えしぇ蔵日記

えしぇ蔵日記のブログ版です。

趣味

2009年02月28日 | Weblog
今日はずっと「シューポート」さんで商品の撮影。お昼は店長の光田さんと女性スタッフと「あじさわ」でお好み焼きを食べた。そこで趣味の話になったが、光田さんの趣味はバレエ(踊るほうね)。かなり情熱を傾けている様子だった。なんとも素敵な趣味だなぁと思った。
考えてみるとワシのまわりの人たちは素敵な趣味を持った人が多い。
ヘアーショップ ムーヴ」のボスは薔薇を育てるのこと。薔薇ですよ!なんと素敵な趣味だろう。(ボスの薔薇日記
雷山千如寺」の和尚さんはオーディオ。いい音ってどこまででも追いかけてみたくなるのはすごくよくわかる。
浮岳茶寮」の女将さんは茶道。こちらは仕事にも関係してるが、その造詣の深さには脱帽するのみ。
やひめ」の橋本社長はウッドベース。そして職場でも車でもいつもジャズを聞いてる。実にダンディなんだな。
マツノデザイン店舗建築」のセガールしゃちょーは書道。絵がうまい人って書もうまい人が多いような気がする。
「粕屋のお客さん」の社長御夫妻はミュージカル鑑賞。ミュージカル好きな人っていいなと思う。
さて、ではワシはなんだろう?古書の収集?登山?食べ歩き?どれも中途半端だな。どれか一つだけ徹底的に凝ってみるかな。
 
つくしだろうか?ふきのとうだろうか?野でなにかを摘んでいる人をあちこちで見た。ついに春来たりだ。新しい人生での初めての春だ。
 
「春」
 
春きたり 野辺で菜をつむ 背中かな
 
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年齢

2009年02月27日 | Weblog
ブライアン・セッツァーのロカビリーにかける情熱は実に素晴らしい。
 
久しぶりに「
質みよし」さんで着物の撮影。社員さんの入社・退社で女性スタッフの顔ぶれがかなり変わった。そして皆さんワシより年上の方ばかりになった。そこでワシが何歳なのかが話題になった。
 
Aさん: 「しんぐさんはきっと私たちよりかなり下ですよ」
ワシ: 「いえいえ、結構いってますよ」
Aさん: 「東京オリンピックを知っちゃあですか?」
Bさん: 「それがポイントですね(笑)」
ワシ: 「東京オリンピックは196・・・」
Aさん: 「1964年です。私高校生でした」
ワシ: 「そうですか・・・」
Bさん: 「じゃぁ、柳家金語楼知ってますか?これでだいたいわかりますね」
ワシ: 「いいえ、知りません」
Aさん: 「柳家金語楼知らんですか?NHKの”ジェスチャー”っていう番組に出てた・・・」
ワシ: 「知りません。東京オリンピックの時は・・・生まれてません(笑)」
Aさん:
Bさん:
「え~!!!」

ワシっていくつになっても老けて見られる。
 
「年齢」
 
我未だ 見た目年齢 おいつけず
 
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大野峠 空腹 家系

2009年02月25日 | Weblog
「当世源氏物語」(谷崎潤一郎訳 源氏物語風)
 
大野峠
 
けふは「新郷商会」様、「
ブライダルミュージアム ビッビ」様、「三開発」様、「太田自動車鈑金」様、「戸次染工場」様、「粕屋のお客」様とまわらせていただきました。
霧雨にしっとりと濡れる街中をいと赤き車にて走っておりましてもあまり寒さを覚えることはございませんでした。
水曜日は飯塚の里に参る日でございます。いつも大野峠を越えて参りますが、毎年如月にはこの峠が凍結して飯塚の里に参れませぬ日があるものですが、今年はそのやうな日もなく春を迎えようとしております。これも温暖化の影響でしょうか。
 
