覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

実は予定変更!? 恐るべき妄想

2005年03月20日 23時15分42秒 | Weblog
 今日の結果を思い返すに、実は予定変更だったのでは!? との感を愈々強くするわたし。その予定変更とは、ペールギュントを着外に持ってきたことである。今日の夕方の記事で書いたとおり、東西2レースとも連動レースの目を外すというのは相当の例外である。しかし、その例外を惹き起こす引き金があった、というより起こったというべきであろう。ズバリ、北九州での地震である。ペールギュントとこのまだ被害規模もはっきりと判明しない震災とを考え合わせたとき、私は先ず、昨年のつまり最も近い北九州でのレースを思い浮かべた。それは、昨年の北九州記念である。

2004年 7月18日小倉
第39回北九州記念GⅢ
1着 8枠12番 ダイタクバートラム 小牧太 橋口弘次郎

 今日のスプリングSのペールギュントも実は、この橋口厩舎の馬である。即ち、仮にこれが今日発射予定であったとしよう。当日午前11時前に北九州で地震が起きる。私はNHKで某番組を視聴中であったが、これが臨時ニュースで掻き消され、放送延期の事態となる。
 果たして、被害の全貌もよくわからぬが、北九州や小倉の競馬ファンの方々は遠く中央 関西や首都圏の人々よりもよく覚えているはずの、北九州記念を勝った厩舎が、この震災が襲い喘いでいる時に、中央場所でめでたい美酒を酌んでいて好いものだろうか。競馬会は直ちに予定変更し、即刻別のシナリオを描いて、飽くまで時代と共に、競馬ファンのみならず広く人々と共にある中央競馬を演出しきろうとしたと考えられないだろうか。

 私のこの推察には、1つの思い出がある。それは、直前の不測の出来事により、明らかに中央競馬が大一番のレース結果を予定変更し、つまりは予定されたGⅠホースを急遽別の馬に換えて、堂々レースを実施して見せた先例である。
 言うまでも無い。昨年の菊花賞である。

 皆さんはこのレースでどの馬の勝ちに投票されただろうか。その勝ち馬を自信を持ち読みきった方は極めて少ないのではないかと思う。勝った馬は、8枠18番 デルタブルース。この馬の力量をその後のジャパンカップ3着などの実績の前に十分に認めていたという方であっても、もし(有り得ないが)もう一度すぐレースをやり直したなら、再びこの馬が勝つと考える競馬ファンは少ないと思う。

 第一報...(10月)23日午後5時56分ごろ、新潟県中越地方を震源とする地震があり、同県小千谷市で震度6強、長岡市、十日町市、栃尾市、中里村で震度6弱をそれぞれ観測した。気象庁によると、震源の深さは約20キロ。マグニチュードは6・8と推定される  

