思うがままに

Step by Step

タイヤの充填を窒素から空気へ

2005-11-13 | TIIDA
ほぼ2ヵ月半前のことだが、タイヤをREGNOに替えたら窒素が充填された
窒素は空気中に約78%存在するごく一般的な気体であるが、そんな窒素をタイヤ内にほぼ100%充填すると圧力低下が緩和されるというのが専らの謳い文句である
つまり、空気中に含まれる酸素より窒素の方がタイヤゴムからの透過率が低いためにそうなるとのことだ

先般、1年点検でディーラーからタイヤの空気圧が前210kPa、後200kPaだったと言われ、補充しようにも当店には窒素ガスがないためそのままにしていますよ…となった
確か、約3週間前に230kPa、210kPaに点検/再セットしたはずなのに…
気体は温度変化によって当然圧力が変わるもの
しかし、タイヤのお店とディーラーでのタイヤ温度差を、例えば5゜Cと仮定したらどうなるだろう?
単純計算しても前輪は230kPa→224~225kPa程度にしか低下しないはず!
どうして210kPaまで低下していたのだろうか?
その点検の帰りタイヤのお店に寄り、前240kPa、後220kPa(共に標準より10kPa高め)へ再セットすることにした

窒素は圧力低下が少ないと言われていたのにすんなり低下してしまったことから、今まで無頓着だった私はタイヤの沈み具合や圧力を自然と気にするようになってしまった
そして、圧力低下を個人的に調べるべく10月の中旬に「エアーゲージ(写真)」を購入した
早速、あの再セットから1週間後それを使って圧力チェックし、圧力が維持されていることを確認!
しかし、エアーゲージをバルブにセットする時に一発でうまくセット出来ず、多少窒素がリークしてしまったようだ
その後、車がかなりマイルドな走行になっていること、タイヤが多少沈み加減になっていることに気付いた

11月12日タイヤ圧を再測定すると、前225&220kPa、後210kPa、やはり圧力低下が見られた
今回もまたエアーゲージをバルブにセットする時にうまくセットできなかった
またもや窒素をかなりリークさせてしまった
案外、窒素をリークさせずに内圧を計るのは難しいもののようだ
このままだと圧を測定する目的以前にリークによってどんどん圧が下がってしまう
タイヤを購入したタイヤ館では無料で圧力点検&窒素注入してくれるのだが、(個人的な感触だが)最近あまり雰囲気が良くなく、どうも無料サービスに対して快く迎えてくれない感じ…
そんなこともあって、窒素って本当に良いの?空気も殆どが窒素なのに…、空気でも良いのでは?と言う疑問が沸いてきて、ネットで「窒素と空気の比較」なるものを調べまくった
その中で、こんなことを語る人がいた
「酸素は窒素よりタイヤからの透過率が高いので、圧が低下する時は酸素が減少し窒素濃度が高まっていることになる そこに空気を充填、また圧が下がったら空気を再充填、そんな繰り返しでいずれ窒素リッチのタイヤが誕生するはず!」
なるほど、そういう理屈も至極当然!
私がいつも利用するセルフには圧縮空気の補充器がある圧力も自由に設定できるし、以前はいつもここで補充していた
いちいちお店に行って媚びへつらうのも嫌なので、今日から空気補充へ変更することにした
購入したエアーゲージで補充器のセット圧が本当に正しいのか先ず確認してみた
共にほぼ合致したのでOK
これで、このエアーゲージの役目も終了となってしまったようだまあ、1,029円だったので辛抱辛抱
いやいや、圧を下げる時にリーク機能(セット)が付いているので、その際は重宝できるかな…

窒素を充填する利点は色々あるようだ
しかし、「窒素の方が遥かに優れるよ」「窒素にすると具体的にこれだけの効果があるんだよ」というコメントや納得させられる数値データは結果的に見当たらなかった
すなわち、私のようなファミリーユースのドライバーにとって窒素であっても空気であってもさほど体感できるものではないという裏返しなのだろう…
要は、窒素という以前に定期的に空気圧等を保守管理することがタイヤにとって遥かに重要視されるべきことのようだ

油断と過信は禁物!!