 
空腹
 
三開発」様にお伺いした時のことでした。女御のとしこ様がパソコンのことでなにやらお悩みのご様子でした。
「CORINSのオンライン登録をしなければなりませぬが、どのやうにすればよろしいものかと・・・」
「そのやうなことでしたらお任せ下さい。わたくしが登録いたしませう」
「まぁ、なんと頼もしいこと。ありがたいことでございます」
としこ様が御礼を言われたその時でした。
ゴゴゴゴゴ・・・っと雷のやうないと恐ろしき音が響きましてございます。わたくし思わず周りを見回したほどでございます。その音はとしこ様のお腹の音でございました。
「ち、違います、違います、わたくしではございませぬ、今のは神宮様でございます・・・」
慌てて取り繕うとしこ様の姿が大変不憫でございました。
 
常日頃 しとやかなりし 人なれど
空腹時には 雷の音
 
 
家系
 
わたくしのお客様でございます箱崎の戸次様は大変な御先祖をお持ちでございます。柳川藩の藩祖で、生涯不敗、豊臣秀吉をして西日本一の武将と言わしめた立花宗茂の義父にあたります戸次鑑連の血を引いているということでございます。わたくしのやうな下賤なものが出入りするなぞ、畏れ多い家系であります。
御先祖といいますとわたくし以前、中国の毛利家の子孫の方と酒席をともにさせていただいたことがございます。「
雷山千如寺」の御住職の喜多村様の御先祖は筑前黒田家の譜代の家臣であったさうでございます。「マツノデザイン店舗建築」のセガール社長の帝は大友宗麟の血をひいているそうでございます。世が世ならばおもてをあげることもできない方々でございます。まして日記におもしろおかしく書くなどまことに畏れ多いことでございます。
 
 
「家系」
 
世が世なら 顔も上げえぬ 人々と
まじわりをもつ ありがたさかな
 
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バナナ 夫婦 卓球 延長料金

2009年02月24日 | 当世源氏物語
「当世源氏物語」(谷崎潤一郎訳 源氏物語風)
 
バナナ
 
ウイルホーム」様にお伺いした時のことでした。太田社長の帝が御車の中よりバナナを見出だされて大変喜んでおられました。
「車の中よりバナナを見出だすとは、なんとめでたきことよ」
帝がそう仰せられるのを聞かれた太田の后様はいささかご不満がおありのご様子でした。
「帝はかのバナナが無くなりし折、『后が食べたのであろう、正直に申すがよい』とお疑いになっておられましたが、これでわたくしの潔白が証されました。なにか仰せになることがあるのではありませぬか?」
太田の后様は帝をお責めになりますが、帝は「車の中でバナナの匂いがするゆえ不思議に思っていたがやはりそうであったか。いやめでたいめでたい」とバナナに夢中で意にも介されませんでした。
「このやうなバナナごときで喧嘩をするなど、まことに恥ずかしゅうございます」
と太田の后様はため息まじりに申されておりました。

かほどまで 帝の心 奪いしは
ただ一本の バナナなりけり
 

夫婦
 
住まいのイシダ」様にお伺いしたときのことでした。女官のF井は得意げにこう申しておりました。
「わたくし、あることに気付きましてございます」
それを聞かれた社長の帝の北の方であります店長の后様がお尋ねになりました。
「それはいかなることでございましょうや」
「社長の帝は、わたくしを冷たくあしらわれる時には店長の后様におやさしく、わたくしにおやさしい時には店長の后様を冷たくあしらっておいでになります」
店長の后様は強く否定されて、
「心外な。わたくしが帝に冷たくされるのではなく、わたくしが帝に冷たくするのです」
と仰せられました。わたくしはそばで聞いておりまして笑いをこらえておりました。
女官のF井は続けてこう申しました。
「それにいたしましても月曜日はことに疲れをおぼえまする。かねてより不思議に感じておりましたが近頃その理由がわかりました。日曜日に社長の帝に終日ひっついていなければならないからでございます」
店長の后様それを聞いて、
「それでは一生ひっついていなければならないわたくしはどうなるのでございます!」
とツッコミを入れておいでになりました。それに対し一言も返せないF井でございました。
 
