雀飛んで 枝雀になりなむ われ祈る
最近は結構雀見かける雀の娘(こ)
孟浩然
春眠不覺曉 處處聞啼鳥 夜来風雨聲 花落知多少
処処啼鳥を聞く
雀の獅子伝 秋刀魚編
♪
初秋か終夏かはしらねども、まだ早朝に目が覚める
雀の鳴声 覗けば飛びいる 雀っ娘
枝が無ければ電線で
休める先は また電線
♪
桂枝 雀になればこそ、
生薬桂枝と雀卵斑
桂皮 燕にならばこそ、
桂皮を利かせた燕の巣
♪
桂三 枝になればとて、
何も言うこと見つからむ
桂の文枝同じにて、
桂米朝ましてやな
♪
煙草切れ 早朝(あした)よろよろ 買い求め
行き着く先は 露孫なり
♪
孫の如き店員に
点のカードの 有無聞かれ
膨らむ財布に見つからず
♪
残高照会銀行の
あるは伝票ばかりなり
♪
戻る ね宿の入り口に
早起き子犬の吼えるのみ
老いたる獅子も驚きて
蚤なりそめし はじめなり
♪
飲みの付けのみ膨らみて
断酒誓いし はじめなり
はじめなれども くりかえし
阿呆は今朝も 診察へ
♪
しばし、朝の挨拶に
またも 紫煙をくゆらせて
今宵の 夕げの 酒のアテ
秋刀魚食わんとおもひけり
♪
明石屋 秋刀魚の 愚痴ばなし
おもひだされぬ むかしの夕
秋刀魚くいにし はじめなり
関東亭 ドクター康仁 謹謡
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