今日の結果を思い返すに、実は予定変更だったのでは!? との感を愈々強くするわたし。その予定変更とは、ペールギュントを着外に持ってきたことである。今日の夕方の記事で書いたとおり、東西2レースとも連動レースの目を外すというのは相当の例外である。しかし、その例外を惹き起こす引き金があった、というより起こったというべきであろう。ズバリ、北九州での地震である。ペールギュントとこのまだ被害規模もはっきりと判明しない震災とを考え合わせたとき、私は先ず、昨年のつまり最も近い北九州でのレースを思い浮かべた。それは、昨年の北九州記念である。
2004年 7月18日小倉
第39回北九州記念GⅢ
1着 8枠12番 ダイタクバートラム 小牧太 橋口弘次郎
今日のスプリングSのペールギュントも実は、この橋口厩舎の馬である。即ち、仮にこれが今日発射予定であったとしよう。当日午前11時前に北九州で地震が起きる。私はNHKで某番組を視聴中であったが、これが臨時ニュースで掻き消され、放送延期の事態となる。
果たして、被害の全貌もよくわからぬが、北九州や小倉の競馬ファンの方々は遠く中央 関西や首都圏の人々よりもよく覚えているはずの、北九州記念を勝った厩舎が、この震災が襲い喘いでいる時に、中央場所でめでたい美酒を酌んでいて好いものだろうか。競馬会は直ちに予定変更し、即刻別のシナリオを描いて、飽くまで時代と共に、競馬ファンのみならず広く人々と共にある中央競馬を演出しきろうとしたと考えられないだろうか。
私のこの推察には、1つの思い出がある。それは、直前の不測の出来事により、明らかに中央競馬が大一番のレース結果を予定変更し、つまりは予定されたGⅠホースを急遽別の馬に換えて、堂々レースを実施して見せた先例である。
言うまでも無い。昨年の菊花賞である。
皆さんはこのレースでどの馬の勝ちに投票されただろうか。その勝ち馬を自信を持ち読みきった方は極めて少ないのではないかと思う。勝った馬は、8枠18番 デルタブルース。この馬の力量をその後のジャパンカップ3着などの実績の前に十分に認めていたという方であっても、もし(有り得ないが)もう一度すぐレースをやり直したなら、再びこの馬が勝つと考える競馬ファンは少ないと思う。
第一報...(10月)23日午後5時56分ごろ、新潟県中越地方を震源とする地震があり、同県小千谷市で震度6強、長岡市、十日町市、栃尾市、中里村で震度6弱をそれぞれ観測した。気象庁によると、震源の深さは約20キロ。マグニチュードは6・8と推定される
これは読売新聞のものであるが、実に菊花賞はその翌日10月24日の15時40分発走。この不測の事態を前に、中央競馬会は入念かつ周到に準備を進めてきた3歳クラシック最後の大一番菊花賞の勝ち馬を予定されていたある馬から、このデルタブルースに譲った。その予定されていた馬のGⅠ勝ちの埋め合わせは、やがて何らかの形で現れるに違いない。その馬が、推察だが私とあなたで同じならば、それはそう先のことではない筈だ。
しかし、一端枠順を発表し、つまりは勝ち馬の示唆を大衆に放った上で、予定外の勝ち馬を発射するからには、相当の埋め換え、後々菊花賞から派生してくる別のレースへの示唆に至るまで、変更改変を余儀なくされる事態となる。しかし、ことはそれ以上に重要だ。大災害の翌日の競馬開催すら、世間の耳目を憚るのに、そこで国民のこうむった災厄をわれ関せずと競馬場でうつつを抜かす一般ファンを有頂天でまたおめでたい気分で帰途に着かせるわけには行かない。間違いなく、このような時は、1番人気が飛ぶ。惨敗する。まあ、前売りがあるGⅠレースと違い、今日のGⅡスプリングSでは、朝のオッズ発表から競馬会が自在に数字を作れるので(オッズとは売り上げ実数を反映した正確なものを出しているわけではない)、もうその時点でヴァーミリアンはおろか、4枠7番ペールギュントは脚本どおりの予定が午前11時前に緊急密議が競馬会内でもたれ、急遽のシナリオが出演者側に手渡されたと見るべきだろう。
