思うがままに

Step by Step

北海道旅行 2日目

2006-10-06 | ぶらっと

目覚めすっきり??
早寝早起きで起床はAM5:00

カーテンを開け網走湖を眺める
湖面から立ち昇る朝霧が風に誘われるように流れて行く

何とか今日もまずまずの天気のようだ

朝食前の早朝ドライブで能取岬へ
アザラシに会えるだろうか?気持ちは子供の遠足のようにワクワクしていた
道路はガラガラの状態、制限速度なんて無視
オホーツク海側の道を走る
原生林が茂り海が見える
道は綺麗だ
前回来た時は完全なダート道だったけど、これなら走り易い
美岬牧場を通ってその突端が能取岬だ

こんな処だったのかぁ
記憶がなかなか蘇って来ない
アザラシが屯する荒涼とした海岸だけが強烈に蘇る
あの景色はどこから見たんだろうか?
岬周りを徘徊してもあの海岸が見えて来ない
看板にはアザラシが生息していると書かれていたがアザラシの姿は見えなかった

何かの勘違いだったのか?
諦めて宿に戻ることにした
帰路は能取湖畔側のルートにした
しばらく走ると海岸が見えてきた
ああっこの景色だ
(そうかぁー あの時はこちらから能取岬を目指したのかぁー)

だけど、あの時の海岸が人工的になってしまっていた
遠くに見えるのが灯台だ
この海岸はもっと自然で荒涼として波も高くアザラシが何頭も寝そべっていた
全然違う 人間が手を加えてしまった!
自然のままで良いのにどうしてこんなことをする必要があるんだろうか?
護岸のコンクリートの堤防を奥まで歩いてアザラシを探したが見つからなかった
今の季節はもともといないのかな?
あの時の海岸が見たかったのに…急に若かりし日の想い出を踏みにじられた気持ちになった
・・・・・
宿への道を急いだ
うむ?何やら道の真ん中でこちらを見ている
ブレーキを掛けて車を停めた
鹿だ!目と目が合って、鹿は放心状態? いやこちらも放心状態
鹿は我に帰ったように林の中へ潜り込んだ
その後、妻も私も大笑い
「ああ、ビックリしたなぁ」
「こんな道路の真ん中で・・・」
「まあヒグマでなくてよかったなぁ」

能取湖畔の景色も綺麗だった
ああーいい処だぁー


朝食を済ませ、先ずオホーツク流氷館
まあ、どうってことない
そして、網走監獄へ、ここは玄関で、さようなら~
個人的にはこんな処は好きではない
単に「行った」で良かった
そのあと、網走海鮮市場、JR北浜駅(網走番外地で有名な駅)、小清水原生花園
この原生花園は楽しみだった

…でも、まともに見れたのは「ハマナスの実」と咲き遅れの「ハマナスが少々」
妻は松山千春の唄を歌いだした「赤いハマナス~??」(歌詞がようわからんが)
「ハマナスって赤くないやん あれ嘘やろか?」 私は「??(無言)」
確かに赤ではないなぁー



ハマナスの実とタンポポ
タンポポも原生花園のメンバー? それにしても今頃タンポポが咲くかあ??
…やはり、ここは初夏の頃に来なければダメみたい

道の駅はなやか小清水に立ち寄りここで昼食と考えていたが、思っていたほどのところでなく退散
妻は弟夫婦宅へジャガイモを送りたい模様
送料込みで3000円弱もする
3000円も出してジャガイモを送りたくなる心境が分からない
ご機嫌を損ねてはならないので私はあまり口を挟まなかった
ご主人に「この辺りで美味しい食事が出来るところはありませんか?」と尋ねた
「斜里の辺りに『里味』と言う処があるから、そこに寄ったらどうかな?」と教えられた
この『里味』って、結構遠かった!
私は「サケカマ定食」にした
大きなツブ貝にビックリ


さあ、先を急がなくては
オシンコシンの滝を見て、知床観光船の最終便14:30発に乗るんだ!

知床国道(334号線)をひたすら北上した
左手はオホーツク海が広がっていた
しばらくして前方右側の駐車場に車も人もいっぱいのところを発見
ここがオシンコシンの滝?
いいや、鮭や鱒の溯上を間近に見れるオンネベツ川だ
凄い数!殆どが鱒のようだ

子孫を残すために必至に溯上する魚の姿が痛々しく思えた
この翌日から例の大雨があったが、彼らの子孫は無事だったのだろうか?

この次はオシンコシンの滝の駐車場が見えてくるはず
またしばらく車を走らせた
見えた!凄い車の数、そして人の波

落差はさほどないが、なかなか綺麗だね
マイナスイオンをたっぷり浴びて、いよいよ観光船へ

風が出て来たようで通常の1時間半の遊覧が30分短縮されるらしい
オホーツクの海って怖いものなのかも知れない
駐車場(500円)に車を停めおーろら号に乗り込む
世界遺産としての知床のネームバリューが上がり凄い人だ!





天気が悪いなぁ









ああー素晴らしい!!
日本にもこんな雄大で素晴らしい自然のままの海岸美があるんだなぁ
日差しがあればもっと紅葉が映えていただろうと思うとやるせない気持ちになった
でも大満足!!

次は知床五湖へ
(かなり薄暗くなってきた)
ここは良かったな!!本当に美しい!!









湖面に映る山、雲、紅葉
誰も描ききれないであろう自然の美しさに涙が出そうになった
知床五湖のうち一湖と二湖を散策
ヒグマにご注意の看板と辺りが薄暗くなってきて人が少なくなってしまったので、これ以上は無理と判断して駐車場に引き返した
展望台へも寄ってみたが、ここから湖を見ても何の感動もない
やはり湖畔を散策するのが、この知床五湖の良さのようだ


ああーこの静けさが、正しく「嵐の前の静けさ」ということになってしまった
翌日からは大変なドライブに激変するのであった

今日の宿はホテル知床
部屋から駐車場が見渡せた(??)
昨日とは一変
夕食のバイキングでカニをたらふく食った
もうカニは食べたくない

さあ、明日も早朝ドライブだ!