欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

関西のしみったれ根性(もう別荘地は二束三文)

2019年12月31日 09時16分06秒 | 売れない不動産

先日のクリスマスでは、コンビニの前でケーキを売っていました。

 

昔は、12月24日はケーキを定価で売るのですが、12月25日になると、どこでも値引きして売ります。

 

関東では、12月25日のケーキは、50%~70%引きで売られます。

 

しかし、関西では、『500円引き』が限度のようです…

 

 

この相違は、関東人は”ロスカット”という考え方で商売するのに対し、関西人は”儲け主義”という考えで商売をするところにあります。

 

その結果、関東では12月25日のケーキを100%売り切るのに対し、関西のケーキはほとんどが売れ残ります。

 

 

売れない商品の価値は、0円です。

 

 

このことを関西人は理解しているのでしょうか?

 

 

先日、淡路島の別荘地を相場の3倍以上で売っている不動産屋がいました。

 

 

欠陥建築バスターズが、「そんな値段では売れないですよ。」と言うと、この不動産屋は「昔は高かったのだから、これ以上は安くできない。」と言いました。

 

この考え方、関西の12月25日のケーキの売り方と同じですね。

 

”売れない”別荘地の土地の値段なんて、0円なんです。

 

今、不動産も投げ売りの時代に入りました。

 

さぁ、持ってけ泥棒!!

 


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2020年日本発の世界大恐慌が起き、銀行も不動産屋も潰れる!!

2019年12月28日 09時24分36秒 | 売れない不動産

今現在、日本中で、新築一戸建て住宅が建築されています。

 

しかし、全くと言って良いほど、新築一戸建て住宅は売れていません!

 

売れない理由…

金利が安いので、建築業者や不動産会社が、日本中に建売住宅を建築しているのです。

ところが、アホ安倍内閣の進める”働き方改革”によって、労働者は家を買うお金がないのです。

 

では、新築一戸建て住宅が売れないと、何が起こるのでしょうか?

 

まず、建築業者と不動産会社が倒産します。

 

 

その次は、何が起こるでしょうか?

 

建築業者や不動産会社に、お金を貸している(融資)銀行が倒産します。

 

 

その時期は、いつでしょうか?

ズバリ!2020年に入り、経済がおかしくなります。

東京オリンピックが開催される夏には、日本は、大不況の最中です。

 

このあと、日本の不景気は、政界経済をゆるがし、日本発の世界恐慌がやってきます。

 


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2018年2019年に着工した建売住宅は、死んでも買いたくない!!

2019年12月18日 08時09分30秒 | 誰も言わない建築士の話

経済に弱い安倍首相は、消費税増税(2019.10.1)を行いましたが、金利は低いままにしたせいで、現在、おかしな現象が起きています。

 

「空き家が次々と解体され、その跡地に建売住宅が建築され続けています!」

 

要は、金利が低いので、不動産業者や建築業者が、銀行から融資を受けて、空き家を買い取り、その家を解体し、建売住宅を建築しているわけです。

 

ところが、一般の労働者は、アホ安倍内閣の進める”働き方改革”によって、残業がなくなり、収入が減り、とてもマイホームなど買える状況ではありません。

 

そこで、不動産業者や建築業者は、できるだけ、安い建売住宅を建築することにしたのです。

 

その結果、基礎の下に杭の存在しない建売住宅が量産されているのです。

 

一時、横浜市のマンションの杭が支持層に達していないという問題が、世間を騒がしました。

皆さんも、ご記憶にあると思います。

 

一般住宅の基礎の下に入れる『杭』は、マンションの杭とは異なり、地盤改良的な要素が強いものです。

 

それでも、2017年以前は、私の知る限り、全ての木造建売住宅には、ちゃんと基礎の下に『杭』が入っていました。

 

ところが、2018年の消費税増税を直前に建築された建売住宅には、基礎の下の『杭』が、消えてしまいました。

 

それだけではありません。

地盤調査さえ行わなくなってしまいました!

