欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

古い建物(町家)は積極的に解体すべき!!

2014年08月17日 09時24分55秒 | 古民家




『古い危険な建造物が、災害時の街の安全を脅かしている!』



よく、皆さんが勘違いされる事ですが、『古民家』と『町家』は、基本的に

別のものなのです。



『町家』も『古民家』と、勘違いして居られる方が居られるようですが、

その構造や、成り立ちにおいて、違う要素を持つと考えてください。



…今、問題になって居るのが、京都の様な都市部に残る『古い町家』です!

これらの木造住宅は、『耐震性』『防火性』に劣るだけでなく、長屋構造で

ある為に、その所有権において、しばしば、『法律上の問題』も生じます。



もし、今、京都に『大地震』が発生したならば、『耐震性』『防火性』に

劣る『町家』からは、一斉に火の手が上がり、京都の街を焼き尽くす可能性

が大きいです。



…そうなったら、『本当の日本国民の財産』である、国宝や重要文化財が、

火災で大きな被害を受けるでしょう。



ですから、そうならない前に、『町家は解体』するのが重要です!



『古い物を愛する気持ち』よりも、『街の人々の安全』の方が優先します。



…しかし、それでは、京都の景色が変わってしまうと思われる方も居られる

でしょう…



…ならば、我々建築士の力を総動員して、『耐震性』『防火性』に優れた

『新築の町家』を建てれば良いではないですか!



『古い町家は、今、防災上のお荷物になっています!』

『空き家で、町家を放置している方は、皆の迷惑を考え、至急解体すべきです。』


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