平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

欠点という長所

2008-09-15 05:34:17 | Weblog
 人間の脳は、天才レベルでも5%程度した活用されていないと言われます。残りの95%は休眠状態なのです。では、この残りの部分が働きだしたらどうなるか?例えば、脳波で発生したプラズマで自分の体を空中に持ち上げるとか、テレポーテーションで瞬間移動したりとか、奇跡と言われる現象を支配できます。神はなぜ、人間の能力を封印したのでしょうか?

 この疑問の答えは夢にあります。夢の中で、僕は高等数学を解いていたり、漢文の難解な文章を理解していたりすることがあります。どちらも現実世界ではあり得ない事です。ということは、生まれてから習った事とは別に、人間は前世の記憶というか、別次元の体験を持っているのです。考えてみれば、肉体を有する前の人間(霊体)は何千才ですから、高等数学くらいはお茶の子さいさいでしょう。我々人間は、霊界での記憶を一時的に失っているだけなのです。それが神の封印です。

 では、何のために神は人間の能力を封印したのか?それは、心というか、霊格を磨くためなのです。この世で能力がある者は、時として高慢になります。これがサタンの道へのワナとなります。高慢になった者は、来世で神と共に世界を構築する事は出来ないのです。この世は仮の世であり、試しの世である。神は人の心を見るために、サタンの活動を許す事もある。一見して矛盾するようですが、神はサタンと戦う戦士も養成しているのです。

 不正に対する怒り、差別に対する怒り、理想という名の選民思想。このようなものは、安易にサタンの偽善のワナに取り込まれてしまうのです。神を求め、神と共に歩む過程において、偽善は絶対に排除しなくてはならないものなのです。そのために徹底的に試みを受けなくてはなりません。自分が賢いと思っている人、自分が理想家だと思っている人、そのような人ほど神に対して反抗心を持つようになるのです。

 僕の半生において、欠点の多い人との出会いほど勉強になるものはありません。簡単な事が出来ない。あるいは想像を絶する事をしでかす。しかし、そのような人ほど、実は神に対して忠実であり、やがて神を見るようになるのです。何かが足りないというのは、それが神の力によって足りるようになる事であり、能力がないというのは、それを神が支えてくれるという事なのです。その信頼が信仰であり、神と共に歩むという事なのです。

 人の欠点というのは、他人の長所を必要とする事であり、それが共生の源となるのです。万能の天才は、全てを一人でこなしてしまう故に実は孤独なのです。孤独とは神と対面する事である。この極致に至らない人は、天才でない事を神に感謝すべきでしょう。欠点があるから成長できる。神は無駄な事はなさらないものですね。

     エフライム工房 平御幸
コメント (2)
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