菊花賞を振り返れば、○○○が勝つシナリオを、新潟中越地震にあわせ、取り急ぎではあるが、被災者に気を配り、全国民的に思いやりとお見舞いの気持ち 弔意また支援の心をあらわす結果にしなければならない。それで選びだされた2着馬が、ホウキパウェーブ。地震は、先ず震源から緩やかな揺れ P波(プライマリーウェーブ)がやってきて、次に S波(セカンダリーウェーブ)が届いて主要動という大揺れを惹き起こす。この2つの波の到着時間の間の小刻みな揺れを初期微動と呼ぶ。かような説明はさておき、2着馬は、P波のPウェーブ=ホウキパウェーブ でなければならなかった。しかしこれは事柄として、科学的で地震の客観面に過ぎない。真に新潟を思う、被災者のこころの縁、胸のうちを打つ主観的で情緒的なつまりは感動を伴ったものを勝ち馬として用意しなければ済むまい。その挙句、出来上がった枠順から捻り出されたのが、デルタブルースである。枠順の中から、新潟性を探る。すると、新潟を舞台にした(越後湯沢)世界の文豪 川端康成カワバタヤスナリ=イワタヤスナリ 「雪国」 の作者を想起させるジョッキーがいる。その雪のシーズン前の被災者がかかるとき頼りたくなるのは政府 自治体 自衛隊はさておき何しろ郷土を国家全体の中でもとりわけ抜きん出て慈しんでくれた郷土出身の英傑 田中角栄 では無いだろうか。角さん=角居厩舎。かくして、苦肉の策ながら、競馬会は、震災を見舞うレースと馬券を用意し、
8枠18番 デルタブルース 岩田康誠(イワタヤスナリ)角居厩舎
3枠 5番 ホウキパウェーブ 横山典弘
の1,2着をもって、菊花賞の結論として、やがて必須となる震災の被害地救済につぎ込む費用を競馬と震災の関係など考えも及ばない一般競馬ファンから搾り取り、国庫を満たした。
妄想と思わば思え!
しかし、これが厳然たる事実である。私はその結果としての事実をここにデータとして示しているに過ぎない!!!
第65回 菊花賞 2004年10月24日
1着 18番 デルタブルース
2着 5番 ホウキパウェーブ
第54回 スプリングステークス 2005年3月20日
1着 5番 ダンスインザモア
2着 2番(16頭立てなので、2番=18番)
ウインクルセイド
つまり、新潟中越地震の翌日の菊花賞の目 5番 18番 と、北九州地震の当日の今日のスプリングSの目 5番 2番(即ち18番) は、まったく同じなのである。
偶然か、神の仕事か、はたまた、人の知的意図がこもった出来事か!?
もしかしたら、私が予告なんのと、考え見つけたことなどすべて破棄して、つまりは予定のシナリオなどまるごとぶっ飛ばして、朝のひと揺れで、新潟地震のときと同じ目 馬番を発射させただけなのだろうか!
2004年 7月18日小倉
第39回北九州記念GⅢ
1着 8枠12番 ダイタクバートラム 小牧太 橋口弘次郎
今日のスプリングSのペールギュントも実は、この橋口厩舎の馬である。即ち、仮にこれが今日発射予定であったとしよう。当日午前11時前に北九州で地震が起きる。私はNHKで某番組を視聴中であったが、これが臨時ニュースで掻き消され、放送延期の事態となる。
果たして、被害の全貌もよくわからぬが、北九州や小倉の競馬ファンの方々は遠く中央 関西や首都圏の人々よりもよく覚えているはずの、北九州記念を勝った厩舎が、この震災が襲い喘いでいる時に、中央場所でめでたい美酒を酌んでいて好いものだろうか。競馬会は直ちに予定変更し、即刻別のシナリオを描いて、飽くまで時代と共に、競馬ファンのみならず広く人々と共にある中央競馬を演出しきろうとしたと考えられないだろうか。
私のこの推察には、1つの思い出がある。それは、直前の不測の出来事により、明らかに中央競馬が大一番のレース結果を予定変更し、つまりは予定されたGⅠホースを急遽別の馬に換えて、堂々レースを実施して見せた先例である。
言うまでも無い。昨年の菊花賞である。
皆さんはこのレースでどの馬の勝ちに投票されただろうか。その勝ち馬を自信を持ち読みきった方は極めて少ないのではないかと思う。勝った馬は、8枠18番 デルタブルース。この馬の力量をその後のジャパンカップ3着などの実績の前に十分に認めていたという方であっても、もし(有り得ないが)もう一度すぐレースをやり直したなら、再びこの馬が勝つと考える競馬ファンは少ないと思う。
第一報...(10月)23日午後5時56分ごろ、新潟県中越地方を震源とする地震があり、同県小千谷市で震度6強、長岡市、十日町市、栃尾市、中里村で震度6弱をそれぞれ観測した。気象庁によると、震源の深さは約20キロ。マグニチュードは6・8と推定される
