今日から6月。いよいよ、梅雨の時期ですね。すでに、毎日はっきりしない天気が続いています。
いや~っ、昨日はというか、今日の深夜にかけて、久々に夜更かししてしまいました。
将棋ネタです。
藤井聡太七段の竜王戦4組ランキング戦の決勝戦は壮絶なものとなりました。
相手は、菅井七段。公式戦二連敗(いわゆる往復ビンタ)をくらっている井上一門所属の天敵。
藤井七段は、めずらしく先手番だったので、逆にちょっと心配していたら、案の定、菅井七段得意の撹乱・時間攻め戦法にハマって、中終盤で評価値でマイナス500ぐらいまで押されてしまいました。
こりゃ今日も危ないのかと思ったところ、91手で千日手・指し直しに。
菅井七段としては、押してはいたのですが、そのまま攻め切るには、なんといっても、相手が藤井七段ですから、まだまだ不確定要素が多く、先手番をとれて、時間も更に得する千日手を選んだのかなと思います。
九死に一生を得た藤井七段ですが、持ち時間が伸びたものの、それでも1時間(菅井七段は2時間)、かつ、後手番となってしまい、どうなるかと思ったのですが、早指し+後手番という、朝日杯連覇の藤井七段必勝のパターンが炸裂しました。
藤井七段の指し手は、29連勝時を彷彿とさせる、コンピューターの推奨手と90%以上が一致する、完全な指し回しで、中盤以降圧倒して、対菅井戦、初勝利のリベンジ達成となりました。午前10時の指し始めから終局まで14時間を超える長い一日で、見ているこちらも午前様となったわけです。
竜王戦ランキング戦の3期連続優勝は、デビュー年度からは初の記録だそうです。高校生ながら205万円の賞金を14時間で稼ぎ出した形になりますが、藤井七段は、そんなことには興味もない感じですね。
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