今晩は。水野です。
震災・津波の被害の拡大。私の知人の弟さんが、あの日宮城県名取市に出掛けていて、
帰らぬ人となったとの知らせ。悲しいです。せめて、ご遺体を見つけ、荼毘にふす事ができた
事がご家族にとっては、安心できる事だったとうかがいました。
また、十数年前に女川原子力発電所の構内見学をしたことが思い出されます。水が満々と
はられた水槽をのぞくことができました。今は、壊滅状態と報道された女川原発。危険なの
は、福島の原発だけではないのです。高度成長を遂げる過程で、電力をつくる事は必至の
事でしたが、発展し続け、電気を湯水のごとく使い続けた日本に、天は大きい警鐘
を鳴らしたのですね。あまりにも大きい警鐘を。
この非常時に、私たち演劇やまと塾の一人一人はどう行動するべきなのか、と考えるほどに
路が見えなくなってくる私です。
春フェスの参加辞退もやまと塾生一人一人が真剣に考えて、意見集約して決まったものです。
これから、歩む路も皆で共通理解し、より強固な意志で活動したいですね。
サンハートでチャリテイー公演をホールロビーで本日までおこなっているはずの旭区民
ミュージカルの皆さんに、応援に行きたいと思いましたが、ごめんなさい。
私たちも、何かできることを、探して活動していきましょう。
もうすぐ新学期が始まります。今回の大震災をどのように一人一人が乗り越えていくのか、
そして、演劇の灯をどう点し続けていくのか真剣に考えましょう。水野 昂子