仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




高野山駅から乗ったバスを一の橋で降り、そこから参道を歩きます。元々少なかった乗客ですが、途中で一人二人と下車し、一の橋では一人だけでした。


朝方の雨も上がったものの、しっとりと湿った石畳は静寂そのものです。手袋をホテルに置いてきたので息を吹きかけながら、それでもカメラを持って歩きました。


四国八十八ヵ所の札所近くに住んでいるものの、全部を回ったわけでもなく、ましては高野山は初めてですので、参道回りの巨大な霊廟、供養塔には圧倒されました。


行き違う参拝の方も少なく、ときおり差す冬の太陽に見守られながら奥の院へ到着。
御廟の橋でしばし佇んでいると、参拝の方や僧侶が通り過ぎていきます。僧侶の足下を見ていると、石橋を構成している石を一つずつ踏みながら渡っていきます。


私もそれに倣って足を踏み入れました。この橋から先は、弘法大師が眠る聖地と言うことで写真撮影は禁止されています。


奥の院・弘法大師御廟内では、ご祈祷が行われているようで読経が聞こえます。静かに足を踏み入れるとそこは、えもいわれぬ香のかおりが漂い、堂内に満ちあふれる読経の声はまるで、西洋の教会の響きにも似ており、その雰囲気のなかにしばし佇んでいました。

[Photo : Panasonic DMC-GF2 / LUMIX 14-42mm]

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コメント ( 2 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
高野山 (おみや)
2011-01-27 18:29:55
この風景を見ると懐かしくなります。
参拝客も少なく静寂の中に余計静かに感じますね。

私達が行った時は秋で団体だったのですが、
でも神聖な霊地と言う感じがしました。
 
 
 
奥の院 (aigen)
2011-01-28 18:14:03
>おみやさん
なかなか個人で行くことは少ないと思いますが、時期をずらせばずいぶんと静かな環境で参拝できると思います。
今日の高野山観光案内では、積雪の様子が見え、気温も氷点下まで下がっているとのこと。
流石に今の時期は寒すぎることでしょう。
 
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