思うがままに

Step by Step

北海道旅行 3日目

2006-10-07 | ぶらっと

今朝も目覚めが早い
天気の具合が気になる
窓のカーテンを開けて外の様子を見てみた
まだ雨は降っていなかった

早朝ドライブへ
知床観光船でも紹介があった岩尾別川へ
この川も鮭が溯上し、ヒグマもよく現れるとのこと
ヒグマは餌となる鮭を求めて川に現れ、それを写真に撮る人も多いようだ
しかし、鮭の数はオンネベツ川より遥かに少なく、ヒグマもいなかった(ホッ)

この川沿いにカツラらしき木が多く見られた
そして、この川沿いの道を更に登って行くと「岩尾別温泉 ホテル地の涯」と無料の露天風呂がある
あいにく露天風呂は清掃中だった
もと来た道を引き返し、もう一度オシンコシンの滝をめざした
途中、また鹿がいた

車をそっと停めてカメラでパシャリ
この辺りの道は鹿がウヨウヨと出没するのであまりスピードが出せない
しばらくして雨がポツリポツリと降り出し、風も出てきたようだ

宿に戻りバイキングの朝食、うむー食った食った
ロビーでタバコをすっていると、「JTB旅物語」の名札をつけた男性が向かいのソファーに座った
私はおもむろに「どちらからですか?」と尋ねた
「大阪からですねん」との返答、やはり関西弁は良い ほっとする
「もう、
知床観光船には乗られたんですか?」と訊くと「いやぁー今日の予定なんやけど、この天気であかんみたいですわ 知床五湖もどうなるんやろかぁ」と雨が激しくなった外を眺めながら苦笑い
「僕らは昨日の最終便に乗れたのでラッキーでしたわ それと、知床五湖も綺麗でしたよ」と、ちょっと優越感を交えて話してしまった
彼の方は「私もね、ここに来る途中『オンネトー』に寄ったんですけど、あんな綺麗な湖を見るの初めてで感激しましたよ」という情報
「へぇーそんなに良かったですか?僕らも明後日寄ることにしてるんです 楽しみです!」
ウダウダと他愛も無い会話がしばらく続き、まだロビーに現れない奥さんと娘さんを気にしている様子だった
「まだ寝てるんやろか?」と笑いながらちょっと不機嫌そうな感じで呟いた
「じゃ、お気をつけて…」と挨拶をして部屋に戻った

雨降りやまず・・・
『知床峠越えは風が強いので気をつけてください』とフロントから忠告があった
もう三度目となる知床五湖への道を走り、途中の分岐をイザ知床峠へ
凄い景色!羅臼岳は冠雪!斜面は風の流れのような這い松、そして紅葉
峠に近付くに従って風が強くなった
ハンドルが取られる スピードも出せない 前を走る車もこわごわなのが手に取るように分かった
知床峠の駐車場に辿り着いた
荒れ模様の中をカメラを持って車外に飛び出した
妻は車に入ったまんま出ようとしなかった
綺麗!!という言葉を出す余裕もなくカメラのシャッターを押した

車に戻ってまた羅臼岳を見た
ああー天気が良ければなぁ~ この景色はきっと素晴らしかったはず! 日頃の行いが悪いのか?

道の駅知床・羅臼をめざした
途中、無料の露天風呂があったが、この天気で寄る気力が起こらなかった
道の駅で休憩 望郷台へ寄る予定もキャンセルした
峯浜パーキングに立ち寄る、ここから国後も見えるということだが、水平線が分からない荒れた海とどんよりとした雲だけだった
だんだん憂鬱になった
次は開陽台へ
ミルクロードと呼ばれる真っ直ぐな道が延々と続く
全ての道が真っ直ぐなのだ
交差点という交差点が左右の道路が遠くまで見渡せた

なんだ!これは!?
ここでスピード取り締まりは難しそうだ
だって、こう前方が見え過ぎるとね・・・
でも、こう真っ直ぐだと、まるで同じ道を延々と走っているような気になった

開陽台に着いた
『地球が丸くみえる』 うん、そのようだね

駐車場に私のカローラがポツリ
妻が階段を駆け上がって来る
ここで昼食を取った

次に多和平へ
ひつじさんがお出迎え



雨に濡れるのが嫌いな妻はロッジの中で休憩
私は雨の中を傘もささずに展望台まで行った
晴れてたら綺麗だろうなぁー

ほんと、憂鬱が極限状態だ

次は摩周湖へ
仕方がない、予定のコースをこなすだけだ
第一展望台へ

第三展望台へ

可哀相な私の奥さん!
初めて訪れた摩周湖がこんな天気

第一展望台の駐車券に「硫黄山」も共通だと書かれていたので、そちらへも行ってみることにした

異様な世界だ!
今日はずっと傘をささなかった私も異様な格好になってしまった
ズボンも帽子もボトボトビショビショ

川湯温泉にある大鵬/相撲会館前のGSで初給油
大鵬がここの出身だったと初めて知った
この辺りはGSが少ない
145円/Lだった 高い!

屈斜路湖の湖岸道路をひた走った
紅葉が綺麗
そして、雨風で道路は落ち葉のじゅうたん
晴れていたら、晴れていたら・・・
このままどこへも立ち寄ることなく、本日の宿「屈斜路プリンスホテル」へ
車を降りてカローラの姿を見た
女満別で引き渡された真っ白のカローラは見るも無残な姿だった ドロドロ・・・・
私のTIIDAなら即洗車だけど、さずがその気にはなれなかった

屈斜路プリンスホテルは施設としては新しいがそれほど広くない部屋、そして窓の外は高い樹木に遮られて屈斜路湖は一望できなかった
お風呂も狭い、露天風呂からの眺めも最悪、学生風の団体がいたのか、若いお兄ちゃんが風呂の中でうるさかった
こんな日は落ち着いたところを宿にしたかった・・・
でも、さすがプリンスホテルだけのことはある 夕食のバイキングは美味しかったよ
カニがあった
昨日堪能したしたはずなのに、またカニを食べてしまった
大好物の刺し身もおかわりした
ああー食った食った

外はまだ荒れ模様
雨は明日も続くようだ

早朝ドライブはどうしよう?と悩みながらも、いつの間にか寝てしまった