仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




先週の日曜日、松山にいる義父(妻の父)が亡くなりました。
昨年末から体調を崩し、年明けから入院していました。7月の初めには一度、退院して自宅に帰っていましたが、10日ほどして再び入院。その直後に容態が急変し、私達の心の準備もできないうちに89歳の生涯を閉じてしまいました。


早くに義母を亡くし、一人になった義父はそれでも何事も自分でこなし、数度の歩き遍路と自転車による四国八十八ヵ所巡りをしたり、奥の細道を訪ねる旅などをしてきました。


正直者で曲がったことを嫌い、常に自分よりも他人のことを考え、そしていつも笑顔の絶えない義父でした。好奇心も旺盛で趣味の世界も広く、写真にも親しんでいました。但し、あまり高価な機材にはこだわらず、写真を撮ると言うことに楽しみを見いだしていました。


そんななか、生前に義父からもらったものがこのセルフタイマーでした。
いつの頃の製品なのかは不明ですが、”東京・日光写真用品株式会社”との社名と、”エツミ”のマークが付いています。エツミは今でも写真用品販売を行っていますので、その前身ではないかと思われます。


さてその使い方ですが、この本体をカメラのシャッターボタンのネジにねじ込み、ダイヤルを回してセルフタイマーの時間(秒数)をセットします。本体横の赤いボタン(ロック)を外すとタイマーがスタートし、セットされた時間になるとねじ込んだ先端のロッドが飛び出してシャッターを押します。


ケースに入れてきれいに保管されており、いまでもきちんと作動します。動かしてみると”ジー”というセルフタイマー独特の音がします。きっと義父も、これを使って記念写真を撮ったのではないでしょうか。

[Photo : NIKON D700]

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コメント ( 2 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
こんにちは ()
2009-07-31 13:50:27
時々お邪魔してきれいな写真を見せていただいていたのですが、ちょっと御無沙汰いている間に、お義父様亡くなられたんですね。心の準備も出来ないうちと書かれているので、aigenさんや奥様も驚かれたでしょうね。

お義父様も写真撮影がお好きだったんですね。
道具もきちんとされていたんですね。お義父様のお人柄が偲ばれます。ご冥福をお祈りします。
 
 
 
趣味 (aigen)
2009-08-03 17:53:45
>風さん
ご心配いただき、ありがとうございました。
義父はさまざまなことにチャレンジする人でした。常に前向きで、多くの趣味の世界を楽しんでいました。
何かに挑戦すること、それが人生を明るくするものだと思います。
 
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