 これは読売新聞のものであるが、実に菊花賞はその翌日10月24日の15時40分発走。この不測の事態を前に、中央競馬会は入念かつ周到に準備を進めてきた3歳クラシック最後の大一番菊花賞の勝ち馬を予定されていたある馬から、このデルタブルースに譲った。その予定されていた馬のGⅠ勝ちの埋め合わせは、やがて何らかの形で現れるに違いない。その馬が、推察だが私とあなたで同じならば、それはそう先のことではない筈だ。
 しかし、一端枠順を発表し、つまりは勝ち馬の示唆を大衆に放った上で、予定外の勝ち馬を発射するからには、相当の埋め換え、後々菊花賞から派生してくる別のレースへの示唆に至るまで、変更改変を余儀なくされる事態となる。しかし、ことはそれ以上に重要だ。大災害の翌日の競馬開催すら、世間の耳目を憚るのに、そこで国民のこうむった災厄をわれ関せずと競馬場でうつつを抜かす一般ファンを有頂天でまたおめでたい気分で帰途に着かせるわけには行かない。間違いなく、このような時は、1番人気が飛ぶ。惨敗する。まあ、前売りがあるGⅠレースと違い、今日のGⅡスプリングSでは、朝のオッズ発表から競馬会が自在に数字を作れるので(オッズとは売り上げ実数を反映した正確なものを出しているわけではない)、もうその時点でヴァーミリアンはおろか、4枠7番ペールギュントは脚本どおりの予定が午前11時前に緊急密議が競馬会内でもたれ、急遽のシナリオが出演者側に手渡されたと見るべきだろう。
 菊花賞を振り返れば、○○○が勝つシナリオを、新潟中越地震にあわせ、取り急ぎではあるが、被災者に気を配り、全国民的に思いやりとお見舞いの気持ち 弔意また支援の心をあらわす結果にしなければならない。それで選びだされた2着馬が、ホウキパウェーブ。地震は、先ず震源から緩やかな揺れ P波(プライマリーウェーブ)がやってきて、次に S波(セカンダリーウェーブ)が届いて主要動という大揺れを惹き起こす。この2つの波の到着時間の間の小刻みな揺れを初期微動と呼ぶ。かような説明はさておき、2着馬は、P波のPウェーブ=ホウキパウェーブ でなければならなかった。しかしこれは事柄として、科学的で地震の客観面に過ぎない。真に新潟を思う、被災者のこころの縁、胸のうちを打つ主観的で情緒的なつまりは感動を伴ったものを勝ち馬として用意しなければ済むまい。その挙句、出来上がった枠順から捻り出されたのが、デルタブルースである。枠順の中から、新潟性を探る。すると、新潟を舞台にした(越後湯沢)世界の文豪 川端康成カワバタヤスナリ=イワタヤスナリ 「雪国」 の作者を想起させるジョッキーがいる。その雪のシーズン前の被災者がかかるとき頼りたくなるのは政府 自治体 自衛隊はさておき何しろ郷土を国家全体の中でもとりわけ抜きん出て慈しんでくれた郷土出身の英傑 田中角栄 では無いだろうか。角さん=角居厩舎。かくして、苦肉の策ながら、競馬会は、震災を見舞うレースと馬券を用意し、

8枠18番 デルタブルース 岩田康誠(イワタヤスナリ)角居厩舎
3枠 5番 ホウキパウェーブ 横山典弘

の1,2着をもって、菊花賞の結論として、やがて必須となる震災の被害地救済につぎ込む費用を競馬と震災の関係など考えも及ばない一般競馬ファンから搾り取り、国庫を満たした。

 妄想と思わば思え!

しかし、これが厳然たる事実である。私はその結果としての事実をここにデータとして示しているに過ぎない!!!

第65回 菊花賞 2004年10月24日
1着 18番 デルタブルース
2着  5番 ホウキパウェーブ

第54回 スプリングステークス 2005年3月20日
1着 5番 ダンスインザモア
2着 2番(16頭立てなので、2番=18番)
      ウインクルセイド

つまり、新潟中越地震の翌日の菊花賞の目 5番 18番 と、北九州地震の当日の今日のスプリングSの目 5番 2番(即ち18番) は、まったく同じなのである。

 偶然か、神の仕事か、はたまた、人の知的意図がこもった出来事か!?

 もしかしたら、私が予告なんのと、考え見つけたことなどすべて破棄して、つまりは予定のシナリオなどまるごとぶっ飛ばして、朝のひと揺れで、新潟地震のときと同じ目 馬番を発射させただけなのだろうか!
コメント (1)
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53pの枠

2005年03月20日 17時56分08秒 | Weblog
 今しがた、デシャン が指摘したので投稿するが、2つ下の記事の写真 優駿の53Pを見て頂きたい。褐色の閃光 アドマイヤベガの表紙だが、そのページの枠(左右)自体が赤で、3歳戦の3枠を示しているのではという。

 また、昨秋の菊花賞のとき、地震のため急に競馬会が勝ち馬を○○○からデルタブルースに換えたと同様の、今日の地震での緊急の変更はなかったのかと私に言う。少し考える。

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今日の種明かし

2005年03月20日 17時55分23秒 | Weblog
 東西の両重賞で、私がここで掲げた指定した連動レースは絡まなかった。ともに100%ではないので、連動レースを見つけたらそれを基本にはするが、両レースとも使わないというのは、極めて稀で驚いた。まあ、こういうこともある。昨日が堅い決着だったので、今日はどちらかで人気薄の出番、荒れると見ていたが、共に本命サイドが崩れ去る。が、私の読みどおりだった点を含め、終わってすぐやはり、と言う種明かしを披露しよう。

