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450デスモ エンジン フルオーバーホール

2015-03-06 | WORKS

エンジンのお直しのご依頼を承りました450デスモですが
シリンダーヘッドをOHしてもエンジンに異音があり、試乗してもアイドリングが定まらない時がありました。

当初はヘッドのみで修復出来ると予測しましたが、異音の原因は何か所かの問題点が重なっていて
クランクケース内部も分解整備が必要だと思われました。

ヘッドを何度も分解してみても症状が無くならなかったので、お客様とご相談の上で
エンジンをフルオーバーホールする事にさせて頂きました。


非常に綺麗な塗装が施された車両ですのでキズは許されません。
エンジンの脱着には十分に気をつけました。





クランクケースを分解してコンロッドも分解するとクランクピンに摩耗キズがありました。
このままの状態で走行を続けますとコンロッドの損傷へと繋がりますので、早期の発見で良かったです。







コンロッドの再生、クランクピンを交換後、クランク芯出しやミッション調整等、シム調整やギアの嚙み合いを確認します。




古いバイクですのでベベルギアの嚙み合いや上下のベベルシャフトの嚙み合いが不良の場合があります。
ベベルギアはシムで調整しても調整出来ない難しい個体もあります。
企業秘密の為、公開できませんが弊社ではベベルギアの嚙み合いも修正致します。




社外品のCDIも不調の原因でしたので、ポイント式のバッテリー点火へと変更しました。
それに伴い配線も見直しました。



エンジンリビルドは時間がかかり、お客様に大変なご迷惑をお掛け致しましたが
お陰様でサイレントでしっかりとしたエンジンになりました。試乗しても安心して乗る事が出来ました。

弊社のオーバーホールの内容や組立の精度は自信をもってお勧めできるサービスです。

ご興味が御座いましたら是非ご相談下さい。






 

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