 
卓球
 
東部ハウジング」様にお伺いしたときのことでした。右大臣のA貞様より卓球倶楽部設立のお話を伺いました。なんでもメタボ対策ということで、市民体育館なる場所でされるそうでございます。所属されますのは太政大臣のN嶋様、右大臣のA貞様、左中弁のO様、少納言のK様とのことでございました。わたくしが、「どちらの方が長(おさ)となられますでしょうか」と問いましたところ、左中弁のO様というご返事でした。その理由は唐より渡りしもの(中国人)であるからということでございました。なんと短絡的な発想でございますことか。
 
 
延長料金
 
ランドリー・キッチン」様にお伺いしたときのことでした。酉の刻になり5や中納言様が大変あわてて帰り支度をなさっておいででしたのでわたくし尋ねてみました。
「なにゆえにそれほどまで急がれるのでしょう」
「まもなく保育園のお迎えの時間が終わるのでこのやうにあわてているのでございます。遅れると延長料金が必要となるのでございます。決して遅れるわけにはまいりませぬ」
そしてご自分の机のゴミを入れるべく、ビニール袋を取りに行かれましたが、「ち!小さすぎまする!」とまた取り替えに行かれて、今度は「破れておりまする!」とまた取り替えに行かれておりました。急いでいる時ほどさういうものでございます。そしてわたくしは、「神宮様、これを持っていてくださいませぬか」と大きなビニール袋を渡され、ゴミ入れを手伝わされたのであります。
5や中納言様は大きな足音とともに帰ってゆかれました。なんとも賑やかな方でございます。
 
 
「つとめ」
 
けふもまた 彼方此方で 笑わされ
かくも楽しき わがつとめかな
 

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宗教対談

2009年02月23日 | Weblog
コスモ不動産」さん、「システムハウス」さん、「ユーキハウス」さんとまわった後、「雷山千如寺」さんへ。今日は仕事が終わった後に和尚さんが快気祝いをして下さるということで「金助」へ。そして今日はもう一人スペシャルゲスト。「和白バプテスト教会」の黄先生!ワシの快気祝いというよりも和尚さんと牧師さんによる宗教対談となった。
黄先生は「
金助」の料理がお気に召したようだった。うまい料理とうまい酒を楽しみつつ、いろんな話に花が咲いた。キリスト教と仏教という組合せなのでどこかで意見の衝突が起こると思いきや、全くそんなことはなく逆に非常に意見があってお二人とも非常に楽しそうだった。かなり高度な宗教的、倫理的、学術的な意見が飛び交う中、ワシはアホづらさげてただ聞くばかりだった。
非常に楽しく有意義な夜にして頂いたお二人に感謝。
(和尚さん、黄先生、ありがとうございました。)
 
「平和の礎」
 
宗教の 境を越えて 語り合う
今ここにこそ 平和の礎
 
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帰福

2009年02月22日 | Weblog
お昼に両親と姉夫婦ともえちゃんと食事に行った。バイキングだったからまた食べすぎてしまった。どうもバイキングってのはうまく量が調節できない。
午後から雨が結構ひどくなった。飛行機大丈夫かいな?と思いつつ、両親に別れを告げて姉夫婦ともえちゃんと空港へ。案の定福岡からの便が視界不良のために着陸に手こずって、予定より出発時間が遅れていた。こりゃぁ福岡に帰ってしまうかな?そうなるともう一泊だから夜はまた義兄さんと飲めるかな?と内心思っていたがなんとか着陸に成功。思わず出発ロビーに歓声が上がった。その時の義兄の顔が若干残念そうだったのはおそらくワシと同じ企みがあったのだろう。
 
飛行機を待ってる間、姉がまたもえちゃんの小ネタをくれた。
 
姉: 「もえってね、小さい時からほんと楽しませてくれるとよ」
ワシ: 「うん(笑)」(←もう話す前からおかしい)
姉: 「まだもえが3才くらいの頃かな?私が服を買いに行った時にね、試着室で着替えて出てきたらもえがおらんとよ」
ワシ: 「うん」
姉: 「あれ?どこ行ったちゃろうか?って探して、もしや?と思って試着室のカーテンを開けたらズボンを途中まで脱ぎよるもえちゃんと目があったと(笑)
ワシ: 「あはははは!『え?何か?』って感じで?(笑)」
姉: 「そうそう。『そうじゃなかった?』みたいな顔で。多分そこでは着替えをせないけんと思ったみたいなんよ」
ワシ: 「あはははは!」
 
