【相対性ゴルフ論】目指せ@月一ゴルフでシングル(級)

毎週行けば誰だってシングル。月一だから苦労する。心構えと頭の使いようで今日から貴方が別人になる【相対性ゴルフ論】。

90きり講座5【信念の固さとは】

2008年07月22日 | 実戦ラウンド
◆90切り講座5
 【信念の固さ】

←2連覇の偉業を達成したパドレグ・ハリントン
 信念の固さでノーマンを圧倒したように思えた 


◆先週はボールについて考えました
 長年愛用したスピン系のタイトリストプロV1から
 ボールコントロール性能を上げたディスタンス系へ替えてみようと・・・

 結論は出ていません
 あれからまだコースに出ていないからです

 「距離を欲しがるならヘッドのパワーを正確にボールに伝わるように打つ」
 レッスンプロからはこう貴重なアドバイスをいただきました
 ボール替えるより打ち方を替えろ!


 それでもディスタンス系に替えてみます
 常に新しい何かを追い求めていないとゴルフが錆付いてしまうからです

 もう2度のあのスコアでは上がれないのではなか?
 もう2度とあの飛距離は体験できないのではないか?
 もう若い人とは戦えないのではないか?

 信念にもエイジングがあります
 体力以上にこころのほうが年をとりやすいのです


◆最年長優勝を狙ったグレッグ・ノーマンを見ていてそう感じました

 去年、悪魔がすむコースとして恐れられる「カーヌスティ」で勝ったハリントン
 ハリントンにはタイガーがいた「全英」を制した自信がみなぎっていました

 1番からティーショットはほとんどアイアン
 最終日の3日目まで同じ攻め方でした
 最難関の6番でドライバーを使いボギーになるとまたアイアンにもどしました

 対するノーマンは3日目までドライバーでガンガン攻めていたのに
 最終日は1番からアイアンでした

 青木プロのラウンドレポートでも
 ノーマンはドライバーを使うだろうから入念にドライビングレンジで練習しているはずでした

 なぜノーマンはアイアンを使ったのか?
 
 
◆ハリントンは38歳
 ノーマンは53歳

 シニアから見れば30歳代は輝いています!
 同じアイアンの距離にしても30歳代は勢いがあります
 240y飛んで50yのランがあります
 球の勢いとは直進する勢いです
 つまり風で曲がりにくい球です
 

 ゴルフに対する経験も姿勢も名声もノーマンのほうが上です
 でも勝利への信念の強さは・・・・・・


 ゴルファーは50歳前後から揺らいできます
 (世界のトップで戦ったプロは40歳から揺らいでいたのかもしれません)
 


 ノーマンが最終日ドライバーを使わなかった理由は
 ドライバーによる距離のアドバンテージが高くないと感じていたためでしょう
 ハリントンのアイアンとあまり差がないのです
 それでも20~30yは飛んでいましたが
 20yのアドバンテージを得るためにヨコにも20y流される球を打つ必要がありました
 流されるのです、勢いのない球は!

 アドバンテージが得られなければ同じアイアンで正確性で戦うしかない

 ノーマンの丸くなった背中に老いを見ました
 331週間世界ランク1位
 93週米ランク1位
 猛々しいゴルファーだったノーマンは淡々とボギーを続けました
 ボギーを続けて負けていきました

 十分満足していると背中に書かれていたようでした


 信念の固さ
 勝利への欲求
 スコアへの願望

 早い時期の欲は真っ直ぐ一直線です
 シニアの欲はすぐにくじけます
 

 年をとると信念が固ければ固いほど脆さにつながるのです

 


◆2連覇したハリントンの使用ボールはタイトリストプロV1
 
 スピン系だろうかディスタンス系だろうが関係ない強いゴルファーなのです


 近頃信念が脆くなってきたのでボールを替えてみようとしている(未)熟長です。



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