えしぇ蔵日記

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大野峠 空腹 家系

2009年02月25日 | Weblog
「当世源氏物語」(谷崎潤一郎訳 源氏物語風)
 
大野峠
 
けふは「新郷商会」様、「
ブライダルミュージアム ビッビ」様、「三開発」様、「太田自動車鈑金」様、「戸次染工場」様、「粕屋のお客」様とまわらせていただきました。
霧雨にしっとりと濡れる街中をいと赤き車にて走っておりましてもあまり寒さを覚えることはございませんでした。
水曜日は飯塚の里に参る日でございます。いつも大野峠を越えて参りますが、毎年如月にはこの峠が凍結して飯塚の里に参れませぬ日があるものですが、今年はそのやうな日もなく春を迎えようとしております。これも温暖化の影響でしょうか。
 
 
空腹
 
三開発」様にお伺いした時のことでした。女御のとしこ様がパソコンのことでなにやらお悩みのご様子でした。
「CORINSのオンライン登録をしなければなりませぬが、どのやうにすればよろしいものかと・・・」
「そのやうなことでしたらお任せ下さい。わたくしが登録いたしませう」
「まぁ、なんと頼もしいこと。ありがたいことでございます」
としこ様が御礼を言われたその時でした。
ゴゴゴゴゴ・・・っと雷のやうないと恐ろしき音が響きましてございます。わたくし思わず周りを見回したほどでございます。その音はとしこ様のお腹の音でございました。
「ち、違います、違います、わたくしではございませぬ、今のは神宮様でございます・・・」
慌てて取り繕うとしこ様の姿が大変不憫でございました。
 
常日頃 しとやかなりし 人なれど
空腹時には 雷の音
 
 
家系
 
わたくしのお客様でございます箱崎の戸次様は大変な御先祖をお持ちでございます。柳川藩の藩祖で、生涯不敗、豊臣秀吉をして西日本一の武将と言わしめた立花宗茂の義父にあたります戸次鑑連の血を引いているということでございます。わたくしのやうな下賤なものが出入りするなぞ、畏れ多い家系であります。
御先祖といいますとわたくし以前、中国の毛利家の子孫の方と酒席をともにさせていただいたことがございます。「
雷山千如寺」の御住職の喜多村様の御先祖は筑前黒田家の譜代の家臣であったさうでございます。「マツノデザイン店舗建築」のセガール社長の帝は大友宗麟の血をひいているそうでございます。世が世ならばおもてをあげることもできない方々でございます。まして日記におもしろおかしく書くなどまことに畏れ多いことでございます。
 
 
「家系」
 
世が世なら 顔も上げえぬ 人々と
まじわりをもつ ありがたさかな
 
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