二泊三日の帰省中に三か月分くらい笑ったかもしれない。
 
母が作ってくれた弁当と、もえちゃんが作ってくれたクッキーと、もろもろお土産を持って機上の人に。揺れることを覚悟していたが全く問題なしのフライトで無事福岡空港へ。
夜は母の弁当を一人で食べた。いくつになっても、どんな美味を経験しても、これに勝るものはない。
 
主よ、我が対馬の家族、金沢の家族を守りたまえ。
 
「もえちゃん」
 
芸人も もえちゃんしのぐ ネタはなし
 
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無限の可能性

2009年02月21日 | Weblog
(えしぇ蔵日記をご覧の皆様、お待たせいたしました。我が家系が生んだ至高の天然コメディアン、もえちゃんの爆笑ネタです。どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。)
 
買物のついでに両親と3人で姉の家に寄った。
 
ワシ: 「もえちゃん、部屋見せてよ」
もえちゃん: 「いいよ」
ワシ: 「おぉ、かわいいねぇ。この写真は?」
もえちゃん: 「それ体育祭で優勝した時みんなで撮ったと。真ん中がもえこ」
ワシ: 「ふーん」
もえちゃん: 「この隣がスカート忘れた子。ちょっと天然やちゃ」
ワシ: 「こっちの写真も真ん中におるね。いつも真ん中やん」
もえちゃん: 「ちがうと。もえこが撮りよったらみんなが寄ってくると」
ワシ: 「ふーん」
もえちゃん: 「そしてこの子がスカート忘れた子」
  (その女の子に関する情報は”スカートを忘れた”ということ以外提供されなかった。)
ワシ: 「ねぇもえちゃん、ことわざのテストで書いた、なんとかの白身ってなんやったっけ?」
もえちゃん: 「身から出た白身(1)」
ワシ: 「あ、そうそうそれそれ(笑)。書くとき間違っとるかもしれんて考えんかったと?」
もえちゃん: 「それ書いた時はなんかピンときたちゃ。絶対これや!もえこ天才や!って」
ワシ: 「ふーん(笑)」
もえちゃん: 「テスト見せようか?ちょっと待ってね」
  (そして出て来た珍回答に埋め尽くされたテスト用紙)
ワシ: 「面白すぎるよ(笑)。先生もこれ見て怒らんのがいいよね」
もえちゃん: 「うん。『もえちゃん、今日もいいねぇ~』て言われるよ」
ワシ: 「”二兎追うものは三兎追う(2)”、”情けは大事(3)”、”案ずるよる案じれ(4)”。最高やね(笑)」
もえちゃん: 「やろ?」
ワシ: 「”雨降ってかさをさす(5)”に一回○がしてあって、その後取り消してあるよ。これ思わずつられたんやろうね。あ、違う違うって」
もえちゃん: 「それ先生やなくて隣の子が採点するけんね」
ワシ: 「”一を聞いて二を聞かず(6)”、”当たらずとも当たる時がある(7)”、”えびでしっぽを調理する(8)”、”聞くは一時の恥、聞くのはよい(9)”」
  (横で姉、義兄、両親は大爆笑中)
ワシ: 「”三人寄れば四人集まる(10)”・・・いいねぇ。どういう意味?」
もえちゃん: 「三人おったらもう一人ぐらい来るかなぁ思うて。『なになに?』みたいな感じで」
ワシ: 「なんしようと?みたいな感じで?」
もえちゃん: 「そうそう」
ワシ: 「”どんぐりの帽子(11)”ってなんね?そこに含まれる教訓を知りたいね」
もえちゃん: 「それはなんとなく。あとね、”桃栗3年柿8年”てあるやろ?」
ワシ: 「うん。なんて書いたと?」
もえちゃん: 「”桃栗3年栗8年”」
ワシ: 「栗は1回登場しとるやんか」
もえちゃん: 「うん。そうなんやけど」
ワシ: 「”絵に書いたびょうぶ(12)”、”河童の頭は皿(13)”、”灯台から見る景色は美しい(14)”・・・はぁ~もう傑作やぁ~(笑)」

