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The House Carpenter Song, Live 1964, Paul Simon
今日は、今なお新しい音楽を創造し、歌い続けるポール・サイモンの73歳のバースデーです。おめでとうございます。
小生がポール・サイモンを偉大なアーティストだと思うようになったのは、正直、ここ数年前のことです。
以前の彼を知っていたのは、アルバム「Still Crazy After All These Years」までのことで、それ以後は、音楽から離れていたこともあり、その後のことはまるで知りませんでした。
S&Gの再結成でセントラル・パーク・コンサートとかは聴いておりましたが、その他は話題として、「グレース・ランド」は名作だとかは聞いておりましたが、アフリカ音楽を取り入れていると言われてもピンと来るものがなかったという感じでした。
母が亡くなって、三回忌を済ませた6年くらい前に、一応長男としての責任も果たしたので、これからは好きなことをさせてもらってもいいんじゃないかと思うようになり、またギターや音楽を始めようと思った次第でした。
それで地域の音楽情報をネットで調べるようになり、地元の八戸市にサーモン&ガーリックというバンドがあるということを知り、聴きに行ったのがそもそもの始まりでした。
サーモン&ガーリックは、その名前のとおりサイモン&ガーファンクルの歌を聴かせてくれたり、昔の洋楽を演奏してくれるので好きになり、よく聴きに出かけたものでした。
そのうちに自分でも何とか演奏してみたいと思うようになり、S&Gに挑戦した次第でした。そうしているうちにS&Gファンの間では、全国的に有名なイッシー&バッシーさんとも知り合うことができたり、音楽を通していろいろな友人ができ、高校の同期生のPinebridgeさんとも巡り会った次第でした。
その当時、手にしたのがポール・サイモンの幻のソロ・アルバム「ソングブック」でした。このアルバムは一度リリースされたことがあったようですが、ポールの希望により発売中止となり、ずっと日の目を見なかったものがやっと再発されたというような形のアルバムでした。
これはポールが、S&Gのデビュー・アルバムが不発に終わり、傷心のうちにイギリスに渡ったポールが録音したものでした。小生的には、ポールのギターのみによるこのアルバムが素晴らしく好きになり、S&Gではなく、シンガー&ソングライターとしてのポール・サイモンに興味を持つきっかけになりました。
その後、「グレイスランド」をはじめ、その後のソロ・アルバムやS&G時代のアルバムもあらためて聴くようになり、彼の偉大さを知った次第でした。今では、小生の中ではディランをも凌ぐレジェンド的存在です。
前置きが長くなりましたが、この動画は、イギリス時代のライブで、50年前のものです。このあたりの彼は、この歌はスコットランドのトラッドですが、ウディ・ガスリーやトム・パクストン、イアン・キャンベルの歌などフォーク的な歌をまだよく歌っていた頃でした。
この後、「サウンド・オブ・サイレンス」のフォーク・ロック・ヴァージョンがアメリカでヒットし、彼のサクセス・ストーリーが始まるわけですが、この動画に「For Kathy」とあり、イギリス時代の恋人、キャシーへの想いが感じられます。
当時、日本はというと、東京オリンピックが開催された年にあたるんですね!
これからも健康に気をつけて、素晴らしい音楽を聴かせて下さい。