平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

オーケストラ(原題 Le Concert)

2017-01-03 21:59:37 | Weblog
元旦に東京のMXで放送された、フランス映画の『オーケストラ(原題 Le Concert)』。想像以上に良い映画でした (;・∀・)

内容は、旧ソ連時代に共産党とブレジネフ書記長に追放された、指揮者アンドレイ・フィリポフと楽団員が、名門ボリショイを騙って、30年ぶりにパリで演奏するというもの。しかし、演目のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と、フランスの新進ヴァイオリニストには因縁がありました→こちら

涙無くしては見られない映画ですが、そこはフランス映画だから、ユーモアと皮肉(仏 ironie,英 Irony)の効いた、エスプリとエンターテイメントも兼ね備えたものとなっています。

旧ソ連と共産党について知らない人が多くなりましたが、共産主義は神を否定する思想です。映画では、今もなお共産党の幻想を追い求めるマネージャーがオーケストラに帯同します。その彼が、最後に演奏が成功するように神に祈り、また神に感謝するシーンは特別な意味合いがあるのです。

楽団の構成員や偽造パスポートの手配師は、ロシアのユダヤ人、ジプシー、など多国籍に渡り、ユダヤ人親子がパリで韓国製の携帯を売るシーンには( ̄ー ̄)ニヤリとします。最後にはなぜか毎日新聞が登場 ^_^;

この映画の制作された2009年は、日本でも『のだめカンタービレ 欧州編』が放送され、指揮者コンクールで、同様にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が使われてます。多くの共通点があるので、そこはちょっと気になりますが (^_^;)

偽ボリショイのメンバーは勝手気ままで、良く言えば自由。普段は別の仕事をしているけど、でも腕は確か。シベリアの凍土のような旧ソ連の堅苦しさ。そんな凍土も溶かすかのような、指揮者アンドレイ・フィリポフとヴァイオリニストのジャケの音楽。やっぱり、チャイコフスキーは本当に凄いです (^o^;

オーケストラはハーモニーを奏でる。楽団員ひとりひとりの人種や思想や主義や理想は違えど、演奏する時はそれらの違いを超えて一つになる。この調和こそが音楽の命で、僕は彼らの音楽を心から尊敬します。神のもとに持ち寄る捧げ物は彼らの魂だけ。

同じように、バレーボールもチームの調和が必要です。厳しい練習だけではチームとしての調和は成立しない。監督のコンダクターとしての能力や、選手以外のチームマネジメントを支える裏方の存在も大切。僕達が試合で見ているのは、本当にチーム全体の氷山の一角なのかもしれません。

日立は、週末から鬼門の秋田で2試合。昨年はようやく勝ちましたけど、今年も嫌な相手です。何とか1つは勝ちたい (^_^;)

年末の佐藤あり紗さんのツイッターに写っていた南桃加(174センチのMBとして活躍した)さん。日立の課題はブロックと書いたばかりだったので、臨時コーチでも引き受けたのかなと勘ぐりたくもなります。ブロックはタイミングが大切で、高さだけでは決まらないのが面白いところ。174センチでも、192センチのハナ(NEC)をドンピシャでシャットアウトした南桃加。久しぶりにブルレイで再生して見たいと思います (;^ω^)

なお、『コンサート』は希望者に提供。DVDも販売されていますが、放送は字幕なのが良い所。吹き替えでは味が出ません (・∀・)
コメント (13)
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