 

皆さんは、こんな『杭』も入っていない、地盤調査もしていない木造住宅を買いたいですか?

 

政治献金をくれる不動産業界、建設業界には、たくさん儲けさせてあげようと、安倍晋三の優しさから、今、銀行も不動産屋も、建設業者も、ウハウハ、イケイケGOGOなのです。

 

その陰で、一般庶民は、贅沢はできないと、食べたい物が食べられず、我慢に我慢して、泣いているのです。

 

一体、誰が、悪者なのかを、国民は厳しい目で見据えるべきなのです。

 


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別荘地にある放置されたゴミ別荘物件に注意

2019年12月13日 10時36分58秒 | 売れない不動産

ある別荘の土地が売られていました。

 

売主は40年前に、この物件を購入しました。

ちょうど近くに海があるので、別荘ライフが楽しめます。

 

売主は土地に家を建てて、別荘として使っていました。

しかし、高齢になってきて、次第に、別荘を使わなくなりました。

 

長年、放置されて、敷地内は草が生い茂る、木々は伸び放題、荒れています。

 

草の除草、木々の伐採だけでも、費用がかかる物件です。

 

 

あまりにも木々がすごいので、土地の中までよく見えませんでした。

 

しかし、よーく中を覗き込んで見ると、中に、ゴミが投げ込まれていました…

長年、管理しないで放置された物件というのは、やっぱり不法投棄されますね。

 

周囲も別荘地なのですが、みんな木々が伸びています。

伸びた木々によって、周囲は日陰になっていて、日当たりが悪いです。

 

そして道路には、落ち葉が大量に落ちていました。

誰も掃除しないので、堆積した落ち葉で、滑ってこけそうになりました。

 

 

今の時代、わざわざ田舎で別荘を持つ需要なんて、ほとんどありません。

 

別荘の需要がない上に、草と木がボウボウの放置物件ならば、ますます売れないです。

 

この別荘放置物件は、売り出し価格があまりに高いので、担当の不動産屋に「高すぎないか?」と言いました。

 

すると不動産屋は即答しました。

「これでも、もう随分(値段を)下げたんですよ。」

「売主が購入した時(40年前)は、高かったんです。」

「だからこれ以上の値下げは無理です。」

 

このように、不動産屋は矢継ぎ早に言いました。

 

『昔は高かった』

→ これ、売主や不動産屋の決まり文句です。

 

 

ああそう、それがどうかしましたか?

 

 

昔、バブルだった日本は、不動産がアホみたいに高額でした。

でも今は、安いんです。

安くても、売れない時代なのです。

 

 

バブル期に、高い値段で購入した物件(別荘)を、少しでも、元を取ろうという売主の魂胆。

 

ろくに管理もしないゴミみたいな物件を売って、ちょっとでもお金を得ようと言う、なんと厚かましいのでしょう。

 

 

不動産というのは、資産ではありません。

 

不動産なんて持つと、①税金はかかる、②管理(土地内の草刈・建物の修繕など)をしないといけないなど、お金がかかって仕方ないです。

 

なので、資産を持っている人が、不動産(別荘や別宅)を持つことは、何らおかしいことではありません。

 

労働者やちょっとした小金持ちが、金食い虫の不動産を持つと、人生は不動産に振り回され、身を滅ぼしますよ。

 

別荘の値段が、激しく下落しています。

昔、高かった別荘物件は、現在では10分の1~50分の1まで、値を下げています。

高い時に購入した人は、大損です。

 

暴落した別荘物件を、つい、「安い!」と思って購入することはやめましょう。

 

「安かったから買ってみたけど、別荘はやっぱり使わなかった」ということで、再び売却に出しても、もう二度と、その別荘物件は売れることはありません。

 

安い別荘物件にご用心!

