コタツ評論

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ひばりの歌です

2017-03-11 00:11:00 | 音楽
真夜中のサバナ」(MIDNIGHT IN THE GARDEN OF GOOD AND EVIL)をCATVが放映していた。クリント・イーストウッド監督作としては凡作だが、最後に流れる skylark がよかった。検索してみると、歌唱はK D LANG。映画のモチーフのひとつであるゲイに当てはめた人選だったのかどうか。

K D LANG skylark


ちょい役にジュード・ロウが出ていたのに気がついた。若き日のマーロン・ブランドの物まねのようなオーバーな演技をしていて可笑しかった。そういえば、NYから来たライターのジョン・キューザックは往年ならグレゴリー・ペックの役どころ。ハリウッドの全盛期を見てきたイーストウッドならではのハリウッドオマージュ映画とみることもできる。ただし、ハリウッド映画と違って黒人の扱いかたはさすがに一味違う。

kd lang "Hallelujah" CSHF 2006


じつに平田弘史が描くような武骨な顔です。アメリカの西部男や大恐慌時代の子だくさんの貧しいお母さんのような顔です。

kd lang - I will Survive


あまり上手くいってない選曲ですが、懐かしい歌なので。イーストウッドもゲイを描くのは上手くなかった。たとえば、オカマとクローゼット・ゲイにバイセクシャルを一緒くたにしてしまっている。どストレートなイーストウッドには向かない題材でした。

(敬称略)

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