 阪神大章典は、私がここで一番最初に指摘した マイソールサウンド が勝った。単¥、4200 最大の根拠は指摘済み通り、今週「ミュージックの日」があったからだ。昨日、日曜の枠順が発表になった途端、狂ったように阪神では7枠のオンパレードとなる。思えば昨日の3月19日の「ミュージックの日」のシフト全体をこのマイソールサウンド(音)が支持支配したのであり、今日の7枠の本命 東のヴァーミリアンを殺し、こちらが埋め合わせた。それにしても、正直私も昨日でお腹いっぱいで、このマイソールのオッズを見ると、手が出ず、3番9番どちらがくるのかと思いつつ投票は見送った次第。

 スプリングS、ヴァーミリアン無用は、根拠と共にしつこく指摘した。が、今日が誕生日のイプセンのペール・ギュントも失速。わたしが、ここに注目したことは、完全に囮に引っかかったことになる。が、わたしは昨日の北村の不思議な配置を指摘したと同様の枠順の上での、あるからくりから、2番ウインクルセイド を読んでいた。

 8R  1枠 2番キョクイチバンブー 江田照男
 10R 2枠 2番キャンディッド   江田照男
 12R 1枠 2番オーゴンサンデー  江田照男


 実に、メインのスプリングSをはさむ10 12Rの2番で、メインの2番をはさんでいる上に8Rでも江田が2番。枠順の上で、前後のレースのはさみは強烈なサインで、何かの要素で同じゼッケンの連続は間違いなく何かを強烈に示唆するものである。思い起こせば、スティルインラヴの3冠目の秋華賞のとき、幸英明は、本番のスティルまで連続3レースで同じ17番ゼッケンを背負っていた。枠順は向こうの作り物、意図を潜ませるのには格好の代物で、主催者側が偶然を装っているだけ。

 今朝!早朝 ここに掲げた「優駿」54pを見ていただきたい。上の写真の武の1番は阪神のアイポッパー及びスプリングSの1枠 下の写真では、スプリングSの3枠ダンスインザモア を示している。ダンス とは、清子内親王 が日舞の名取の腕前であることから、その御婚約を祝す意味で発射が準備されたのだろう。この2着ウインクルセイド が発射したのを見て阪神の3番ウイングランツはなくなったと判断したわたし。

 ヴァーミリアンを人気で発射させなかった意味は、直ちに直後の岡部幸雄引退記念で7枠13番を1着させてみせる以上の深い暗示意味を持つ。私の察知している今年春のGⅠ●●●はズバリ! このゼッケンの発射だからだ。7枠13番を忘れまい。

 この岡部幸雄引退記念の表彰式。私も間近にいて何をパフォーマンスするかつぶさに見守りたかったが、きちんと審議などと称する時間稼ぎをして一般テレビから大衆の目に触れないようベールで覆った。その表彰式、岡部を愛する熱心なファンだけに教えられる大切な示唆があったはず。昨日、アイルランド大統領の到着が遅れ、メアリー大統領に生のレースをじっくり観戦していただくため、あえて脇役の馬を馬体検査除外にした時間稼ぎと同じことを競馬会は今日もやったのである。

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同 54p

2005年03月20日 03時25分37秒 | Weblog
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優駿3月号

2005年03月20日 03時24分10秒 | Weblog

 今週行われる重賞の回数は、フラワーカップ19回 阪神大章典53回 スプリングステークス54回

 すると、最新「優駿」誌の3つのページ 19 53 54 に的中につながる示唆が盛り込まれることがある、ということはお話済み。
 19Pは既に、ラインクラフトを読み解いた先週の記事で示したので、ここに明日(もう今日か)に向け、53P 54P を示しておく。読み込みはいずれ後ほど。

 53Pのアドマイヤベガは、既述のごとく、アドマイヤフジ武 でもろに使われ、2番ゼッケンもフラワーカップの1着シーザリオで使われ済み。(ご存じなかった方はご愁傷様!)