これは読売新聞のものであるが、実に菊花賞はその翌日10月24日の15時40分発走。この不測の事態を前に、中央競馬会は入念かつ周到に準備を進めてきた3歳クラシック最後の大一番菊花賞の勝ち馬を予定されていたある馬から、このデルタブルースに譲った。その予定されていた馬のGⅠ勝ちの埋め合わせは、やがて何らかの形で現れるに違いない。その馬が、推察だが私とあなたで同じならば、それはそう先のことではない筈だ。
しかし、一端枠順を発表し、つまりは勝ち馬の示唆を大衆に放った上で、予定外の勝ち馬を発射するからには、相当の埋め換え、後々菊花賞から派生してくる別のレースへの示唆に至るまで、変更改変を余儀なくされる事態となる。しかし、ことはそれ以上に重要だ。大災害の翌日の競馬開催すら、世間の耳目を憚るのに、そこで国民のこうむった災厄をわれ関せずと競馬場でうつつを抜かす一般ファンを有頂天でまたおめでたい気分で帰途に着かせるわけには行かない。間違いなく、このような時は、1番人気が飛ぶ。惨敗する。まあ、前売りがあるGⅠレースと違い、今日のGⅡスプリングSでは、朝のオッズ発表から競馬会が自在に数字を作れるので(オッズとは売り上げ実数を反映した正確なものを出しているわけではない)、もうその時点でヴァーミリアンはおろか、4枠7番ペールギュントは脚本どおりの予定が午前11時前に緊急密議が競馬会内でもたれ、急遽のシナリオが出演者側に手渡されたと見るべきだろう。
菊花賞を振り返れば、○○○が勝つシナリオを、新潟中越地震にあわせ、取り急ぎではあるが、被災者に気を配り、全国民的に思いやりとお見舞いの気持ち 弔意また支援の心をあらわす結果にしなければならない。それで選びだされた2着馬が、ホウキパウェーブ。地震は、先ず震源から緩やかな揺れ P波(プライマリーウェーブ)がやってきて、次に S波(セカンダリーウェーブ)が届いて主要動という大揺れを惹き起こす。この2つの波の到着時間の間の小刻みな揺れを初期微動と呼ぶ。かような説明はさておき、2着馬は、P波のPウェーブ=ホウキパウェーブ でなければならなかった。しかしこれは事柄として、科学的で地震の客観面に過ぎない。真に新潟を思う、被災者のこころの縁、胸のうちを打つ主観的で情緒的なつまりは感動を伴ったものを勝ち馬として用意しなければ済むまい。その挙句、出来上がった枠順から捻り出されたのが、デルタブルースである。枠順の中から、新潟性を探る。すると、新潟を舞台にした(越後湯沢)世界の文豪 川端康成カワバタヤスナリ=イワタヤスナリ 「雪国」 の作者を想起させるジョッキーがいる。その雪のシーズン前の被災者がかかるとき頼りたくなるのは政府 自治体 自衛隊はさておき何しろ郷土を国家全体の中でもとりわけ抜きん出て慈しんでくれた郷土出身の英傑 田中角栄 では無いだろうか。角さん=角居厩舎。かくして、苦肉の策ながら、競馬会は、震災を見舞うレースと馬券を用意し、
8枠18番 デルタブルース 岩田康誠(イワタヤスナリ)角居厩舎
3枠 5番 ホウキパウェーブ 横山典弘
の1,2着をもって、菊花賞の結論として、やがて必須となる震災の被害地救済につぎ込む費用を競馬と震災の関係など考えも及ばない一般競馬ファンから搾り取り、国庫を満たした。
妄想と思わば思え!
しかし、これが厳然たる事実である。私はその結果としての事実をここにデータとして示しているに過ぎない!!!
第65回 菊花賞 2004年10月24日
1着 18番 デルタブルース
2着 5番 ホウキパウェーブ
第54回 スプリングステークス 2005年3月20日
1着 5番 ダンスインザモア
2着 2番(16頭立てなので、2番=18番)
ウインクルセイド
つまり、新潟中越地震の翌日の菊花賞の目 5番 18番 と、北九州地震の当日の今日のスプリングSの目 5番 2番(即ち18番) は、まったく同じなのである。
偶然か、神の仕事か、はたまた、人の知的意図がこもった出来事か!?
もしかしたら、私が予告なんのと、考え見つけたことなどすべて破棄して、つまりは予定のシナリオなどまるごとぶっ飛ばして、朝のひと揺れで、新潟地震のときと同じ目 馬番を発射させただけなのだろうか!