるかな?
「エスケープR3」
風を切り 明日は何処へ エスケープ
蔵
連休初日。まずは掃除でスタート。せっせと家中掃除。
午後から念願の自転車を買いにお店を4軒まわった。医者と同じで何かお目当てのものを買う時はセカンドオピニオンは大事。A店ではできないといわれたこともB店では可能だったりする。一概に値段だけでは判断できないのだ。それに自転車となるとやはり適確なアドバイスができる店なのかどうかがかなり大きい。
まぁそんなこんなでいい感じのものを見つけてキープしておいたので、明日買いに行く予定。晴れれば歩いて行って帰りに乗って帰るんだが、明日雨の可能性大。車に載せて帰るか?
夕方、軽く警固までラン。今日はきついなと思ってても走り出すと血が巡るからか結構元気になって走れるもんだ。
まぁそんな感じの連休初日。
「チャリ」
喧騒の 都会初めて チャリで知る
蔵
昨日ついに届いたマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」全10巻。とにかく大長編という話を聞いていたが、集英社の日本文学全集は88冊、山岡荘八の徳川家康は26冊だったから10巻くらいなら大したことないと思っていた。ところが実際に見てみると1巻だけで750ページほどある。3冊に分けていいくらいのボリュームだ。これはあなどれないと思った。
おそらく読み終わる頃は、暑さも峠を越え・・・という感じかもしれない。
「時」
今ぞおもふ うしなふ時の うつくしさ
蔵
「中国鍼灸院」さんにて。
呉先生: | 「今日は皮の話ネ」 |
ワシ: | 「はい」 |
呉先生: | 「昔、中国のある官吏の子どもが喘息になったヨ。そしてある晩、夢で薬人参を一寸と胡桃を3個煎じて飲むと治るというお告げを聞いたヨ。朝になって奥さんに話したら奥さんも同じ夢を見てたヨ。それで早速作って子どもに飲ませたら喘息治ったヨ」 |
ワシ: | 「へー」 |
呉先生: | 「その話を聞いた人が家族が喘息だったから真似して作って飲ませてみたら本当に治ったヨ」 |
ワシ: | 「へー」 |
呉先生: | 「でも数日してまた喘息がでたから作ってあげたけど今度は効かなかったヨ」 |
ワシ: | 「どうしてですか?」 |
呉先生: | 「夢で見た人のところに訊きに行ったら教えてくれたヨ。1回目は急いで作ったから胡桃の皮も一緒に煎じたヨ。でも2回目は丁寧に作ろうとして皮をむいてしまったヨ。実はこの皮が大事ネ」 |
ワシ: | 「そうなんですか」 |
呉先生: | 「皮は中の栄養を閉じ込める役割をするヨ。皮がないと栄養が逃げてしまうヨ」 |
ワシ: | 「なるほど」 |
呉先生: | 「これはなんでも同じ。お米も時々玄米を食べたほうがいいヨ。りんごも皮ごと食べるほうがいいネ」 |
ワシ: | 「確かにそうですね」 |
呉先生: | 「この話で言ってる治療法は本当に効くヨ。昔、中国の李時珍という人が書いた『本草綱目』という本にも同じように書いてあるヨ」 |
ワシ: | 「あぁ、『本草綱目』聞いたことあります」 |
呉先生: | 「漢方の先生でこれ知らなかったら失格ヨ」 |
調べてみると「本草綱目」を学ぶことは漢方の基本中の基本らしい。この本で紹介している薬種は1892種で、処方や製造法まで細かく書いてあるらしい。
漢方というのは知れば知るほど理にかなっていて面白い。人間が無理なく健康を維持していくためには絶対に必要な知識だと思う。中国四千年の歴史が積み上げたノウハウは尊重すべきだ。
「草木」
草木の 教えははるか 四千年
人も自然の 枝葉なりしか
蔵
午前中は仕事。お昼は姫と高宮駅前の「To You」で食べて午後はデスクワーク。夕方、大濠公園まで走りに行った。
大濠公園までの往復のコースにはだいぶ慣れてきた。アップダウンの少ないコースだが途中大通りも走るので排気ガスのひどさには少し苦しめられる。それを避けるコースはアップダウンが厳しくなるのでどうしようもない。自転車を買ったら大濠公園まで自転車で行って、池の周囲を走ろうと思う。
夜、ヤフオクで「失われた時を求めて」を落札した。到着が楽しみだ。全10巻でしかも1冊のボリュームも結構あるのでおそらく読了は6月かな。例によって運転中にしか読めないだろうから。
さて、最後の大物だ。じっくり読んでいこう。
「大濠」
大濠や 風と光と 走る人
蔵
お客さんがパソコンを新しく買ったので設置を手伝いに行ったが、今時のパソコンは何もワシのような人間がわざわざ行くほどのことはない。電源入れてLANケーブルつなぐか、無線LANの設定だけすればそれで終わりだ。プリンターなんて勝手に認識してしまう。楽なもんだ。
それにしてもハードディスクの容量には驚いた。テラげな!若い頃、コンピューターの基礎を学んでいる時にデータ量の単位にはテラというものもあるが、これを使うようになるのは遠い未来だろうと教わったもんだ。あれからわずか20年で一般家庭で使うようになったんだからな。テクノロジーの進歩は常に人の予想を上回る。感動的でもあり、恐ろしくもある。
アンデルセンの「即興詩人」も終わり、ついにワシの海外名作文学の旅も残すところあと1冊となった。最後に残ったのは大御所、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」だ。まぁこれは文庫本で10冊だから、名作をあと10作読むようなもんだが。これを読み終わったら一つの区切りとしようかと思う。そして再び日本文学に帰るかな。
さて、またヤフオクチェックの日々だ。
「命」
幾許か 知らねば逸る 此岸にて
あれも読みたし これも知りたし
蔵
「東部ハウジング」のOさんが中国に帰ることになった。ワシと会うのも今日が最後。なんとも残念な別れだ。
Oさんは日本語が全くわからない状態で単身中国から渡ってきた。そしてバイトをしながら大学に通い、「東部ハウジング」さんに就職して宅建免許も取得した。全くたいしたもんだ。ワシなんて言葉もわからない外国に行ってその国の資格を一つとれと言われたら即座にギブアップだ。実にバイタリティにあふれた人だと思う。きっと中国でも成功されるだろうと思う。
Oさん、中国に戻っても頑張って下さい!
