平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ケルビム三兄弟

2011-05-24 23:40:33 | スピーカー工作
 ケルビムジュニアの片方が出来たので掲載します。


左からケルビムジュニア、ケルビム、スーパーケルビム

 ケルビムシリーズは作るのに集中力を必要とし、命を削っているかのように疲れます。禊(みそぎ)の意味である「身を削ぐ」を実践しているから、色々と不思議なことも起こるのだと思います。

 ジュニアは首が長くて、スロートからネックへの音道の広がり方が理想に近いです。ケルビムは10センチ、スーパーケルビムは15センチは伸ばしたいのが本音です。ジュニアは理想に近い広がり方をするので最も癖が少なく、チューニングの必要を感じさせません。

 板が9mmと薄く、そのために余分な音は出ますが、よく出来た楽器のように柔らかな響きが特徴です。ジュニアからケルビムに換えると、余分な音が出ないので透明感が出ますが、むしろさっぱりし過ぎでものたらなく感じられることもあります。ケルビムとスーパーはモニターなので、良い録音でなくては真価を発揮しません。ジュニアには、弦楽器やソプラノに艶を付け加える魔力があります。

 マリア・エステル・グスマンのアルハンブラ宮殿の思い出は、直接音の多い収録のために再生が難しいのですが、ジュニアで聴くとコンサートの柔らかい音に近くなります。低音がケルビムやスーパーに敵わない以外は、音楽性では最も優れていると思います。

      エフライム工房 平御幸
コメント (1)
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