すさまじいボケっぷり。”河童の川流れ”が”河童の頭は皿”になるってのがすごいな。河童の頭が皿であるということになんの教訓も含まれてないし。

抱腹絶倒のひととき。
一応正解も書いておこう。
 
(1)身から出た錆
(2)二兎追うものは一兎も得ず
(3)情けは人のためならず
(4)案ずるより産むが易し
(5)雨降って地固まる
(6)一を聞いて十を知る
(7)当たらずとも遠からず
(8)えびで鯛を釣る
(9)聞くは一時の恥、聞かざるは一生の恥
(10)三人寄れば文殊の知恵
(11)どんぐりの背比べ
(12)絵に描いた餅
(13)河童の川流れ
(14)灯台もと暗し
 
そんなもえちゃんだが、ボケたおしてばかりいるわけではない。これではどこかのピン芸人かと間違われそうなのでフォローもしておこう。もえちゃんは字がうまい。それも半端じゃなく。書の道に進むという手もあるのでは?と思ってしまうほど。ピアノも姉仕込でかなりの腕があるので、もともと芸術肌なのかもしれない。
 

 
バラエティの方面にも”無限の可能性”を感じるが・・・。(落款に注目)
 
夜はすき焼でまたたらふく飲んで食った。ふぅ~もう食えん~っていうこの感覚は久しぶりだ。また義兄さんと焼酎を飲んだが、今日はちゃっかり風呂まで入ってきてた。姉の目が光っていた。どこの夫婦も同じだなと思った。

「もえちゃん」
 
ボケたおす もえちゃんもうすぐ 高校生
名を中学の 歴史に残して
 

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対馬へ

2009年02月20日 | Weblog

今日は4社まわった後空港へ。夕方の便で対馬に帰った。ようやく両親に手術の成功を報告できる。自分のことのように憂い案じていた両親を最初に安心させるべきなのに最後になってしまった。強風で揺れる飛行機にビビリつつも無事に到着。迎えに来てくれた義兄の車で帰宅。さすがにワシの顔を見た時の両親の表情は嬉しそうに緩んでいた。母は開口一番、「どっち側やった?」S先生の技術のすごさを証明する一言だった。父はよほど苦にしていたようで、「それにしてもよかったよかった」ばかり何度も繰り返していた。
晩餐は信じられないくらいうまいイカの刺身と対馬の鍋「いり焼き」。みんながさっさと食事を終わらせる横で酒好きな義兄とビールと焼酎飲みまくり。帰省するとリミッターが外れていかんな。なんぼで飲める気がする。
またしてもうちの家系が生んだ最高のコメディアン、もえちゃんの武勇談をいろいろと聞かせてもらった。そもそもなんでこんな傑作な女の子がうちの家系に登場したかを考えてみた。もえちゃんの両親であるワシの姉も義兄もどちらかというと大人しく、ウケを狙いにいくタイプではない(もっとも、もえちゃんもウケを狙っているわけではないのだが)。では誰に似たのかとみんなで考えてみると結論は一つ。おばあちゃん(ワシの母)しかいないということになった。思えばうちのおっかさんの武勇伝も華々しい。バンブーダンスのショーを見た時に「どなたかチャレンジしたい人いますかー?」の呼びかけに何百人もの観客の中で「はーい!」と一番に手を上げてステージに上がったり、海外では街角で休憩してるパントマイマーに芸を催促したり、言葉もわからないのに一人でハワイの動物園に行ったり、ハーレーに乗った警察官に後ろに乗せろと頼んだりと枚挙に暇がない。母のDNAはしっかりともえちゃんに受け継がれているようだ。
あぁもえちゃんも春から高校生か。はやいもんだ。こないだまで首がすわってなかったのに。
 