 それにしても、ドラえもんのいでたちとアドマイヤの勝負服が似合いで、アドマイヤが4枠の青帽子を被るとドラちゃんそのものという気が改めてする。鞍上は剛田武 父親は静香ちゃん(サンデーサイレンス)

 来週またGⅠが組まれているが、既に4月号が準備 スタンバっているので、最新号を買う必要がある。

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日曜展望

2005年03月20日 02時30分00秒 | Weblog
続いて...読んでいた枠 馬番に有力馬が入ってくると、読み込みはやりやすい。土曜の、7枠そして13番の乱費、この意味はさらに遠い先に霧が吹き払われようが、先ずは、ヴァーミリアン の消去である。なぜ、この馬が今週のフジテレビ賞で不似合いか、既に前の記事で説明した。

 昨年の京王杯スプリングカップからしぼった4枠7番 6枠11番の内、6枠11番ストラスアイラを採れない以上、ペールギュント の発射は必至。格、実績から勝ちと見るのが自然だが、重賞3勝で本番皐月賞を迎えた馬など近年皆無。2着付けかも。が、これまたできすぎさ~んは、明日が「ペールギュント」の作者イプセンの誕生日に当たるという、周到な下調べ準備演出。恐らく、今年のスプリングSの日付からレース演出を考え出したころからこの馬の出走用意をしていたのであろう。かつてアンリ・ベールという本名の有名作家の記念日からその作者の世界的傑作の題名にちなみ、障害の5万馬券を見つけたことがあったが、一般競馬ファンに、調教 血統 馬場適性 など、競馬の外側=「衣装」に夢中にならせる一方で、向こうの事実史実世の中の出来事に基づいた演出と脚本作成能力にはまことに驚嘆すべきものがあり、逆に向こうが恐ろしい頭脳集団であることから、自分の卓抜な発見にも信頼が置けることにもなる。

 西の日本一堅い重賞といわれる 阪神大章典。このレースは、平成元年以降の阪神牝馬ステークスから3年後のこのレースに連動するということを繰り返してきており、それはここ13年間で12回に及ぶ。

 3年前2002年の、阪神牝馬Sは

 1着 5枠9番
 2着 2枠3番

で決まっている。エプソムボス ハイフレンドトライ が採れなければ、3番ウイングランツ 9番サクラセンチュリー のどちらかの発射となる。ヴァーミリアン同様、やり尽くしの福永騎乗リンカーンには疑問符がつく。

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土曜反省回顧

2005年03月20日 02時29分15秒 | Weblog
 土曜日、フラワーカップは、納采の儀から2枠の福永の人気馬を見て取ったのは正解であった。それにしてもかなりニュースを追っているつもりだが、朝 今日がその日の報道があるまで思い寄らず、2枠と黒田さんの意味に気がつかない。週を続けて福永の牝馬の1番人気だが、角井厩舎の動向ともあわせ、見極めが可能だったと思う。優駿3月号のインタビューでも角井調教師が登場しており、ディアデラノビアの連敗のままただでは終わらぬと判断できた。

 注目のアイルランド大統領賞は、さまざまの一致点から、ここで示したミリオンベルが9番人気で発射し、私の読みは当たった。反省しきりなのは、当日でも迷いがあり、早いレースで出たエスケープを見ながら、シンボリエスケープをばっさりと指摘できなかったことである。やはり、基本は、似た馬名馬ことに同じ枠やゼッケンではなおさら、いったん出れば後の方は切り捨て が呼吸で、マラッカ沖の海賊騒ぎは、船主が近藤さんでアドマイヤにつながると見る方が妥当であった。タイキジリオンでも迷い、私自身は、結局指摘したミリオンベルから1番人気への馬連が30倍のレースを観戦して終わった。本来の私なら複勝を入れるはず。ま、投票は自信が基本で、大勝負できたレースではない。時事通信杯フラワーカップの乾杯も不発。やはりアイリッシュのギネスの日に、ドイツ語の乾杯はいかがなものだったか。

 それにしても、アカデミー賞の「ミリオンダラーベイビー」でミリオンベルも傑作だが、今週ここぞとのアドマイヤフジ は絶妙で、土曜私が馬券的に最も意欲を持ったのはこの阪神メインの4枠5番だった。大山のぶ代ら旧声優収録放送最後の週に、藤子F不二雄 でアドマイヤフジとは。静香ちゃんでなくとも「できすぎさ~ん」と叫びたき憎い演出。

 さて日曜、スプリングSの私の予告は読んでいただけただろうか。枠順もあいととのい、4枠7番と6枠11番 のどちらかが発射と絞れることになった。

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