今日の一コマより。
お客様:「私は一つの食材からスタートして料理をつくっていきます」
予めゴールとなる料理を決めたうえで必要な食材を揃えていくのではなく、
一つの食材を起点にして色々付けくわえていった結果、料理が出来上がった、
ということだそうです。
前者はいかにも日本的感覚で、試験で正解以外は「間違い」とする一般的な考え。
それに対して後者は欧米的感覚で、正解は一つではなく、幾通りもあり、個人の意見を尊重する考え。
今回の料理のオハナシがこの両者の違いに似ていると感じました。
固定概念はある意味、あれこれ選択に悩まずに済む、無駄を省く手助けでもある半面、
それ以上の広がりや発見から目をそらす思考停止の原因にもなっているなぁ、と
気づかされます。
でもやはり自分は典型的な日本人。
当店で浅煎り~深煎りにそれぞれ焙きわけているコーヒーメニュー内容を
気まぐれでシャッフルなんてできません・・・。
(・・・でも、やってみてもいいはず。責任は自分がとればいい)←もう一人の自分の心の声
ちょっとそんな冒険に憧れた今日でした。