第一橋を渡り、九州本島に戻り、世界遺産、三角西港に向かいます。
三角港は昨日前を通過しましたが、宇土半島先端の南側、JR三角駅の目の前にあります。しかし、最初に港ができたのは三角西港の位置になります。
三角西港は天然の良港として石炭の積み出し等で利用されましたが、背後に山が迫り拡張の余地がないことから現在の三角港の位置にいていいしました。さらにそちらに鉄道が開通したことにより、三角西港は早々と役目を終えることになったのですが、それが幸いして明治の遺構が比較的よく残されており、長崎の軍艦島等と並び世界遺産の構成資産となりました。
ここからは第一橋が良く見えますが、新しい橋を架橋中です。
三角西港はのどかな雰囲気で、地元の人が散歩や釣りをしています。
この石積みは築港当時の埠頭とのことです。
建物は当時のものではなく、ほとんどが復元化修復されたもののようです。
旧三角海運倉庫。これは当時の建物のようです。
旧高田回漕店。当時の回船問屋だそうで、建物は修復されています。
三角西港ですが、世界遺産としてではなく、観光施設としても素質はあると思います。
ただ、資料館を設ける等、もう少し説明を充実させたほうが良いのではないかと思います。あとは、何かグッズですかね。売店を除いても三角西港関連のものはあまりなかったようなので。
ということで三角西港とは関係ないレモン果汁を購入し、本日の宿に移動することにします。
本日の宿は、ここからはだいぶ離れた菊池にとってあります。
明日の帰りの便が熊本空港12:35発のため、なるべく熊本空港の近くに宿をとる必要がありました。熊本市内は、明日熊本城マラソンが開催されるということでどこも満室、しかも市内は大規模な交通規制があるため熊本市内は断念せざるを得ず、それなら熊本空港から1時間以内で温泉のあるところ、で探した結果、菊池になりました。
三角西港からは2時間以上かかるため、先を急ぎます。
宇土半島の北側、国道57号を進みますが、途中工事でかなり長時間待たされます。
国道57号線は非常に景色の良い道路で、途中、御輿敷海岸に立ち寄ります。
御輿敷海岸は干潮だと干潟の美しい模様が出ることで有名ですが、この時間帯は干潮ではありません。しかし、海越しに雲仙岳を望む景色は、それだけでも素晴らしいです。
ところで、この辺はJR三角線が海沿いを通っており、後10分程度で列車がやってくるので、待ってみることにします。
しかし、予定の時刻が過ぎても列車が来る気配はありません。調べてみると、線路点検の影響でこの時間帯は運休していました。
今日は、本来あるべきものを見られない日なのかもしれません。
この後、九州自動車道を経由して植木ICから菊池に向かいます。
<その4に続く>
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