ワシ: | 「どうして日本に来ようと思ったんですか? |
Oさん: | 「無理矢理です」 |
ワシ: | 「無理矢理?(笑)」 |
Oさん: | 「そうです。親に言われて」 |
ワシ: | 「お前、日本に行って来い!みたいな感じで?」 |
Oさん: | 「日本かブラジル、どっちか選べって言われて」 |
ワシ: | 「へー!」 |
Oさん: | 「中国にいたら駄目って言われて」 |
ワシ: | 「そうなんですか!」 |
Oさん: | 「それで日本を選びました」 |
ワシ: | 「すごいですね」 |
まさにかわいい子には旅を、だな。素晴しいご両親だ。つらかったろうけど、それでOさんは大きく飛躍したわけだからご両親の決断は見事に実ったわけだ。
親っていう仕事はそれぐらい厳しい面もないといかんのやろうなぁ。
「親」
安穏を 許さぬ親の 厳しさに
潜むは愛と 別離の涙
蔵
お世話になってたお客さんがまた亡くなった。今日お通夜に行ってきた。会社の帰りにいきなりくも膜下出血で意識不明。そして今朝亡くなった。あまりにも突然の死。本人も死がそばにあるなんて思いもしなかったろうし、おそらく現状把握する暇もなかったろう。
ワシがお邪魔して作業する時は机がすぐ横で、いつもイラレでチラシとかポスターを作りながら冗談を言って笑わせてくれた。今日はどんなネタで笑わせてくれるのか楽しみだった。飄々として面白い人だった。
死はまだ遠くにあるという思い込みは誰しも捨てるべきだ。そうすれば今一瞬の貴重さを知ることができる。
お通夜の帰りに自分の時間を蔑ろにしてないか考えた。反省すべき点は山のようにあるな。
「通夜」
恩人の 骸ながめて 帰る道
常よりおもき 窓外の風
蔵
やっと手に入った。受かるまでも長かったが、受かった後も長かった。合格通知が来たのが11月。それから何だかんだとやらされて、お金もたっぷりとられてようやく今日届いた。もったいぶるやねぇ。
ここまで来たなら次は重説の練習せんといかんよなぁ。誰かに弟子入りして教えてもらおう。
合格からまだ半年もたってないが、あれだけ覚えたことがもうだいぶ薄らいでいるのを感じる。思えば勿体ない話だ。なるべく頭に残るように少しづつ復習しようかなと思う。受かったけど忘れてしまって仕事で活かせないというのは本末転倒だからな。
「苦労」
頂きに 立てば苦労も 過去のもの
今や懐かし 勉学の日々
蔵
「中国鍼灸院」さんにて。今日の呉先生の漢詩はこれ。
「笑顔」
呉炳宇
笑顔不費気力、(笑顔気力を費やさず)
笑顔不要投資。(笑顔投資を要せず)
笑顔不担風険、(笑顔風険を担わず)
笑顔不断増値。(笑顔値増すことを断たず)
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)
笑うとに気力はいらんばい
笑うとに投資やらせんでいいばい
笑うとになんもあぶなかこつはないばい
笑うたらどんどんよかごとなるばい
ワシ: | 「健康を保つのに一番気をつけないといけないのはなんですかね?」 |
呉先生: | 「食べ物ね」 |
ワシ: | 「野菜を多く食べるとかですか?」 |
呉先生: | 「肉やお酒が好きな人でも長生きしてる人はいるネ」 |
ワシ: | 「いますね」 |
呉先生: | 「そういう人に訊いてみたヨ。『お酒飲みますか?』『毎日飲む』『肉食べますか?』『毎日食べる』でも病気にならないネ」 |
ワシ: | 「なんでですか?」 |
呉先生: | 「その人は一度も飲みすぎたこと、食べ過ぎたことがなかったヨ」 |
ワシ: | 「なるほど」 |
呉先生: | 「なんでもやり過ぎないことが大事」 |
ワシ: | 「はい」 |
呉先生: | 「お酒も身体にいいこともあるヨ。少しは飲んでもいいヨ」 |
ワシ: | 「はい」 |
呉先生: | 「例えば利尿作用があるネ。それから消毒作用もある。そしてよく眠れるネ」 |
ワシ: | 「確かに」 |
呉先生: | 「お酒飲む時は必ず何か食べること。それからゆっくり飲むこと。そしてお茶や水を同じ量飲むこと。これで二日酔いはしないヨ」 |
お酒は諸刃の刃なわけだな。上手に付き合わないといけない。
「酒」
酩酊の 境過ぎれば 毒となる
つきあい難きは ささのつゆかな
蔵