 


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不動産は、売れた値段が正しい価格→評価額は高すぎる値段

2019年12月01日 12時34分41秒 | 悪質不動産

不動産が売れないです。

 

売れない状況については、不動産のサイトをご覧になるとわかると思います。

 

全く売れないので、同じ物件(新築・中古・土地)が、いつまでも掲載されています。

 

「相変わらず、この家、売れないな」

「この物件、3年前から売り出してるが、まだ売れない」

そんな状況です。

 

不動産業界には、誰も買わない物件たちであふれています…

 

戦後、昭和の高度成長期には、『家を買って一人前だ!』という思想がありました。

 

若者たちは家を買う目標を持ち、無理してでも家を買ったものです。

 

その時代には、『家(不動産)は資産』だと考えられていました。

 

一般的に資産というのは、預貯金であったり、株式であったり、金地金であったり、これらが資産と呼びます。

 

当時は、資産のなかに、不動産も入っていたのです。

 

1軒家であれば、その資産価値は、平均3,000万円と試算されたでしょうか。

 

しかし、なにゆえに、3,000万円なのか?

 

 

「土地の評価(1,800万円)と建物の評価(1,200万円)で、だいたい3,000万円ぐらいだな」という感覚で、計算されていたのです。

 

これは、固定資産の評価額や、不動産鑑定士など、誰かが勝手に決めた数字をもとにしたものです。

本当であれば『売買ができる価格』こそが、その事実たる、真の資産価格なのです。

 

 

現在では、3,000万円で売ったって、売れないでしょう。

 

2,000万円にしても売れないのであれば、1,000万円に値下げして売ります。

 

でも、1,000万円でもまだ売れないのであれば、800万円に値下げします。

 

800万円で売っても、誰も買わなければ、500万円に…

 

500万円でも売れないので、遂に200万円まで値下げしても、まだ売れない…

 

要するに、誰も買わないのであれば、その不動産は0円の価値です。

 

40年ほど前、5,000万円で購入したマイホームが、現在では、誰も買い手がつかなくて、その価値が0円であるという現象が、今の不動産の状況です。

 

0円ならまだいい。

 

「株も暴落したら、ただの紙きれになるから恐ろしい」なんて言われていますが、不動産はもっと恐ろしい!

 

不動産は、毎年、固定資産税がかかります。

建物は経年劣化していくので、メンテナンス・管理もかかります。

周囲・近所に迷惑にならぬよう、敷地内にある木々の手入れや伐採・雑草の管理も必要です。

 

株は下落したらそれでおしまいですが、不動産は下落して価値がなくなっても、税金と諸経費と労力が、永遠にかかり続けるのです。

 

不動産は、持っているだけで、お金と面倒がかかるものなのです。

 

さらに近年は、毎年のように大型の台風が日本を襲うようになったので、台風被害で、家が壊れるという現象も多発しています。

 

屋根の補修など、家の補修費というのは、莫大な費用がかかります。

 

お金を失い、住まいを失い…

 

はっきり言って、『不動産は、金食い虫』です。

 

昔は、不動産を所有していたのは、資産家たちでした。

財閥とか商家とか地主などです。

 

彼らは、多くの資産を持つ人たちですので、不動産の一つを失ったところで、痛くも痒くもありません。

 

それが、戦後の昭和の時代、住宅メーカーが仕掛けた『マイホーム信仰』が起こり、マイホームを借金して(ローン返済で)購入することが当たり前だと洗脳されました。

 

そして「不動産は資産であるから、借金してでも買え」と、洗脳されてしまいました。

 

その結果、労働者たちも不動産を持つようになりました。

 

不動産購入は、株以上に、危険なものですので、資産のない者が手を出すべきではありません。

 

不動産で人生を台無しにしないよう、安易に購入してはいけません。

 

意外に、賃貸で生活している人たちの方が、縛りもなく、幸せなのではないでしょうか。

 


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