「家族愛」
 
幸せは いりやき焼酎 家族愛
 

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若き日々

2009年02月18日 | Weblog
駅前のYさんとの会話。
 
Yさん: 「最近は朝起ききらんようになった」
ワシ: 「夜は何時に寝るんですか?」
Yさん: 「1時かな」
ワシ: 「遅いすね」
Yさん: 「昔仕事しよった頃は3時間しか寝よらんかったよ」
ワシ: 「3時間ですか!」
Yさん: 「なんかでね、ナポレオンは3時間しか寝らんかったて聞いてから、3時間でいいんやな思うてそれからずっと3時間よ。忙しい頃やったけんね、仕事がはかどるはかどる」
ワシ: 「すごい体力ですね。なんかスポーツされてたんですか?」
Yさん: 「いや、若い頃は女遊びば~っかしよった」
ワシ: 「あははは!」
Yさん: 「休みごとに違う女ば連れてね。そして時々は女を全部集めてダンスパーティーばしよったよ」
ワシ: 「へーしゃれてますね」
Yさん: 「いろんなとがおったよ。学校の先生もおりゃあパンちゃん(進駐軍相手の娼婦)もおったよ。パンちゃんが来たら嫌がるともおったばってん、あれたちは好きでしよるわけじゃないけんね。生活のためにしよるんやけん、みんな平等にせないけんいうて呼びよったよ」
ワシ: 「へー」
Yさん: 「そしたらくさ、あたしがあんまり遊ぶもんやけん、親戚が全部集まって仕事せれ言うて説教されたよ」
ワシ: 「あははは!」
Yさん: 「それからは仕事一筋や。女遊びはぴたーっとやめた」
ワシ: 「すごいすね」
Yさん: 「人間はね、そういう時期がいるとよ。世の中の裏も表も知ってね、初めて強くなれると。あたしゃそう思うよ」
ワシ: 「なるほど」
Yさん: 「結婚してからは仕事一筋やったばってん、年に一回はかあちゃんば外国に連れて行ったもんね。そしてかあちゃんが死ぬ時、『あたしは幸せやった』て言うてくれたとが一番の慰めやね」
ワシ: 「そうですか・・・・・・」
Yさん: 「今頃くしゃみしよろうよ。ははは」
 
「想い」
 

あとさきに しばし住む世は 違えども
胸に抱きし 想い変わらず
 
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ただめし

2009年02月17日 | Weblog
(谷崎潤一郎訳 源氏物語風 F井の物語)
 
住まいのイシダ」様にお伺いしたときのことでした。女官のF井はなにやら憂いを帯びた様子でわたくしに言いました。
「神宮様、わたくしは最近ある人に餌付けされておりまする」
「餌付けとはさても不思議なことを申されるものよ。いかなる意味でありましょうや」
「お菓子や御飯をただで頂くわけでございまする」
「それはそのお方があなたのことを好いておられるということではありますまいか」
「いいえ、ただ餌を与えられるだけでございます。わたくし先日、N谷の宮様より『家畜』と言われてしまいました。その言葉がいたく心に残りましてございます」
「家畜とはまたN谷の宮様も愉快なことを申されることよ」
 
請わずとも ただめしあたふ ひとあるは
おんな盛りの あかしなりけり
 
ただ飯にありつけるうちが花でございます。
 
豪快無比な女官のF井は社長の帝より、「この書状を未の刻までにしたためおくやうに」とのお達しがあったにも関らず、帝に対し、「諸々のつとめをかかへており、そのやうな仕事はできませぬ」と不平を洩らしておりました。帝に対し奉りそのやうなことが言へるのは女官のF井だけでございます。さても元気な女官でございます。
 
 
東部ハウジング」さんで隣に座ってるOさんに訊いてみた。
 
ワシ: 「Oさん、”しっぽり”わかった?」
Oさん: 「わかりました。しんぐさんは今日は誰としっぽりしますか?」
ワシ: 「誰ともしません(笑)」
Oさん: 「奥さんは?」
ワシ: 「そうすね。奥さんとしっぽりしますか。Oさんは?」
Oさん: 「ボクは今夜、59歳のおばあさんとしっぽりします」
ワシ: 「おばあさんと?(笑)」
Oさん: 「はい」
 
Oさんはクレーム対応らしい。お疲れ様です。
 
「紫の上」
 
朝夕に 源氏にはまる 我にとり
しっぽりしたきは 紫の上
 
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