『古い危険な建造物が、災害時の街の安全を脅かしている!』
よく、皆さんが勘違いされる事ですが、『古民家』と『町家』は、基本的に
別のものなのです。
『町家』も『古民家』と、勘違いして居られる方が居られるようですが、
その構造や、成り立ちにおいて、違う要素を持つと考えてください。
…今、問題になって居るのが、京都の様な都市部に残る『古い町家』です!
これらの木造住宅は、『耐震性』『防火性』に劣るだけでなく、長屋構造で
ある為に、その所有権において、しばしば、『法律上の問題』も生じます。
もし、今、京都に『大地震』が発生したならば、『耐震性』『防火性』に
劣る『町家』からは、一斉に火の手が上がり、京都の街を焼き尽くす可能性
が大きいです。
…そうなったら、『本当の日本国民の財産』である、国宝や重要文化財が、
火災で大きな被害を受けるでしょう。
ですから、そうならない前に、『町家は解体』するのが重要です!
『古い物を愛する気持ち』よりも、『街の人々の安全』の方が優先します。
…しかし、それでは、京都の景色が変わってしまうと思われる方も居られる
でしょう…
…ならば、我々建築士の力を総動員して、『耐震性』『防火性』に優れた
『新築の町家』を建てれば良いではないですか!
『古い町家は、今、防災上のお荷物になっています!』
『空き家で、町家を放置している方は、皆の迷惑を考え、至急解体すべきです。』